少し面白い企画を考えましたので試してみます。
題名を聞いたことがあるけれど、読んだことがない本がありまして。
それを、題名だけで中身を想像してしまおうという、私の推理力というか、想像力を楽しんでいただければと思うシリーズ記事です。
今回は「バカの壁」。
読んで面白かったら、「バカの壁、を読むべきだという話」を書きますので、私の思考に興味がない方はそちらをご覧ください。
題名を聞いたことがあるけれど、読んだことがない本で読みたい本、と言われて、今の私が真っ先に思い当たるのが「バカの壁」なのです。
まず、私の想像力がどの程度のものなのかを具体的にしまします。
これを読んで、この程度か、とお思いの方はそっとブラウザバックを。
そして、18歳未満の方もブラウザバックをお願いします。
ちょっと公共の場にはふさわしくないテーマなのですが、事実であり、私の実績なので
記憶をたどり、そのまま書きます。
私が、一つのテーマからこの程度の発想ならできる、という具体例です。
繰り返します。18歳未満の方、ブラウザバックをお願いします。
10年弱ほど前になります。
後輩が「ヴィンランド・サガ」という漫画を買っていました。
「何それ、おもしろいのん?」
「おもしろいっすよ、ヴァイキングの話です。」
「ばいきんぐ。。。。
山田太郎は高校卒業と同時に上京する。
猛勉強の末に合格した大学に入学するためだ。
新生活が始まる高揚感、初めての一人暮らしという明るい未来に彼の心は踊っていた。
新居が決まり大学に入学。勉学よりもサークル活動に興味があるのは、18歳の少年に相応しい様と言えるだろう。
「彼女とかできるかな?」
そんな淡い期待を胸にいろいろなサークルに顔を出す。
お試し期間なのだ。
あるサークルではテニスについて熱く語られ、あるサークルではそこに所属することでどんなに就職に有利かを説明された。
しかし、彼は、そのどれにも入ることはなかった。
これだ!というものが見つからなかった。
そんな日々を過ごし、そろそろサークルの新人歓迎期間が終わろうとした頃に事件は起こった。
新宿でしこたま飲まされ、彼は不覚にも意識を失ってしまったのだ。
目が覚めると、知らない部屋。ベッドの上だった。
全裸だった。
まさか。
しかし不安は的中。知らない美形が現れ、ハスキーボイスが静寂を破る。
「おはよう」
え?この人と。彼は戸惑い、そして少しの期待と誇りに胸を躍らせる。
一晩を明かしたのだ。
相手の顔はあまりにも整っており、視線を外せなかった。
朝日が相手のほほにまつ毛の影を落としていた。
「そんな、見ないでよ、恥ずかしい」
彼は、自分が不躾な視線を送っていたことを自覚する。
「ごめん!」
慌てて視線を移す。
すると、あることに気づいた。
「胸が、無い?」
「あぁ、まだ入れてないから。ブラはパットだよ」
思わず口に出た言葉に、軽く彼女、いや、彼は言葉を返した。
そう、山田太郎は、男性と一晩を明かしてしまったのだ。
「お、、、おれ、、、。え?え? ホモじゃ、ホモじゃねーよ!?」
「あー、そういう人もいるよね、でも、シタよ」
「っ・・・。」
「男でも女でも大丈夫なのを、バイっていうんだよ」
これが、後に、バイとして新宿を暴れまわることになる男の、初めて、だった。」
「ふへっww何すか?それwww」
「ばいきんぐ。。。。バイきんぐ、、、、バイ王」
「いやいやいやwwwバイキングって海賊ですよ、ルフィとかの」
「わかってるよwwそのまんまじゃ面白くないから少し変えたのw
その第一話、的な?」
「へ?wwドラマとかであるんです?そういうの?」
「いや、俺が今作った、即興作」
「wwwwww」
「wwwwww」
そんな言葉遊びというか、即興でいろいろ考えるのが楽しかったんです。
ヴィンランド・サガ面白いので漫画喫茶ででも読んでみてください。
さて。
ここからが本題です。
題名だけでバカの壁 を想像します。(創造?)
バカを、お勉強で点数を取れないだとか、知識が少ない、と定義するのは面白くありません。
皆さんご存知の通り、「あいつ、成績は良いのに、なんか、バカなんだよね」という人もいれば「あいつ、成績は悪いけど、すっげぇ頭いいよな」という人もいます。
なんとなく本質を見抜く能力というか、頭の回転が速いというか。
切れがあるんですよね。
成績が良いけど、なんだかバカ。
この人にカギがありそうです。
ここで、皆さんはどういうときに相手を「バカだなぁ」と感じますでしょうか?
二つエピソードを紹介します。
1)私に対する先輩社員Aの反応
A先輩にある概念を説明しました。
「ここがこうなってこうなるんです」
「なんだよ、それ。わかんねぇ。おまえ説明下手だな。」
「えーっと、、、」
そこに社内でも切れ者の先輩社員Bが現れます。
「どうしたんだ?」
「Aさんに○○の説明をしてるんです」
「おう、A。こいつ説明が下手で何言ってんのかわかんねーんだよ」
「ふーん、どういう説明したの?言ってみ?」
「はい、ここがこうなってこうなる、、という感じなんですが」
「うん、わかるじゃん、ポイント抑えてる」
ここでA先輩慌てて
「あー!そういうことかー!最初から言ってくれよ!まったく」
A先輩は高学歴です。
2)退職社員Cに対する皆の反応
「あのねあのね」
「はいはい」
「昔、私らの上の代で、いつも何言ってるのかわからない人がいたんだって」
「ほう」
「その人、結局退職したったらしいんだけど、ほら、社内HPに退職者のあいさつが載るでしょ?」
「あー、お世話になりました的な、アレね」
「あれですら、何言ってるのかわからなかったんだってwwみんな笑ってたってww」
「ふーん、どんなことを書いてたの?」
「なんかね、「上手くいく方法は見つけられませんでしたが、上手くいかない方法はわかりました」みたいな。そんな感じ。わけわかんない」
「・・、ふーん。」
話を振ってくれた、この方に合わせた態度をとった方が良かったのかもしれません。
私は、退職者の方の言ってることが分かったのです。
成功する方法はわからなかった。
自分はいろいろ失敗をした。
仮説を立てて行動し、検証結果がことごとく否であった。
自分が犯した失敗を、失敗と捉えず成功しない方法と前向きにとらえた結果なのだと解釈できるなぁ、と考えたのです。
調べてみたところエジソンの言葉でした。
話を振ってくれた方も、有名大学を卒業しています。
どちらのエピソードも、間違ったことを言っていないのにコミュニケーションが取れていません。
そして上記二事例では、どちらも、コミュニケーション不全を起こしているかどうかは受け手に依っています。
逆に言えば発信者側が同じ人で同じことを言ったとしても
1)なら、私と先輩社員Bが
2)なら、退職社員Cと私が
コミュニケーションをしていれば、「わけわかんない」事にはならなかった、と思うのです。
ここで、
1)なら先輩社員Aを
2)なら私以外の受け手を
頭の回転が悪いバカだ、と断じるのは簡単です。
しかし、浅い。
なぜ、それが起こったのかを考えるべきです。
私はこの根本に、先入観があると思います。
つまり、
1)においては、先輩社員Aは私に「説明が下手な奴」だという印象が強くあったのでしょう、同じことを言ったにもかかわらず先輩社員Bにすぐに通じたのです。
2)においては、退職社員Cに対する皆の目が「わけわかんない事をいうやつ」という意識で凝り固まっていたのだと思います。
もちろん、私の説明が下手で先輩社員Bの察しが良かった結果だとか、先輩社員Aは私をただイビリたかっただけだとか、他の要因も考えられます。
しかし、この先入観は実際バカにできないと思うのです。
例えば、
私はあるブロガーの方(甲さんとします)を、本当に頭が良い方だなぁと尊敬しています。
その人がある事例に対して何かを言ったとします。
「ほう、さすが○○さんだ、私とは頭の切れが違う!」と思う事でしょう。
思考実験として、別の無名なブロガーの方(乙さんとします)が、一言一句違わぬ同じことを言ったとします。そしてそれを読んだとき、上記ブロガーの方の言を読んでいないとします。
多分、「良いこと言ってるなぁ」という感想は抱くのだと思います。
しかし、乙さんへの賛辞が甲さんへの賛辞と同じにはならないと思うのです。
これは甲さんが今まで築き上げた実績であり、信頼であり、ブランドだとも言えます。
説得力は、何を話すかはもちろん、だれが話すかに大きく左右されます。
事例2)においても、トーマスさんが話していれば、「わけわかんない」と嘲笑する人は皆無だったはずで、わからないのであれば、わからない自分を恥じたと思うのです。
まとめます。
バカの壁でいうバカとは、先入観により相手の言葉を受け取ることが下手な人の事である。
先入観で物事を受け取ってしまい「現状は自分の仮説であり、適宜、事実を確認し検証し、再度仮説を立てる」という当たり前の事実を見失っている。
そのため、事実をそのまま受け取ることを拒否し正当な判断をすることができなくなっている。
先入観も、仮説を検証することを怠ることも、誰にでも起こりうることであり、、誰もがバカになる可能性がある。
という想像です。
実際のところは買って読んで確かめます。
この企画ですがいかがでしたでしょうか?
お気づきになられた方も多いと思います。
おわかりですね、バカの壁って何だろうと、考え、自分なりの仮説を立てた結果がこの企画なのです。
これ以上、おバカにはなりなくないので、実際に本を読んで検証します!
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