PolkadotとCOSMOSとAIONとBlockColiderの特徴と違いをまとめ、私の考えを書きます。
結論はきっと読者の方が想像しているものではないと思います。
最初に謝っておきます。ごめんなさい。
さて、
複数の物事を理解するにはその異同を理解する必要があります。
上記4つが同じ土俵で語られるからには、なにかしら同じ特徴を持つグループであり、別々の名前があるからには、どこかしらの違いがあるからです。
まずは同じ部分を説明します。
同じ部分は着目した問題点です。
仮想通貨はブロックチェーンを基に作られています。
そのブロックチェーンは仮想通貨によっては規格が違うものがあります。
どのブロックチェーンがいいの?という話でなく、それぞれ特徴があるので併存させたいのです。得意分野を保ったまま多様性を持った仮想通貨を活かしたい。
そこでHUBとしての役割が求められます。
こちらでいう問屋の役割です。
コインチェック事件から分散型取引所(DEX)へ注目が集まりました。多くの方がお気づきの通り、この解決策が実現すればDEXに応用ができます。
また、相互運用することができるので全体としてマイニングのコストを低減できます。
しかし、中央部分の重要性からセキュリティが確保されなければなりません。
では、それぞれどういう特徴。違いがあるのでしょうか?
この「違い」がよくわからないのです。
公式のホワイトペーパーなど一次情報からわかることを、まずは書いていきます。
Polkadotは
「リレーチェーン」と「パラチェーン」から構成され、ETH等独自の承認機構を持つブロックチェーンへつながる「ブリッジ」が備わっています。
リレーチェーンは処理すべきデータを配分し、パラチェーンが処理します。そのデータに対し承認をするのはリレーチェーンです。
承認はPoSで行われます。
COSMOSは
「Hub」と「Zone」に分かれます。
「Hub」が中央にある仲介役、「Zone」がBTCZoneやETHZoneというそれぞれのブロックチェーンです。
こちらも承認はPoSで行われます。
AIONは
Aionネットワークを提供します。
他に独自性が見られませんでした。
名前を聞いて知らないものだと思ったのですが、資料を見て、昔、概要がわからなかったのを思い出しました。
BlockColliderは
既存の同様の仕組み対するアンチテーゼです。
最近出たものでしょうか、私は知りませんでした。
PolkadotやCosmosの中央集中機構、検証確認ツールのぜい弱性を解決するのがコンセプトです。Proof of Edit Distanceという独自のプロトコルを作成しています。
その方法が、またピンと来ないのですが「他のブロックチェーンからブロックを消費して自身のブロックを作成する」のだそうです。つながっているブロックチェーン、例えばBTCのブロックチェーンを使って(?)、PoEDのブロックを作成??
PoEDにより、ぜい弱性がある確認ツールなど、BlockColliderが問題視しているものが必要なくなるそうです。
問題点をそもそもなくすという解決をするのですね。
さて
私は、BlockCollider以外違いを感じることができませんでした。
HUBとして、必要な機能は備えているようにも思える一方で、専門的な用語が多い割には具体的なイメージがわかないのです。
一つの図で理解できる、他の類似通貨との違いを説明できる概要が必要だと思います。
これを読んだ方も公式のページを見てみてください。
それぞれの独自性を感じられますでしょうか?
ICOでお金を出した方は、違いを理解されているのでしょうか?
ZRXやBNTとの(WAVESもかな?)違いを理解されているのでしょうか?
「よくわからないけれど、このコンセプトに賛成できるから分散のために買っておく。このコンセプトは価値があるし、どの銘柄が何がきっかけで価格の上下があるかわからないから。」というのであれば、理解できます。
なんとなくICOに参加している、なんとなく買っているというのも、一つの、仮想通貨の世界への参加の方法なのかもしれません。
ICO、一切参加してない。できてない。経験になるし一回くらいという思いもあったが、いくつか目論見書を読んで、投資じゃないと思った。
— ton (@ton960) 2018年1月26日
抽象的なの多すぎないかな?目指すところが何で、特徴が何で、競合はどれで、実現する技術は何でロードマップはこうで。開発とのコミュニケーション手段はこれで、
広報活動はこれを予定していて、dAPPsを作りやすいようにこういう土台を用意していて、作りたい人はこの仕様書を読んで、詰まったらこちらに連絡して、進捗報告はこの方法でこの頻度でやって、、、、。こんなに書いてあるところないでしょう?
— ton (@ton960) 2018年1月26日
この目論見書でICO参加できるって、完全に雰囲気か詐欺じゃなければ上がるでしょうってことですよね?唯一イケるとすればコンセプトの部分。それって筆をなめてどうとでも書ける部分。根拠もなく○○の未来は明るい!とか書かれてると時が止まる。
— ton (@ton960) 2018年1月26日