世の中には頭のいい人がたくさんいて、私は、その人たちがまとめた研究成果を利用させていただいています。
その、まとめたものが理論と呼ばれたり法則と呼ばれたりします。
理論を利用する際に私が注意している事があります。
それは、「理論はMECEになっていない」ということです。
MECEって何という方はこちらをご覧ください。
理論は
1)帰納要約されたものである
2)要点とその関係を説明するために、それ以外を省略している
という性質を持ちます。
多くの場合、理論は起きたことから法則を見出します。そのため、抜けが生じている可能性がありますし、今後、抜けが生じる可能性があります。
広く認められた理論であっても、時代が変わり要点が変わった結果、理論で省略した「それ以外」の部分が影響力を持ち、理論でうまく説明できなくなることもあります。
AIDMAと、AISAS・SIPSあたりはその兆候が顕著です。
何かの理論を知ったときは、それが成立する背景を注意しておく必要があります。