こちらの記事で
ICOに関して、警鐘を鳴らしました。
フォローしてくださっている方には、是非読んでおいていただきたく。
— ton (@ton960) 2018年2月4日
仮想通貨の「詐欺」が止まらない──浮き彫りになってきた「ICO」の問題点|https://t.co/LLucpoDlgp @wired_jp https://t.co/Wx5MASQbh3
こちらの記事も、是非ご覧ください。
その上で、私はICOはなくならないと考えます。
それはプロジェクト単位での資金調達が可能であるからです。
ビジネスを始めるには資金、元手が必要です。
資金調達といった場合、こちらの記事でいうところの
純資産として、株主(自分の時もある)から資金調達するか
負債として借金をするか、になります。
(現金を社内に持つという点では、売掛金(かけで売った債権です)の早期回収や
不要な資産の売却も考えられますが、今回は考えません。)
(興味がある方は
エクイティファイナンス、デットファイナンス、エクイティファイナンスで
調べてみてください)
私は今後、会社という枠組みから外れたプロジェクト重視の働き方が増える、と考えています。
専門性を持った独立した個人が、何か面白そうなプロジェクトに対して集まって事業を行う、という構造です。
何か面白い企画を作った、それに対して運用資金が必要だ、ICOでお金を集めよう。
資金の提供者にはトークンを利用した様々な特典があるよ、
企画が盛り上がれば金銭的な見返りもあるよ、みんなで企画を盛り上げよう。
よし、ある程度軌道に乗った、後は大企業に企画を買ってもらって継続的な改善だ。
このような場合、ICOは法人格でないプロジェクトに対する資金調達手段です。
そこで生まれる独自トークンは、資金提供者に企画がうまくいった場合の金銭的な見返りを与えるだけでなく、企画に参加する必要条件になり得ます。
ここで重要なのが、資金提供者に対する十分な説明です。
今のICOは詐欺が多いようです。なぜ詐欺られるのかといえば、現状のICOでは十分具体的な説明がないのが当たり前だから、だと私は考えています。
買えば儲かるというのは忘れた方がいいと思います。
見る人が見れば技術的に十分価値があるプロジェクトなのかもしれませんが、私には形容詞と専門用語の多い文章にしか思えないホワイトペーパー(目論見書、白書)が多いです。フィージビリティスタディもないのでは?
これからのICOに必要なのは、プロジェクト発起人の十分な説明と、理解できなければ出資しない(ICOはソフトウェアの購入だから投資ではないんでしたか?厳密には)という出資者の姿勢だと思います。
以下で2016年三月時点の私の考えをまとめてあります。
ご覧ください。