「また、DEXかよ」「でっくすでっくす、うるせぇ」「そんなにDEXが好きならDEXと結婚すれば?」
そんな方もいらっしゃるでしょうが、ご覧ください。
DEXとは分散型取引所のことです。
これだけでは説明になっていませんね。
bitflyerやZAIF、CoinCheckなどに対比される形の取引所です。
対比する場合、上記を「中央集権型取引所」と呼ぶことが多いようです。
CC事件で中央集権型取引所の安全性が、改めて注目されました。
その解決策の一つがDEX、分散型取引所を利用することです。
秘密鍵を自分で管理するので、取引所がハクられることに対する損害は起こりません。
私は、DEXの発展を喜んでいます。
私の理想の「仮想通貨が利用される世界」に通じるものがあるからです。
その世界とは
>いくつかの、使途が違う通貨2,3種類、総計10から15種類ほどが寡占。
>独自トークンが多種。
>保管は安全性をガチガチに固めた上で必要に応じてスマホにデポジット。
>利用に際し必要に応じて別仮想通貨に交換。
>一人が保持する仮想通貨は主要通貨3~5種類程度、
>独自トークンの保持数(種類)は人によってかなり違う。
>
使途が違う通貨というのは、スマートコントラクト系や純粋な通貨系、という意味合いです。
それらのグループがそれぞれ5種類ほどの仮想通貨が抜きんでて使われると踏んでいます。
もちろんほかの通貨も出てくるでしょうが、シェアは取れないと思います。
一方で独自トークンが乱立し、持っているトークンでその人の趣味嗜好がわかるほどに多種多様化するのではないでしょうか。
このエントリでお伝えしたいのは
>利用に際し必要に応じて別仮想通貨に交換。
ここです。
私は上記のような複数の仮想通貨が共存している未来を予想しているため、
HUB機能の必要性を感じています。
需要側も、供給側も、持っている仮想通貨・対応している仮想通貨は一つで良い。
なぜなら商行為の際に、相手が対応している仮想通貨にHUB機能で交換するから。
DEXで通貨の交換が低コストで済むようになれば、秘密鍵の管理を自分で行い安全性を自己責任で担保したうえで、私のイメージする世界に一歩近づくと考えています。
「仮想通貨の交換がキモなんだったら、中央集権の取引所もその要件を満たしてないか?」
その通りです。
私は、HUB機能の役割を広範にとらえています。
BNTやZRXもよいものだと思いますが、有望な手段の一つです。少なくとも現在では。
XRPのようなブリッジコインも同様です。XRPの場合はリップルネットワークの拡充と深化、XRPの流動性向上、法定通貨のペッグ(一定レートで交換できるようにすること)または、法定通貨とXRPの交換量増大が必要です。(それがうまくいけばXRPの値段は上がります。他にシェアを奪われるのであれば、思ったより上がりません。)
HUB機能自体なにか一つが独占するのではなく、複数共存するようになるかもしれません。
なるほど。自分で書き進めておいて、いまさらながら思ったのですが
複数のHUB機能が存在する世界はありえますね。
そうなると、何が出てくるか。
どのHUB機能を利用すれば、お得に売買できるのか、という提案機能が必要になり実装されるでしょう。(アービトラージの事です)
裁定取引が当初は行われ、そして、平準化していく。
そうなると、DEXは現状の「ノロく」「手数料が高い」状態では他のHUB機能に駆逐されるでしょう。
私は現在のDEXを、将来的なHUB機能のプロトタイプだと考えていますが、完成形だとは考えていません。
携帯電話の前身である、PHSやポケベルのようなものだと考えているのです。