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業務知識がわかる本、を読むべきだという話

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先日、「プロジェクトマネージャー、を読むべきだという話」にて、三好康之さんの著書を紹介しました。IT資格の本でした。

プロジェクトは、営業だろうが、研究職だろうがあるはずなので、是非みんな読むべき、勉強すべきだと思って書いたのですが、なかなか行動はできないと思います。

今回は、バックオフィス全般の知識を学び続ける、「業務知識がわかる本を紹介します。

 

システム関連のお話なんですが。

その前に、システムってどういうものか考えてみてほしいのです。

一連の業務、流れがあって、どうやら毎回おんなじことを繰り返してるなっていうところを抽出して、そこがシステムになる

これが私の理解です。

業務が主で、システムは従なのです。

システム本位のものがあってもいいけれど、そこには必ず業務コンサルが入ってくる。

むしろ、普通の業務システムであったとしても、システムに対する入力やチェック、変更や削除が入るのだから、業務コンサルが0ということはあり得ない。

と、思うのです。

 

現状、バックオフィスで働いている方で、何らかのソフトウェア。システムを使っていない方はいないと思います。

そういう方にも是非、読んでみていただきたいのです。

システムに触っているから?

そうではありません。

在庫管理業務を行う人、であるはずの人が、いつの間にか、在庫管理システムを使う人になっているような例があるからなのです。

バックオフィス業務に携わっている方、引き継ぎ書やマニュアルに、あなたの業務はどのように書かれてありましたでしょうか?

・この業務が終わったら、これこれをチェックして、このボタンを押す。

・この作業が終わったらメールで結果が届くので、自分と上司でチェックする

そんな感じだと要注意です。

あなたのスキルはシステム依存になっているからです。

 

バックオフィス業務を行うあなたのスキルは、現在使用しているシステムがなくても活かせるものですか?

 

今回紹介する「業務知識がわかる本」はITエンジニアのためのものです。

私は、ITエンジニアはもちろん、バックオフィス従事者の方に読んでいただきたいです。

この本では、バックオフィス業務が体系的に整理できるように書かれています。

キーワードはできる限り詰め込まれており、なぜその業務が必要なのかが書かれています。是非、そこを考えながら読み進めてください。

 

例えば、処理に関しても、ある処理は上司の承認がいるが、いらない処理もあると思うのです。それはなぜか。

 

おそらく、金額的に大きいか、質的に重要な処理には上司の承認が必要で、上司の承認が必要ない場合は、後でまとめてチェックできたり、内向きに使う資料でそこまで重要な項目ではなかったり、という理由だと思います。

 

こう書くと

「当たり前ですよね」としたり顔でいう人がいるんです。

上記の質問で、即座に答えられました?答えられるんなら別にいいのですが

実際は、質問に黙っちゃうのに、答え(?)を聞いたら「当たり前ですよね」なんて言っちゃう人がいる。

もったいないです。

しかも上記は私の予想で、仮説です。ほかの理由があるかもしれないし、無いかもしれない、無駄な業務なのかもしれない

仮説を立てて検証しましょう。

賢い自分をアピールしなくていいじゃないですか?

 

この本で面白いのが。ルールをよく知ってるな、と感じたところです。

ルールというと普通は、「法律でしょ」で終わっちゃうのですが違います。慣習もあるのです。

慣習を加味したうえでの法律も多くあります。しかし、日本では実際にどう運用されているのかを知っておくことは意義深いし、それがなぜなのかを考えておくことはあなたの血肉になります。

 

今後、バックオフィス業務はプロフェッショナル企業のものになります。

いま、やっているバックオフィス業務は遅かれ早かれ、アウトソーシングされることでしょう。

 

学び方、法律、関連資格、必要に応じてチェックすべき情報源が書かれています。

ITエンジニア向けなので、バックオフィス担当者でしたら、初歩です。

ですが、まずはここから、という部分が網羅されています。

 

あなたがバックオフィス業務に関連するITエンジニアや、システムに使われているバックオフィス業務担当者なら、「業務知識がわかる本」を読むべきです。

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