かんがえる、かがんでいる人

考えたことをまとめます。

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だから何?を五回繰り返せ!

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就職活動花盛りです。

就職活動生なら誰もが一回は「なぜ?を五回繰り返せ」と聞いたことがあるのではないかと思うのです。

(参考;ロジックツリーとMECEとあとは

いい話ですし、それを使って自己分析を進めている方は大いに成果を上げられているでしょう。

今回は真逆の事を考えます。

 

上記引用記事で「why?」と「So What?」の違いを書きました。

「why?」はロジックツリーで幹の方向に向かう考え方。

So What?」はロジックツリーで枝の方向に向かう考え方でした。

私は、みんな、幹の方向にしか考えないから、枝の方向にも考えないといけない、と思うのです。

 

なぜ?を繰り返しているとどうしても抽象的な話になりがちです。それを聞いて、うんざりしている採用担当者はたくさんいます。

「私は社会貢献がしたいです」

「私は人と人をつなぐ仕事がしたいです」

 

そこを考えたのなら、どうやって生かすか、「So What?」、だから何なの?具体的には?と考える必要があるのです。

「私は今まで○○を大事に生きてきました。重要な選択ではこういうことをしてきたからです。私の根本をとらえ、御社の業務とマッチすると判断しました。実際の業務についてはOBの○○さんにお時間を頂き、私の仮説が正しいことを確認済みです」

簡単ですが、こんな感じでしょうか?

人を説得するには、抽象的な事だけでなく、具体的な内容が必要だと思うわけです。

 

といいますのも、先日から、「良い情報」というものを考え「いい情報とは、それを担保するには何が必要かをかんがえた」「詠み人知らずについて考えた」という記事を書いてきました。

まだ考え続けてはいるのですが、どうにもロジックだけではどうにもならなさそうで。それぞれのクラスタを細分化しすぎれば、新しい、今まで興味がなかったけれどその人にとって有用そうな情報を入れる余地がなくなるし、クラスタを細分化しないのであれば単なる「いいね」の人気投票、アクセス数の順番に並べることになってしまいます。

一気に匿名化したうえで、純粋に文章、その内容を評価しようという提案を「詠み人知らずについて考えた」では行いましたが、これは評価者が適正な評価を下すことができる、そのインセンティブがあるということを大前提としています。なので記事では私の趣味だと書いたのです。何らかのインフラに軽々しく取り入れるのは難しいでしょう。

 

いい情報、と書くのは簡単です。

きれいな言葉で、誰もが「そうだ、良い情報が欲しい」と考える。端的で分かった気になれるいい言葉です。

でも、「So What?」、だから何なの?具体的には?そう考えてみてください。

 

私はGoogleアルゴリズムは、最小公倍数ではないし、個々人に必ずしもカスタムされた情報整理ではないかもしれないが、最大公約数的であり、まさに天才的だと改めて思い知らされています。

 

抽象的な概念は、具体的に考えていかないと危うい。

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