かんがえる、かがんでいる人

考えたことをまとめます。

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文章の価値を書き手で判断するメリットを考えた

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先日「詠み人知らずについて考えた」という記事を書きました。

ありがたいことに何件か反応を頂きまして、「共感する」「フラットな目線で見られるようにする」とのことでした。

同じ価値観の方がいらっしゃることを知れたのはすごくありがたい事です。

純粋にうれしいですし、書いたことが伝わったのがとても嬉しいです。

 

ですが、あえて、自分に対する反論を書きます。

そこまでしなくていいじゃないか。

 

と、いいますのも、やっぱり何のかんので効率が悪いんですね。

ある分野を学ぼうとしたら、「素人で正しい事を言っている人」よりも、その道の大家に教えてもらった方が良い。

それは安心感もありますし、やっぱり言っていることが正しいことが多い。圧倒的に多い。

世の中にあふれる意見の中から、自分の判断で正しい意見を検証し評価を下す。

これって相当暇じゃないとできない事です。

 

誰が書いたかでなく、何が書いてあるかでその文章の価値を判断するのは、ある一面で正しい。しかしそれが実運用に耐えうる方法かどうかは、その人の価値観による。

 

私は、時折、人間としての人動物としての人について考えます。

前者は理性がある動物として、人間を特別な動物として位置付ける考えです。

後者は、人間といっても特別なものではなく、動物の一種である、と位置付ける考え方です。

どちらかが正しいとも言えないのが現実なのでしょうが、それでも理屈を考えた上で判断すべきだと思います。

+2と-1を考えて出した+1という結論と、+5と+2と+3と-5と-4を考えて出した+1という結論は、結論としては同じでもその深みは違うからです。

 

文章を書いた人のブランド、ハロー効果を受けながら評価するのは。一人の人間としてごくごく当然の事かなぁ、と思います。

私は、いざというときに誰かの言っていることを鵜呑みにしたくないので、文章だけで判断できるように訓練したいです。

無理しなくていいんじゃないかなぁと思います。

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