投資に関して、今の私の感想を書いておきます。
1)必要性
2)必要な知識
3)種類ごとの強みと弱み
1)必要性
まず必要性です。
年金制度が実質的に崩壊することがかなり高い蓋然性をもって予想されます。
高齢者になって身を守るものは、人間関係・信用と資産しかありません。
どちらもそれを気付くのに各々のスタイルがあるとともに、おそらく複利が働く資産です。
資産形成に関して言えば、ある程度国がバックアップしてくれています。(これが、年金はもう無理なので、自分たちでどうにかしてください、というメッセージに他ならないのですが)
2)必要な知識
税金の知識と確定申告の知識は、一通り学んでおいた方が良いと思います。
学ぶといっても、WEBに情報はあふれています。
分離課税と総合課税の違い位は、するすると説明できると良いと思います。
例えば株式投資で損失が出た場合、翌年度以降に三年繰越ができることなども知っておきましょう。
3)案件ごとの特徴
・株式
ルールが定められており、投資の手法もそれなりに確立されています。決算書を読めるようになると、少しインテリ(笑)な感じもしますし、自己満足もそれなりに得られます。
NISAをどのように活用するのかが少し迷われるかもしれません。
銘柄選びに自信がある方はNISAを、そうでない方は積み立てNISAを選択すると良いと思います。
・投資信託
REIT含み、テーマで選択することができ、インデックスファンドを買い続ければ、そこまで大きな失敗をしないのではないかと思います。
最終的なご判断はこの記事をご覧の皆様にお任せします。
特に積み立てNISAの対象となっているものは、金融庁お墨付きといってもいいものです。
管理費用など、ややこしくなっていますが、安いものを選びましょう。
まずは、ご自身が入ることができるかどうか、を確かめることが先決です。
入ることができれば、受け取り時の税金を調べ、手数料も調べておきましょう。加入時・移管時、毎月かかる事務手数料、信託報酬、受け取り時の手数料。
それらを包括的に考えて、プラスだと考えれば入るとよろしいかと思います。
投資信託だけでなく定期預金としても入ることができますが、それは少々考えた方が良いと思います。
国の年金制度の代わりではあるので、さすがに受け取り時の税金が大幅に上がるとは考えずらいのですが、ありえないことはありません。
積立NISAと比べて、資金の凍結が長いことは考慮したうえで利用しましょう。
・外国株
現在、私はある地域に注目しています。初めての方は米国株や中国株がよろしいのではないでしょうか?
税金関連が二重課税、国内外どちらで購入したのかで分かれ、ややこしいはずです。
もしかすると、外国株の投資信託を日本で買うのが一番簡単かもしれません。
・債券
私は手を出していません。固い投資案件ではありますが、魅力的ではないのです。
最近だと楽天がスマホ事業のためにメザニン(劣後債)を出すようなことを言っていましたが、そちらにも手を出す気はありません。
社債によっては面白いものがあるかもしれません(転換社債とか、でしょうか??)
・現物
金やプラチナです。ポートフォリオの一環として考えてもよさそうですが、私は現在投資していません。ほかの分散型のものに投資をしていれば入っていますので。自分で意識的に投資はしていません。リーマンショック時の現物投資としてスポット買いをしましたが、すぐに手放しました。それ自体が金利を生むわけではなく、基本的にキャピタルゲインを考えるものだからです。
おもしろいもので、金の価格が上がって、周りで「田中貴金属」の名称をよく聞くようになっても、まだ価格が上がるんです。
。不動産
私はうまくいきませんでした。
一般的にいい物件を見る目とともに、その地域性から物件を見る目が必要です。
勉強不足でした。
この投資案件がよろしくないのが、固定資産取得税、毎年の管理料と固定資産税がかかることです。
借り手が見つかるとそれなりに妙味はありますが、そこまでリスクと手間をとる必要があるのかはわかりません。少なくとも私はお勧めしません。
REITで良くないですか?
というか、日本の不動産投資、地域性もあるでしょうが、将来性はどうなんでしょうか?
・ロボアド
ウェルスナビが有名ですが、松井証券(特殊な料金プラン)や楽天(ファンド費用別)のものもあります。
ウェルスナビに比べてTHEOがあまり取り上げられず。
THEOとウェルスナビの違いというとDeTAXがあげられますが、そちらを特に取り上げられるわけでもない。
ウェルスナビのマーケティング戦略が成功しているというのは邪推でしょうか?
簡単に積み立て国際分散投資ができるのは大きなメリットです。
また、ウェルスナビの投資初心者に対する資料は非常にわかりやすいのでお勧めです。
みんなで寄ってたかって、借りたい人にお金を貸す投資です。
雑所得であること、総合課税である点に注意しましょう。税制の改革が待たれます。
複数の会社が行っていますので、ソーシャルレンディングを行う場合は、複数の会社、複数の案件に投資することをお勧めします。
一般に、ミドルリスクミドルリターンの案件です。
これまで、ひどい事件というひどい事件は二件ほどですが、今後2020年を超えたあたりからは案件が少なくなるか貸し倒れが少し増えるかな、と私は考えています。
不動産案件だとしても、地方なのか、都内なのか、外国なのかなど案件を見ておく必要があります。
不動産案件に関してはOwnersBookが固いです。なかなか投資に参加できません。
SBIも「これは」というものは参加できなかったりします。
尚、確定申告時に雑所得のなんという区分かを書く欄があるのですが「SL」と書けば通りました。余談ですね。
クラウドポートというHPが横断的に案件を比較できるのでお勧めです。
・未公開株
未上場のベンチャー企業に対する投資が可能です。
今まで、ベンチャー企業は機関投資家や銀行から資金融資を受けなければいけませんでした。また、個人投資家の未上場株式への投資は敷居が高いものでした。
そのベンチャー企業に対して投資を行うことができます。
エンジェル税制適用企業に投資ができることもあります。
が、一般的にリスクは高いです。
・仮想通貨
流行りですし、長期的には上がっていくと思います。
しかし銘柄はすでに数千あり、2017年のような「100倍上等!」のような銘柄を探すのは難しそうです。規制が今できつつある状況で、現状は詐欺が横行しています。
投資対象として特におすすめはしませんが、有名な銘柄をドル=コスト投資法で買っていくのはアリかなぁ、と思います。
NEMやWAVES、NEOやもちろんETH(ZRXは、、どうでしょう)はプログラマの方の勉強に必要でしょうし、その場合は投資とはまた別の意味を持つように思います。
また、お金(法定通貨、日本円など)で買うだけではありません。
ALISやSTEEMITはブログを書くことで評価をされれば仮想通貨を稼ぐことができます。
faucetという、ただで仮想通貨をもらえる制度もあります。
必要なのは受け取りアドレスだけ。試供品をもらうと考えてよいでしょう。
あとは、マイニングでしょうか。
これはこれで設備投資が必要になりますが、興味深い分野です。
仮想通貨は買うだけでなく、いろいろな関わり方ができます。
以上、投資案件として考えられるものを挙げ、感想を書いてきました。
結局は、毎月の余裕資金をできるだけ増やし投資に回して、安全性の高いものから順に手を出していくのがよさそうに思います。
投資を始めるのは早ければ早い方が良いです。
投資は投資で楽しいですよ。
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