かんがえる、かがんでいる人

考えたことをまとめます。

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仮想通貨ニュース 2018/05/09

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XRPの取引高は韓国が多かったと記憶しています。

リップル(XRP)の国別取引量。韓国の影響力が大きい?

こちらのリンク先は「2017年08月18日 公開」最近も同じようなニュースを見たと思いますので、おそらく傾向は変わっておらず。XRPホルダーの方にとっては良いニュースでしょうか。

仮想通貨全体でみると

韓国のビットコインの取引量、中国を押しのけて世界3位に : 東亜日報

リンク先では対象がBTCだけで去年のニュースですが、韓国は世界三位。

大きな影響がありそうです。

韓国で規制がされても、他国の取引所で取引を行うだけだとも思います。

しかし、法定通貨を仮想通貨にすぐに換えられる場所は大事だと思います。

 

PolkadotとCOSMOSとAIONとBlockColliderの特徴と違い、から考えたこと - かんがえる、かがんでいる人

過去記事で、ICOの抽象的過ぎる内容について警鐘を鳴らしたつもりです。

ホワイトペーパーは概して読みずらいものですが、それは伝える技術がないのではなく、伝えたくないから意図的にわかりずらく書いているのだと思います。

「ほぼアイデアの強みだけで資金調達」という点はあまり非難する気になれません。

むしろ、成果を出すための作業にかかる資金がないため、ICOしていると私は考えているからです。

それだけに、DDとフィージビリティスタディは慎重に行う必要があります。それでも資金を失う人、人の常として資金が目の前に出てくるとモチベーションを失う人が出てきます。

その点、ICOの構造的欠陥です。

DAICOもソースコードの番人がいなければ機能しません。

ALISには、ICOの成功例になれるよう期待しています。

 

これは、成功する可能性の計算が理解できませんでした。

お分かりの方がいらっしゃいましたら、ご教示いただきたく。

 

何が起こるのか?という記事で、何が起こるのかという部分が抽象的だったので自分で考えてみました。

採掘量が減り、送金料はどうなるのかが不定という状況であれば、マイナー企業にすると純粋に収益の悪化なので撤退せざるを得ません。

BTCの価格が上昇すればペイできるのでしょう。半減期はインフレを防ぐための手段だと言われていますが、送金手数料が不定ですと大資本のマイナーは撤退という戦略をとり得ます。

マイナーの採掘原資=新規発行+送金分=f(x)+f(y) (xが生成されたブロック数、f(x)が非連続の直線、f(y)がブロック生成時点における送金手数料の総量、非線形

 

未来において、送金手数料がマイナーのインセンティブに占める割合が大きくなります。送金手数料の多寡でマイナーの集中化が続くか、分散化するかが決まります。

記事に書いてあるセグウィットやライトニングはトランザクションの効率化に寄与する技術です。

上手くいけば送金手数料が減り、利用者にとってはメリットですが、マイナーにとってはデメリットになると考えます。

反対に、送金手数料が減ったからこそ利用量が増えるとも考えられます。(それにより送金手数料総額が増える可能性が無くはない)

理屈としてはどちらになったとしても、納得します。

マイニングの設備投資だけを考えても、早めに除却した方が良いとか、対象を別の仮想通貨に移行するだとか、様々なシナリオが考えられます。

すいません、不確定要素が多すぎて、抽象的な域を脱することができませんでした。

まとめます。

・マイナーの採掘原資は、新規発行+送金手数料総額

・新規発行分は、21万ブロック生成ごとに半減期を迎えることが決まっている

・送金手数料総額がどうなるか、が、マイニング企業にとっては重大な関心ごとのはず

・しかし、シナリオはどちらにも転びうる

結局は

PoWで掘る仮想通貨を他に分散させる、撤退時期を上手く決める

等の意思決定をどうするかになります。

いち早く損益分岐点を迎えるのは当然ですが、撤退時期、ですね。

上手くすると、ASICが安く手に入る時が来るかもしれません。

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