今回は、仮想通貨に限らず、コンビニの大きな買い物スタイルと決済の仕方について考えます。
日本は超高齢社会です。
WHOによりますと、全人口に占める65歳以上の占める割合でいろいろと変わるとのことです。
7%を超えると、高齢化社会
14%を超えると、高齢社会
21%を超えると、超高齢社会
というそうです。
学校のクラスで例えます。20人の男女、計40人のクラスで言いますと
7%だと、3人。
14%だと、5~6人。
21%だと、8~9人。
が、おじいちゃん・おばあちゃんだと。
思ったより多いですよね。
今後、下記のような買い物スタイルが流行ると思うんです。
これはかなり重要。買い物弱者+超高齢化を見据えたサービス。スタンダードになるはず。
— ton (@ton960) 2018年5月10日
セブン、ネットコンビニを展開へ スマホで注文→自宅で受け取り 北海道から全国へ(産経新聞) - Yahoo!ニュース https://t.co/7c46nuM4PO @YahooNewsTopics
買い物弱者についての漫画もありました。
こんなかんじ
— ton (@ton960) 2018年5月10日
コンビニDAYS 第6話「買い物弱者」 / chikin - ニコニコ静画 (マンガ) https://t.co/hMmQ4uVGGJ
仮想通貨決済、6カンファームのファイナリティが云々というだけじゃなく、今後も、純粋に送金詰まりや送金手数料の高騰が起こると考えられます。
遅いんですね。
その際に、オフチェーンの技術が役立つはずで定期的にブロックチェーンの書き込みがなされれば、定期的に行くコンビニ(定期的な送金先)なんて大体固まっているので、データの圧縮率が高くなると考えます。
(毎日1000円の買い物を毎回ブロックチェーンに書き込むとコストがその回数分かかります。しかし、例えば一週間に一回、とまとめてしまうとAさん→甲コンビニのやり取りは、7回のトランザクションでなく1回のトランザクションに置き換えられます)
私が結構心配しているのが、お年寄りで、今現在スマホを使っていない方は、今後も使わない可能性が非常に高いと思うのです。
ますます孤立し、取り残されていきます。
ITリテラシーの格差拡大です。
タブレットであれば使いやすいでしょうか?
私はカードでなら何とかなるのでは?と考えていましたが、なかなか難しいかも、とも思います。現金至上主義、なのですね。
もしかすると、家電として、タッチパネルのものが出てくるとよいかもしれませんね。
朝、おじいさんが、起きる。
なんだか今日も膝が痛い、散歩はしないでおこう。
注文用の家電をチェックする、
「そろそろトイレットペーパーがなくなっていませんか?」
そんな文章が出ている。確認しよう。
確かになくなっている。
金額を確認して、タッチ。ついでに、今日のお昼ご飯もここで買おう。
タッチだけで指紋を読み取って決済として成り立つのだそうだ。
私のように、新しいものに疎い年寄りには理解しがたいが、
この行為そのものが息子に通知され、元気にしている「たより」となるという。
既定の金額以上であれば、コンビニの店員が配達してくれる。
良い時代になったものだ。
外に出た方が良い、と息子夫婦には指摘されるが「おっくう」なのだ。
この気持ちは当事者にしかわかるまい。
妻に先立たれて、会話することもめっきり減った。
パソコンを使って、誰かと話す。スマホでLINE。
話を聞くに便利そうではあるが、なんとなく怖い。
人間は自分が理解できないものは怖いのだ。平氏だって鳥の羽ばたきに驚いて退却したではないか。私が新しいものに躊躇しても仕方あるまい。
コンビニの店員は親切だ。
なかなかに愛嬌がある。口のきき方を知らない、と思う事はあるが、何分相手は若いのだ。そこは年上としての余裕を見せるところである。
ただ配達してくれるだけでなく、世の中のニュースなど、いろいろと話をしてくれる。
この間は、若者の間でどういうゲームが流行っているのかを聞いて、興味深い思いをしたものだ。
引き続きこのコンビニを利用したい。
少なくとも、いつも配達してくれるあの子が辞めるまでは。
どうでしょう?
あり得そうじゃないですか?
この場合、
注文家電でリコメンド、昔でいうところの「御用聞き」ですね、そろそろなくなるから注文取りに来ました、ってやつ。
サザエさんの、サブちゃんです。富山の薬売りの、置き薬の補充の、あれです。
そういうところで需要を喚起している点。
さらに
コンビニ店員が、コンビニでレジ打ちするだけの職能だけでなく、「配達先の方との楽しい会話」を行うようになっている点。
上記を工夫してみました。
タッチパネルは、文字が大きくなるだとか、音声でも言った方が良いんじゃ?とか細かな機能はさておき、です。
注文して、取りに行くまたは配達してもらう、というのはコンビニにとってもなかなかよろしいかと。
在庫管理が楽になる、圧縮できるのです。
その成果は、古くはDELLにその事例を見ることができます。
DELLは受注生産により在庫の圧縮を図り、無駄と資金のショートを防ぐ経営を確立しました。(さらにはその独特の経営スタイルが各メディアで取り上げられることにより知名度が向上しました)
じゃぁ、店頭でふらふらコンビニを徘徊するようなスタイルはなくなるのか?
私はそうは思いません。
新製品の開発、衝動買いへの誘導。工夫がすごい。
さらに、私自身、そういう買い物スタイルがなくなるのはもったいないなと思う。
買い手の一人として、あってほしいスタイルです。
今後のコンビニ(もしかしたら中小スーパーも)は、
ネット注文した商品の管理をする倉庫としての役割が大きくなり、
配達サービスをする場合、買い手とのコミュニケーションという付加価値を付けられる店員は給料が上がるという構図になると思います。
(新規開拓のコスト>既存顧客の常連化コスト、LTV)
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