かんがえる、かがんでいる人

考えたことをまとめます。

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人は理論なんざ関係なく感情で動き、感情が価格を形成する話

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今回は、ICOの仮想通貨の価格についてです。

 

ハイプサイクルと、バッサリ言っています。

最初にハイプサイクルについて説明します。

WIKI参照しますね

ハイプ・サイクル - Wikipedia

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上記図はWIKIPEDIAよりお借りしました。

新技術に対する期待の曲線です。帰納的なものなので、学術的にはあまり支持されていないようです。しかし、まぁまぁ、当てはまるかなぁと思います。

 

最初はみんなよくわからない

次に、わかった感じで期待だけが以上に膨らむ

その次で、期待が異常だったことが常識となって、落ち込む。

ようやく実需が浸透し、製品やサービスが動き始め、それなりに公正な評価が得られる。

 

このような流れになります。

 

昔ALISのトークン価値が落ち込んだときにこういう記事を書きました。

ALISトークンの価格を上げる方法 | ALIS

こちらでは、

・我々は、一人一人が書き手としてレベルアップし、良い記事を書く

・運営は、ALISトークンの利用先、機能を実装する

それらがALISトークンの価値向上につながる、と書きました。

書き手の努力がALISを暴落させるわけじゃない話 | ALIS

では、もう少し深く説明して

やっぱり

・書き手として良い記事を書くことが必要だ

と述べました。

 

ALISの場合、上記のハイプサイクルそのものが当てはまらないのですね。

むしろ仮想通貨のハイプサイクルの波、ICOのハイプサイクルの波を受けており、

どちらかというと、最初の「みんなよくわかっていない」状態を経験していない、と言っていいと思います。

わかっていることを超えて期待だけが膨らんでいるときにベータ版が出て、投資家・トークン保持者がALISの公正価値を算出した結果売られた、という状態だと思います。

 

おそらく

1)ALISトークンを書き手や評価者が得られている。外部から観測できるのは、記事の内容と得たALISトークンの枚数

2)おそらく有料記事としてnoteやSTEEMITあたりから同じレベルの記事を探したり、同じだけの価値のトークンを得られた記事を探してきて比較

3)どうやら、ALISの記事の方が他よりも割高であると判断

という流れで売られたのではないかなぁと。

じゃぁ、売った人がALISに失望しているかというとそうでもなく、「失望売りが入るからとりあえず利確(もしくは空売り)安くなったところでまた買おう」位なのではないかと。

 

なので、これから例えば投げ銭や、有料記事の投稿が可能になると、ALISトークンの使い道ができるので、ALISトークンの価値が高まるわけです。

 

ここまでハイプサイクルと、その実用例について説明しました。

今(2018/06/04)現在、ALISトークンは使い道がないのです、その段階で割引現在価値を出されても困ります。将来的にどんなインカムゲインがありますでしょうか?利用する割引率は何で行いますか?ALISはたまたま日本でローンチされたサービスですから、国債辺りを利用しても納得できるでしょう。世界で使用されるサービスの場合、何で割引現在価値を測るおつもりでしょうか?

日本でマイナス金利が実行された時、日本の会計士はどうやって割引現在価値を出したかご存知ですか?(退職金とかの話ですよ)

とまぁ、当然の疑問がわいたので、いいのかなぁ?と、ツイートしたのです。

 

しかし、最後にツイートした通りです。もう一度引用します。

この通りです。

この法則が、私がどう思おうとも、それに対して皆が従順に動くのであれば、それが正解になります。なので、絶対的に私が「これはまずい」というのも、実は、おかしな話だったのです。

仮想通貨ニュースでテクニカル分析の話が出るたびに、それを信じる人(人数)とそこに投じるお金(出来高)が十分であれば、テクニカル分析は成立する、とコメントをしています。

それをしておきながら、いざ、こういう理論値の話になるとツッコミを。

よろしくないですねぇ。

 

確認層通貨の価格が、理論値以上にバブってる時、ある人は「民度が低い」だの「市場が成熟していない」だの、と言います。

おバカさん代表の私としては非常に腹が立ちます。

ネット証券が交流し個人投資家が株式市場に参入した際、機関投資家が思うように稼げなくなりました。イケてない投資家はこう言いました「素人さんは変な動きするから困る」「わかっていないから困る」一方で、その、「わかっていない」「変な動きをする」個人投資家の中から億万長者が出たのも事実なのです。機関投資家で、その市況で利益を出した人がいるのも事実なのです。

どちらが、現実に即した、強い生き物なのかは明白かと思います。

ってか、理論は帰納的なもので、錦の御旗じゃないですよね?

自分がお勉強したことをあまり絶対視しない方が、きっと現実では楽しく過ごせます。

ましてや人様を非難するとは。

 

皆様方に置かれましては、理論は理論として参考にしていただき

尚且つ、人がどのように動くのか、特に大資本がどう動くのかをウォッチしておかれるのがよさそうです、という当たり前のことを言って終わりとさせていただきたく。

ではでは。

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