かんがえる、かがんでいる人

考えたことをまとめます。

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仮想通貨ニュース 2018/06/10

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民法の一条一項「私見は、公共の福祉に適合しなければならない」

法律はルールです。法治国家の強制力が高いルールです。

色々な解釈・意見がある中で、全体的に、まぁ、こんなものでしょう、という落としどころ・折り合いをつけるものです。

私は上記のコメントの通り、合法のように思います。

証拠金取引は実質的な信用取引だからです。

これをギャンブルだというのであれば、不確実なものに値上がりを期待して行う株式の現物取引であってもギャンブルという理屈だって通ります。

会社の持ち分の取得?だったらその人は株式を売らないんですか?違うでしょう?

 

基本的には本質論で進めるべきだと思います。しかし、規制当局の利権や、国ごとの文化や事情、いろいろあると思います。

 

スマートコントラクト、賢い契約と訳すのはどうでしょう?

スマートが「賢い」という意味合いかというとそうでもないような。

直訳かっこ悪い、と思うので、スマコンで。

BTCでも条件分岐アリの契約ができるようですが(参考;MAST)より使い勝手の良い、もっと言ってしまえばプログラミングできるものがスマコンです。

 

BCHはハードフォーク時にブロックサイズを拡張したことが注目されがちです。

私としてはスマコンの方にこそ注目すべきだと思います。

 

XRPはvehicleCoinだと思っていますので、スマコンを乗せるのはどうかな?とも思います。というのも、プログラムの宿命として、できる事が増える=機能が増える=処理が重くなる、ということがあるからです。

処理速度を増やす技術やり方はいろいろと研究されていますが、ある程度のところまで工夫しつくされてしまうと、「一時点で処理すべき対象を分ける」か「重い処理を別途一括処理して、別処理で一時的な処理完了を行うか」という二択になると思われます。

(分割処理をするか、バッチ処理をするか、です)

XRPの使途として、そこまでやるかどうかです。

国際送金は、少額ではないと思われますので、複雑な処理を行いたいのでしたらスマコンを乗せるのも良いでしょう。その場合、スマコンを利用しない場合、本質的な処理部分に速度低下の悪影響を起こさないように留意せねばなりません。

 

平野さん辺りでしたら事情をご存知かもしれませんが、私は知らないのでコメントが難しいところです。

コロンビアというと、怖そうな南米の国、くらいのイメージしかありません。

政情不安があるのでしたら国民が富を仮想通貨に換える子おtがあるかもしれません。それに対する対応策を考えるのも良い事なのかもしれません。

だから、DLTでなくブロックチェーンなんでしょうか?

 

製薬会社がブロックチェーンユースケースとしてトーレサビリティを出していたニュースがありました。その際のコメントにも書きましたが私がそれまで見落としていた使い方がありました。薬品にミスが見つかった場合、どのルートでどこが作ったかだけでなく、薬品の配送ルートをたどり、製品回収に役立てることができるのです。

おそらく、部品の回収という面で使われることはあるかと思います。

あとは、事故が起こったときに保険関連で問題になるのが原因は何か。です。

その場合部品に不備があった場合は、その部品の不備があるか否かなどを証明するためにもどこの工場でいつ何のロットで作られたなどの情報はあった方が良いに決まっていますし、車検時にどこの工場でいつ行われて点検したのは誰か、などの情報があっても良いかと思います。

個人的に、へぼい工場で車検や修理をすると、部品をパクられることがあるので、その点どういう運用かで解決できないかと思います。

 

まず、そこまで自動車が欲しいのか問題。

都会の若者はカーシェアが流行っていたりします。

自動車がないと生活が成り立たない、というところもあると思います。

そのようなところでは十分成り立つビジネスです。

交通渋滞緩和云々の疑念はこちらをご参照ください。

ton96o.hatenablog.com

 

仮想通貨関連が、おそらく今後伸びていく事業になるでしょう。

その中でPoWはコンセンサスアルゴリズムとして主要な役割を果たし、だからこそマイニングは重要であり続けると思います。

となると、今後予想されるのは電力ビジネスです。

発電には初期投資が相当かかります。

なので、撤退タイミングがなかなかに難しいビジネスです。

であれば、何とか既存の設備で収めたいというのが人情かと思います。

マイニング企業が進出してきて、税収は増えるかもしれませんが雇用は増えません。

バランスの問題になりますが、マイニングファームを受け入れるにはもう少し条件が変わらなければならなさそうです。

 

SAPは、ERPパッケージを売っている会社です。

ERPというのはエンタープライズ・リソース・プランニングの略です。

国際的に活躍する大企業の資源を一元管理するのが役目です。

パッケージであるというのは、皆が一つの製品を使うという事です。

田中さんのEXCEL、山田さんのEXCELではなく、EXCELを山田さんも田中さんも使います。

ソフトウェアメーカー側としては、一つの製品を磨き続ければいいので大変効率がいいビジネスになります。

 

では、SAPのパッケージが本当にA社でもB社でも使えるかというとそうでもなく、カスタマイズという「改造」が入る場合があります。

ソフトウェアは運用の一部をプログラムに置き換えたものなので、欧州で生まれたSAPのパッケージは日本で「改造」が必要なことが多いのです。

SAPのパッケージは「改造」の土台を用意しました。

 

今回はおそらくそれと同じように、ブロックチェーンの土台を作った、というとこでしょう。

AWSやMSとの違いは、

有利な点として、ビジネス分野に陣取っているという点があげられます。

不利な点として、対象者が少なく知名度が少ないという点があげられます。

 

AWSやMSが個人を対象に売り込むのであればSAPは企業を相手に売り込みを書けるはずです。

その場合、ETHのスマコンではなくNEMのように。CではなくJavaのようにカプセル化されることが予想されます。

 

ありがちな話ですが、どういう点をどのように検討して、どこがどのように足りてない(使えるとすればこの程度までは欲しい)という点は教えてくれません。

結論だけ聞かされても何とも言えません。

皆さんは、納得できますか?

 

昨日、超勉強法な方の記事を紹介しました。まさに事例が出てきました。

 

私の記事をご覧いただいている方はご存知かもしれません。

美術品はブロックチェーンと相性が良いようなのです。

 

原価計算において、個別原価計算という分野があります。一つ一つの「商品」を管理してく手法です。いわゆる普通の、新書の本屋さんでなく、昔のコレクターや小説家の卵が買いに来る古本屋とで対比していただけるとわかりやすいかもしれません。「○○さんの本一冊」、ではなく、「この界隈で滅多に手に入らない一冊の□□さんの本」を扱う場合に使われます。

たくさん商品がある場合、そしてそれらの単価が安い場合、一つ一つを個別に管理するのは不経済です。こちらのカップラーメンとあちらのカップラーメンは同じなのです。

商品一つ一つに個性があり、それぞれが高価な場合、個別原価計算を利用します。

上記の古本屋さんで手に入る古書や、ニュースで取り上げられる美術品はまさに個別原価計算を適用して管理するべき商品です。

 

また、美術品は誰が入手したかという履歴によっても価値が決まることがあるのでした。

ERC721においてはとくに所有権を管理できるので、BCで管理するにふさわしい情報だと思います。

 

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今週末はなんとか!と頑張っているのですが

ZilliqaのShardingとPBFTに関する簡易メモ 1 | Individua1 | Ethereum経済圏研究

ZilliqaのShardingとPBFTに関する簡易メモ 2 | Individua1 | Ethereum経済圏研究

こちら二記事、骨太過ぎて(眺めるのではなく)読みはしましたが理解もできておりません。

 

Zilliqaというのは毎秒数千件という高い処理能力を実現するプラットフォームです。

ton96o.hatenablog.com

Omiseより「Uberは12、Paypalなら数百、Visaは数千、大手株式取引所は数万、IoT分野、1秒間に数十万」 

毎秒数千件というのはVisaと同程度の処理能力ということになります。

 

シャーディングというのは処理を早くする技術です。

今までは、たくさんある計算所(ノード)がそれぞれ全部の処理を行いました。

シャーディングを使うと、処理すべき対象を分割して、グループ分けされた計算所が自分達の担当分を処理すればよくなります。なので全体の処理能力は増えます。

これには、相対的に安全性が低くなるという問題があります。また私は十分な数のノードが必要という点も指摘ます。

 

PBFTというのは、上記計算所のグループそれぞれ(シャード)が、一つの計算書として「処理があってる」合意を形成する仕組みの一つです。コンセンサスアルゴリズムの一つです。PoW等と同じ。(気になる方は「Practical Byzantine Fault Tolerance」でググると思います。その際に一番最初に出てくる日本語ページでPBTFと出てきますが、99%PBFTの間違いです。プラクティカルな、ビサンチンフォルトトレランスなんだからPBFTです。文脈からも誤記です)シャーディングをしたから早くなる、とも限らないそうです。コンセンサスアルゴリズム部分で「チャッチャカ」進まないとダメなようです。

 

INDIVさんはコミュニケーションコストの点、メモ2においてかなり詳しく解説してくださっています。別途参照資料や、参考文献(結城本、等)を提示してくれています。

ありがたい。

tendermintはZilliqaとは別に自習しても良いかと思います。

EOSの際にDPoSをSteemitと比較して勉強した方もおられるかと思います。そんな感じで。

INDIVさんはメモ1から「Shard creation」の各役割の挙動に確信が持てないようなので、何かお気づきの方があればINDIVさんにご連絡ください。

残念ながら私ではINDIVさんのお役に立てません。

お力のある方はお願いいたします。

 

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中央銀行が終わる日を読み終わりました。

kindleをチェックしたところ2018/02には購入していたようで。

知見ある方のおすすめ本だったので頑張って読みました。

経済学関連の部分はあんまり突っ込むところはないのですが、PoWの電気代が価値の源泉というのはやはり納得できません。

岩村さんはbitflyerのインタビュー記事の人じゃないですか。それに対する感想も1月あたり?に書いたのですが、価値源泉が電力費というのは納得できないと書いたはずです。

こちらの方の言い分に賛成する方は、価値の裏付けという部分で混乱しているように思えます。

マルクス「資本論」で学ぶ「金(GOLD)」と「ビットコイン」の価値概念 - とってもやさしいビットコイン

こちらもそうですね。

人の記事を貼って反論するのは好きではありませんが一応こちらを参考にしてください。

マルクス『資本論』は何を間違えた?~商品の価値を決めるのは労働量ではない~|日経BizGate

人の記事を貼って自分の意見のアシストをすると嫌なんです。

自分の表現で私の意見を書いておきます。

 

私が一時間かけて仮想通貨のブログ記事を書いたとします。

「だから、この記事は一時間分の価値がある」というのはおかしいですよね?INDIVさんが一時間かけて書いた記事より価値があるのか?そんなことは比べるのも失礼です。

同じ時間をかけて仮想通貨の記事を書いたのであれば、価値があるのは多分INDIVさんの記事です。

では、私が一時間かけて書いた記事。A記事はたくさんの人に役に立った。B記事は残念ながらそうでもなかった。だったらやっぱり価値があるのはA記事なんです。

価値は、それを利用する人が決めるんです。

食べたカレーがおいしかったら原価がいくらであろうと、価格がおいしさ以下であれば愛されるんです。

食べたカレーがマズかったら原価がいくらであろうと、価格がおいしさを超えていれば駆逐されるんです。

PoW通貨において、かかった電力は原価を構成する費用でしかありません。 

会計的に考えた方がわかりやすいと思いますよ。

 

価値を会計的に説明しますね。

原価500円の商品を1000円で売りました。

現金 1000円 / 商品    500円

       商品販売益 500円

商品販売益が価値です。

現状でのプライシングは「これだけ原価がかかったから、いくらの値付けをしよう」という理屈は通用しません。「この商品はいくらでしか売れないから、原価をいくらに以下まで抑えなければならない」というのが現状です。

上記例で言いますと、商品価格が1000円で顧客に受け入れられ(売上という収益)、原価が500円なのでそれを引いた残りの利益が、企業が顧客に提供した付加価値なのです。

なので、「価値の裏付け」という文脈で使われる価値に該当するのは上記例ですと1000円です。「価値の裏付けそのもの」の構成要素は原価500円と付加価値500円です。

(じゃぁ、原価分でノウハウがない他人が同じ商品を作れるのか?というのは話が複雑になるので、やめておきます。ノウハウや信用・知名度を含めた「ブランド」が利益の増加につながります)

 

別のたとえ話です。

将来、仮想通貨が「何それ、ただの電子ゴミだね」という状況になったと想像してください。その状況で、「このBTCはこれだけの電力量をかけて採掘されたものです!だから○○円の価値があるんです!BTC払いでこれをください!」と言えますか?

BTC払いが可能なのは、BTCに価値があると皆がそれを信じているからです。

その信仰が崩れれば、費用がいくらかかっていようが、原価がいくらであろうが、価値は0です。

では、電気代が何も意味していないかというとそうではありません。

昨日も書きました。

ton96o.hatenablog.com

価格の割にディフィカルティが低いPoWコインは、攻撃される可能性が高まります。

不正行為によるコストメリットが大きいからです。

そのため、有用性が高い仮想通貨は、マイニングに参加する人が多くなり、ハッシュレートが高くなり、結果としてディフィカルティが上がるので計算量が多くなり、消費電力量が結果として多くなるのです。

それは、仮想通貨それ自体の価値を創造するものではなく、補佐的なものだと考えます。

とても有用なコインが、マイニングにたくさん電力量がかかるのであれば上記ロジックから、攻撃にコストがかかる=セキュリティが高いと判断されます。

攻撃にコストがかかる=セキュリティが高い、だから価値がある、とは必ずしもならないはずです。 

有用なコインがセキュリティが高い状況にあるため、価値がより高まるのです。

 

ton96o.hatenablog.com

上記で人様のブログ記事を引用し、明確に批判いたしました。

これは、論理が間違っていることの指摘というよりも、人を馬鹿にする書き方にいら立ったからです。

100%善人も100%悪人もいません。引用させていただいた方も技術的な部分は参考にすることはあります。

ですが、専門分野に強いのは当たり前でして、そこをもって頭のいい人だのなんだのいうのは、お行儀がよろしくない。

だからこその批判記事です。

その記事をもって、リツイートしている学生の方がいました。「私が考えていたことと同じ」だそうです。本当に自分のアタマで考えたのかを問いたい。

もしかするとマルクス的な考えは一つの理屈なので、理系の方(文系理系で区別するのは好きではありませんが)にとって、わかりやすく、わかったと勘違いしてしまいやすいものなのかもしれません。

理屈は理屈です。理屈はどこまで行っても仮説なのです。

文系の一流の学者は十分にそれを知っており、その上で理論を構築していくのです。

理系の学問が、理屈の上で覆されることがないかと言えばそんなことはありません。

ニュートンが整理した学説が、科学の発展で非常に大きな分野でうまくいかないためアインシュタインが修正をしたことは皆さんご存知でしょう?

 

ton96o.hatenablog.com
ton96o.hatenablog.com

 

先に引用した「とってもやさしいビットコイン」さんも、他の記事は参考にしております。

この「電力が価値の裏付け」という点で、それは違うという部分的な批判です。 

素晴らしいブログ様です。

 

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