かんがえる、かがんでいる人

考えたことをまとめます。

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仮説検証型ではない物事の進め方について考えた

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私は物事の進め方として、

1)目標を決める

2)それに至る最短ルートを考える

3)モチベーションを保ち、方向転換を容易にするため、各所に小さな目標を立て、それが目標に対して進んでいるかどうかをチェックする

という流れを書いてきました。

 

もちろん、この流れを推奨しているのは現在のビジネス書全般に言える事であり、現代の風潮とも言えます。私独自の考えではありません。

さらに、まずは目標ありき、で考える手法も100%うまくいくわけではないし、人はこのように動くわけでも動けるわけでもありません。

バランスをとるためにも別の思考方法の紹介をしておきます。

 

私はnoteをやっています。

ほんの少しだけ記事を書いてはいますが、読むのが主流です。

本日こちらの記事を拝見しました。

【図解104,105,106】ひらめきは「お鍋の吹きこぼれ」に似ている|山田太郎@毎日図解|note

インプットを行い、思考し、経験することからアイデアがひらめく、という話です。

「空焚き」や「インプットの質・量」における注意点を指摘されている点、工夫されていると思います。

また、別の記事で

「適切な支援」って、ババ抜きのペアが見つかるみたいなもの|チャビ母|note

こちらの記事を拝見しました。

専門用語が多く、ググりながら読んでいました。

特に「同時処理より継次処理的な説明の仕方」という点は耳に全くなじみがなく別途記事を参照しました。

継次処理か同時処理か?今までの学習方法は無意味だった!?徹底解説! | 子供の発達を支える~発達.net~

継次処理とは、一つ一つこなしていく処理の事を言います。

同時処理は、一気にこなしていくという印象を持っていましたがそうではなく、目標がまず定まっており、そこに対して一気に進んでいく処理の事をいうようです。

 

冒頭のように物事の進め方でいうのであれば、仮説検証型で物事を進めていくのは、上記でいう「同時処理」に当たるのだと思います。まずは、手持ちの情報から仮説を立て、それを検証するために(多くの場合は反証がないことを確かめるために)スピーディーに動く。検証作業から、別途仮説をまた立て、検証を繰り返す。

一方で、noteから引用した吹きこぼれ理論は「継次処理」に例えられるでしょうか。

 

誤解する人もいないと思いますが、念のため書いておきます。

「同時処理」「継次処理」どちら、100%という人はなかなかいません。

塩梅よく使いこなせると良いようです。

それは物事の進め方も同じです。

仮説を立てて検証するやり方が今の世の中では強く勧められていますが、一方で、インプットの蓄積からひらめきが出ることは当然あります。何より、信念や常識、信条というものはそうやって作られていくものだと思われます。

 

学校のお勉強は、「正しい」答えが用意されています。大学に入っても、それはあまり変わらず、少なくとも文系学部においては指導教官という答えのようなものがあることを実感しています。突飛な事をいうより、指導教官に従う方がうまく(?)いくのです。これは会社でも同じで、常識や空気という名の「正しい」答えの元、落としどころが作られているように思います。

そのような状況があるため、仮説検証型の思考方法はもてはやされている、と。

一方で、お勉強のテーマとしては長年出尽くされているため、むしろインプットを地道に行い、思考し、実行していく手法が、悪いとまでは言いませんが、時代遅れ・時代に合っていない方法のように認識されているのでは?と危惧します。

 

現代は外部環境が変わるスピードが速いとはいえ、このような状況は長く続いています。仮説検証型の進め方も、少なくとも知識は行き渡っているように思います。となると、そのやり方はすでに一つの行動であり、鍋の吹きこぼれ理論におけるインプットの一つです。そこからひらめきが生まれるかもしれません。

ひらめきを生むためにも、検証だけでないインプットが重要なようです。

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