かんがえる、かがんでいる人

考えたことをまとめます。

作るのは簡単で改良が難しい話

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MECE関連の話をします。

 

表題ですが、違和感を覚える方は多いのではないでしょうか?

「日本人は、改良がうまいがものを作り出すことはできない」
そういう話を聞いている方は多いと思います。
私もその一人です。

 

ですがですね、よくよく考えてみると、既存のモノを改善・改良するのはそれなりにクリエイティブなはずなのです。

 

ニュートンという人がいます。
科学者です。他にもいろいろと肩書はある人なので、「職業:ニュートン」とかいうと陳腐なキャッチコピーになります。
彼がまとめた法則は非常に有用で、大体において自然を上手く説明できていたんです。

大体において。
そうなんです。上手く説明できない事が出てきたんです。

それはとっても大きなものと、とっても小さなものにおいて、でした。

EMANの相対性理論

こちらを引用させていただきます。
大きなものは相対性理論で、小さなものは量子力学で説明されるようになりました。

「なんだ、うまくいったんだね、良かった良かった」

 

私が言いたいのは、なぜうまくいったかなのです。どういう経緯をたどって上手くいったかなのです。
そこを理解すれば、同じような事が起こるのであれば、同じように解決へと導くことができるはずですし、汎用化して理解すれば、物理法則でなくとも応用が利くはずだからです。

 

先述のリンク先で、こちらより引用します。

 当時の科学者たちは、ローレンツ変換から導かれる内容をそのまま受け入れることが出来ずに苦し紛れにいろんな小細工を考えた。アインシュタインが天才だと言われる理由はその結果をそのまま受け入れたことによる。

なんだかうまくいかない現実はあったんです。ですが、アインシュタインより前の人たちは、それまでの先人の実績をいわば聖書にしてしまっていたようなのです。 

ton96o.hatenablog.com

こちらの過去記事で書きました。

現実は(ロジックツリーでいう枝葉)増えていく、その際に幹の部分はいつまでも仮説なので改良してく必要がある。それがPDCAを回すことである。

このニュートンさんとアインシュタインさんの話は、スケールは大きいですがその具体例です。 

ニュートンさんの活躍した時期は日本でいえば江戸時代初期。

観測技術が発達しておらず、その中で通用する法則を作り上げました。

もちろんこれだけでも(私でもわかる程に)相当すごいのですが、一方で、どうやら上手くいかない、という現象が起きてきた。
それは先ほど書いた通り、とても大きな世界ととても小さな世界においてであって、科学者はそれらを包括して、尚、すべてに当てはまる法則を作り出さなくてはならなかった。

枝葉が増えたので、幹の部分を改良したのです。

ただ変えるだけではなく、既存の枝葉にも適用できその答えは変わらず、尚且つ新しい現象もちゃんと説明できる、幹です。

 

いかがでしょう、既存の幹の部分が良くできていればそれだけ、それにぶら下がっている枝葉の部分も大きいはずです。
であれば、それを活かしつつも新しい幹を作るというのはどれだけ難しい事なのかは想像に難くありません。

 

この観点で考えると、新しいものを作るのは簡単です。
今までこういうものがあった、その問題点はこれである、私たちの新商品はそれを解決する。
新商品ですから足りないものがあっても「すいません」が通じる可能性があります。
しかし、既存のモノを改良するのであれば、既存のモノを使っている人たちがいるわけで、そうなると「今までできていたことができなくなりました」では済まされません。

 

大企業が組織改編、文化の時代への対応、等、遅れていると思わされるのには理由があります。それだけ成功体験や既得権益が邪魔をし、落としどころでない今の時代に適応した方針を作り上げる事と実行することが難しいことの表れではないでしょうか?

 

「だから彼らを一方的に悪くいうな」とも思うのですが、より良い方法があるのでしたらそちらを採用すべきだとも思います。

より良い方法というのが、今の時代でいうと多分プロジェクトベースの働き方で 

ton96o.hatenablog.com

色々やってみた中で、うまくいったものを大資本が支援するやり方なのでしょう。

その際に文化やいろいろ大切なものが失われるかもしれませんが、それはコアコンピタンスが何かを分析しそこなった結果なので、仕方ありません。

 

視点を社会に移すと、それがクリプトエコノミクスにおける、社会の新しい見方であり、社会のデザインなのだと思います。 

「それは逃げじゃないのか?」と。「既存の社会が悪いのであればそれを改良するのが良いのでは?」と。

効果が同じで簡単なやり方があるのだとしたら、簡単なやり方を選べばいいじゃないかと思います。わざわざ難しい方法を選ぶメリットはありません。

水たまりにマグロはいませんし、
熱いコーヒーを飲めば収まる程度の空腹感を満たすのに、高級料亭のごちそうは必要ないのです。

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