かんがえる、かがんでいる人

考えたことをまとめます。

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AIDMA的なものの忍び寄る影におびえている話

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私はマーケティングは全く持って専門ではないのですが。

今回はAIDMAの話をしようと思います。

 

いやいや、AISASでもどうかと思うよって?

まーね。そうでしょう。

基礎だと思って聞いてください。

マーケティングのヒントを期待した人であれば、コトラーでも読むといいです。

 

さて。

AIDMAマーケティングの基礎的な概念です。

売り手が買い手にアプローチする行動の順番をまとめたものなんですね。

A、アテンション。顧客に気づいてもらう。

I、インタレスティング。顧客に興味を持ってもらう。

D、デザイア。欲しいな、と思ってもらう。

M、メモリ。覚えてもらう。

A、アクション。行動してもらう。つまりは、買っていただく。

 

実際には通販番組、ほら、深夜にやってるやつ、あれなんかはTVを見ながらTELしてるわけで、Mは省かれることがあります。

AIDA、アイーダなんて呼ばれたりします。

 

冒頭で出てきたAISASはそこに、評判をネットで検索し、使ってみた評価がネットで拡散されるという事を踏まえています。

応用的なので、今日は扱いません。難しいので。

 

なるほど、と。

何か買ってもらうためには、まず最初に気づいてもらう必要があるのだね、と。

そりゃそうだと納得していただけるでしょう。

私たちは、今現在普通に暮らしていますが、おそらく知らないサービスや商品はあるはずで、それを昔から知って使っていれば、より豊かな生活を送れたかもしれません。

普通に暮らしている、という文脈の「普通」は、現状の自分による極めて主観的な評価でしかないのですね。

 

一方で、商売をしている側からすると、まずは気づいてもらわないと、買うか否かの判断の俎上にも上りません。

百花繚乱、回転が速いとはいえ、いろいろな商品・サービスが生まれては消えていく昨今。知られないまま消えていったものは数多くあるでしょう。

 

こんなことを考えたのも、きっかけというものがありまして。

先日、ソーシャルレンディング関連の事業者によるブログ記事をざっと読んでいたのです。

すごいなぁと思うものもあれば、URLを文字列で張ってあるものもあり「力を入れていないのだな」と感じるものもありました。

それぞれの事業者が得意とする商品の周辺知識を補強することができ、概ね満足です。(えらそーですが。)

 

と、同時に思ったのです。

誰かに自分の意図した行動をしてもらうためには、マーケティングをやらなくてはいけないのだなぁと。

 

ブロックチェーンを利用したP2Pレンディングの話

中国では、割と問題になっているようですが、今後日本でも個人間のお金のやり取りが発生するようになるかな?なんて、私はP2Pのレンディングに興味があったりするのです。

PはPeerなので、P2Pは「仲間内での」という意味合いになります。B2CとかB2Bとは違うのですね。

そのうちお金を借りる先は、銀行ではなく、ネットにいる皆さんになるかもしれません。すでにクラウドファンディングでお金を集めてイベントごとをやったりしていますから。有名人が「家を建てるのでお金を貸してください。利息は〇%です」何て感じで。

与信のツール担保一連の業務を円滑に確実に進める仕組みが必要になりますが、実現可能だと踏んでいます。

 

そんな時に必要なのが、顧客がいる事。

Twitterのフォロワーがたくさんいる事。

信者がいる事、だと思うのです。

 

「んな、お金なんて貸すかよ、恐ろしい」

そりゃそうですよね。現状であれば、私も多分貸しません。

 

ですが、上記で張った「ブロックチェーンを利用したP2Pレンディングの話」をご覧いただければご理解いただける方はいると思うのです。

資金の流れがブロックチェーンで改ざんが相当に難しい状態で記録され、尚且つスマートコントラクトという仕組みを利用し、ネット上の電子資産を担保にとれば、未来の個人は一人一人が銀行、とまではいかなくても、一人一人が質屋くらいにはなるんじゃないかなぁ?と。

担保価値の算定は重要なので、算定技術が向上するか、算定しやすいものが担保の供されるかはすると思います。

 

そんな状況ですとね、マーケティングが下手な人はお金を借りれないわけですよ。

AIDMAのAができてないから。

気付いてもらえてなくて、アテンションされておらず、だから、アクションまで絶対に行き着かない。

見た目の悪いケーキは、ただそれだけで食べられないのですね。食べなくても栄養は取れてるし。

いや、この例えだとイマイチか。

そこにケーキ(のようなもの)があることにすら、気づいてもらえていないというのが正しい。

 

そんなわけで、今は、Peerつまりは個々の個人なり、集団なり、法人なりが、それぞれマーケティングをしておかないとマズイ状況なわけですね。

 

「今は、」と書いたのは、それがすでに始まっていることを示しています。

 

「へ?Twitterなんてやらなくても、楽しくやってるよ」

ところがどっこい。

あなたがインフルエンサーであれば、より楽しく暮らせるかもしれません。

昔からインフルエンサーになるべく頑張っていれば、今現在、もっと楽しい状況だったかもしれません。

 

「友達とやり取りするだけでいいよ、なんか、宣伝とか?商売とか?気が向かない」

私も現在そんな感じです。フォローしてくださっている方にはなるべく興味深い情報を届けるように努めてはいますが力不足というのが本音です。

現在はそれでもいいのだと思います。現在は。

未来はどう変わるかわかりません。

もし、先ほど言ったように、ネット上で気付いてもらうだけの地盤を有しておらず、それがビジネス上、ひいては生活に大きく影響を与える「差」となるのであれば、何らかの形で、少しでも差を縮めておいた方がいいのではないかなぁ?と思った次第です。

私も私なりにぼちぼち頑張りたいと思います。

 

というわけで、

ネット上で、数多の情報の中から「自分」という情報を見つけてもらわなければならない。なぜなら、何か相手に行動を起こしてもらうためには、まず自分が知られている事、気づかれていることが大前提だから

という話でした。

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