かんがえる、かがんでいる人

考えたことをまとめます。

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事実から統合を行いそれを具体によって表現する話

私自身が心がけている考え方があります。

今日はそれを書きます。

 

それは

抽象と具体を往復させること。

です。

 

これは 

ton96o.hatenablog.com

で書いた、PDCAを回すことに他ならないのですが、ほかにも表現の方法がありますのでそれを書いておきたいと思います。

 

世の中の法則やパターンは、現実にある事実を帰納要約してできたものだと思うのですね。

 

Aさんはこんな感じ、Bさんはこんな感じ、二人に共通する概念はこれ。

だから、その概念を持つ人は同じような感じ。 

 

簡単に言うと、そんな感じです。

 

これは苫米地さんの言葉を借りるのであれば「ゲシュタルトを作る」ということになるでしょうか。

私の理解でいえば、汎用化です。

 

ゲームで具体的に説明します。

ぷよぷよ」というパズルゲームがあります。それの勝ち方を法則化することが一つの「事実から統合を行った結果の法則化」です。

パズルゲームはほかにもありますね。

それらに汎用的に使える勝ち方を見つけ出すと「落ちゲー(画面上方からパズルのピースが落ちてきて、それを組み合わせるゲームの総称)の勝ち方」を作ったことになります。

ぷよぷよだけに限りませんので、より汎用化されています。

もっと、格闘ゲームスト2に代表される、キャラクターが格闘し勝敗を決するゲーム)も含めた勝ち方を作れるのであれば、より汎用化が進んだといえるでしょう。

では、野球やサッカーも含めた、アウトドアスポーツ、まで含めては?

さらには、人生のあらゆる場面での「勝負事」での勝ち方を法則化すれば?

 

いかがでしょう?

汎用化に成功すると、より応用範囲が広がることがご理解いただけると思います。

 

では、それでいいかというと、そうでもないのですね。

 

最も顕著なのが、汎用化した法則それだけでは理解できない方への説明です。

数学の授業で、yだのxだのがでてくるだけで頭がこんがらがる、そのような方でも具体的な数値に置き換えると「なるほど」となるわけです。

そこで私は、説明する対象者の方の興味関心を知ろうとします。

相手が興味のあること、例えば料理に興味があるのであれば、汎用化された法則を料理に置き換えて説明します。そうすると「なるほど」となる確率が上がります。

相手が多数であり、対話が困難な場合、「この説明を聞いている人であれば知っているかな?」というものを具体例として出します。

 

先の例で、あらゆる勝負事の勝ち方を説明する際に、ただ「適切な努力を続ける」というだけでは説得力がありません。

私が、圧倒的な成果を出している有名人であれば、その言葉だけで説得力がありますが、私は残念ながらそうではありません。

そこで、野球選手のイチローさんに具体例として登場していただきましょう。

彼は練習のルーチンでも、ストレッチやキャッチボール。基本を大事に努力を続けます。基本はその分野において必要不可欠な必須要素だからこそ基本なのですね。

イチローさんのように基本を大事にして、それを質の高い練習で磨き上げるといいですよ」

となると、「適切な努力を続ける」の言わんとするところが(賛同いただけない場合があるにしても)理解はしていただけます。多くの場合。

(なお、勝ち方の法則が「適切な努力を続ける」だけではないのでは?という突込みはご勘弁ください、具体例を挙げて説明すると、理解を得られやすい(言っていることのロジックを理解してもらえる)例として挙げただけですので。)

 

というわけで、

事実を統合し法則化することで、具体から抽象の移動を図る

・抽象化して得られたパースペクティブ・法則が他のものにも当てはまるか、別の具体例をもって確かめる。

・つまり、事実を統合した法則は、いつまでたっても仮説でしかないことは念頭に置いておく

というのがまとめとなります。

 

具体と抽象の往復の話

別ブログでこんな記事も書いてます。

 

ではでは。

 

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