かんがえる、かがんでいる人

考えたことをまとめます。

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クラウドクレジットさんに電話した話

特に問題があったわけではありません。

純粋な質問と、システム的な不具合修正をお願いしました。

その際に興味深い話を聞いたので情報共有しておきたいと思いまして。

 

質問とバグ自体はちっぽけなものですので気にしないでください。

 

話のついでに、と、クラウドバンクさんの案件と比べて話をしてみたのですね。

ソーシャルレンディング・クラウドファンディングならクラウドバンク

 

ご存知の方は多いと思うのですが、クラウドバンクさんではドル建てでの投資を行うことができます。

これをクラウドクレジットさんでも案件として用意できないかな?と、提案してみたのです。

 

それにはこんな理由があります。

 

クラウドクレジットさんは国際分散投資を推進しています。

米ドルに加えユーロ、さらにはモンゴルトゥグルグ等のマイナーな通貨で投資を実行しています。

しかし、現状では「日本円→対象通貨で投資→日本円」という流れを取ります。

為替の影響を受けるのですね。

クラウドクレジットさんの案件は10%超えというものもあるのですが、対象貨幣のレートが変われば、あっという間に利益が吹き飛んでしまいます。

為替ヘッジという、為替リスクを回避する案件もありますが、ヘッジ分のコストがかかるが故に利率は低くなります。

また、他の方の見解では、為替リスクは逆に跳ねれば一気に増えることも有り得るのだから「悪いもの」とするのは間違いである、と。

それも一理あるかなぁ?と思います。

案件の分散だけでなく、期間的な分散(毎月投資するということです)をしておけば、良いときも悪いときも「均して」享受できるのですね。

 

それとは別に、米ドルに換えて、そのまま米ドルで投資して利息も元本も米ドルでもらっておくという方法もいいじゃないかと思うのです。

米ドルは使い勝手がいいと思いますし、もしかするとユーロ辺りまで、使う人は使うかもしれません。

 

「実は」と、電話対応してくださった方は言います。

他の方からも同じような要望は頂いています」と。

「弊社としても前向きに取り組み所存です」という意味合いの事をおっしゃっていました。

 

なお、途中でクラウドバンクさんのドル建て投資の流れを聞かれました。

投資家が持っているドルを事業者が受け付けるかどうかが気になっていたようです。

私はクラウドバンクさんから詳しくお話を聞いていましたので

「あちらさんでは、投資家のドルを受け付けていないようです。日本円を入金して、のち、その会社でドルに換え投資、という順序になるようです」と答えました。

 

おそらくですが、ドルをそのまま預かるというのは銀行法か何かに抵触するのではないかと思うのですね。

金融商品を売るのであれば、二種で行けるのかな?と。

銀行業は、商法総則商行為第502条8項で定められる受信行為と与信行為双方を業とする事業者です。

与信行為はお金を貸すこと。受信行為はお金を預かることです。

銀行ではない単なる二種は受信行為ができません。

(与信行為は別の免許があればできます。貸金業でお金を貸します。ノンバンクです)

そのため、米ドルを金融商品として交換する分には何とかなるけれど、そのまま受け入れるのは無理なのかな?と想像しています。

 

現在、SL業界において、デポジット口座が微妙な立ち位置にあることをご存知の方はいると思います。

詐欺めいたことをできなくするとともに、このあたりの「お金を預かった」という状況をしないようにしているのではないかと推察します。

SBISLさんはまさにこれを忠実に守っています。

利用者からすると、デポジット口座があると大変便利ですが、事業者側としても痛くもない腹を探られたくないでしょうし、人のお金を預かっておくのに余分なセキュリティコストを払いたくないでしょうし。なんとも微妙ではあります。

 

というわけでまとめます。

クラウドクレジットさんでも、外貨建ての投資案件はいずれ出てくる、時期未定

・その際には日本円を入金して、外貨に換えるという流れになることが強く推定される(どの程度のスプレッドになるかしらん?)

・だから、米ドルは別に持っておくのが吉

 

クラウドクレジットさんは、案件の分散投資を自動で行う(投資まで?推薦まで?)機能を開発しているとのこと。こちらについては別途書きたいことがあるので、またの機会に。

 

ではでは。

 

 

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