先日こんな記事を書きました。
このブログ経由で書籍を購入してくれた人がいるようで、私に小銭が入ってきました。
収入の経由がこのブログを通じてなので、読んでくださる方に恩返しのようなことができるといいな、と、次の本を買いました。
「富士そば」というのは、東京ではポピュラーな、日本そばのチェーン店です。
店員の待遇が良いことが有名です。
24時間営業でもホワイト企業 富士そば会長の経営哲学――丹 道夫(ダイタンホールディングス会長) | 経済界
こんなインタビュー記事もあります。
もちろん、事業として、ビジネスとしてやっている飲食業ですので、厳しいこともたくさんあることは想像に難くありません。
一方で、どういう工夫をしているのかを読んでみたいなぁと思ったのが動機です。
というのも、Twitterでこんなツイートを読んだんです。
台風の時期だったと思います。
「バイトの交代の時間に出くわした。入れ替わる際に台風が来た場合に無理するな、という会話が聞こえた。同じ消費なら、こういう従業員を大切にする企業でモノを買いたい」
細かいところは違うと思いますが、こんな内容です。
確かに、会社というのは何ぞや?誰のものじゃい?というのは、特にここ20年くらい(?)経営学上の命題とされているところです。
会社法でいえば株主のものでしょう。
働いている人のものと言っても間違いではないでしょう。
お客さんがいてこその会社なので、お客のものという考えも間違いではありません。
事業内容によっては公共性が強いものである場合、高度なバランス感覚を必要とされる場合もあり、それは誰のものというよりも国家の設備といえるものもあるでしょう。国民のもの、ですね。
他には、その会社があることで人が集まり、周りに城下町や門前町のような商店街が形成されているケースがあります。TV局の移転などはまさにその現象が起こっていたうえでの移転だったので周囲への影響が大きかったようです。また、会社の事業内容によっては周辺地域の環境汚染につながるかもしれません。つまり、会社は周辺地域の一部であり、良き隣人(法人)であるべき、というのも正論なのですね。
実際は、どれか一つではなく、混在しており、人によってその割合が変わるし、同じ人であっても文脈によって変わる、というところでしょうか。
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株式投資は会社の持ち分を購入することです。
そこには、「会社がフェアなビジネスをやっているか」「会社が世間にとって価値ある仕事をしているか」に加えて、「従業員にとって良い会社か」という視点があっても良いと思います。
結局は、上記で説明したようなツイートの考えが流行れば、顧客満足だけでなく、従業員満足を追求することで利益が上がるので、既存の会社分析でファンダメンタル的な理論価値は求まりそうではあります。
しかし、今、従業員目線でどの会社が良さそうなのか?ということを知っておくのも悪くはないなぁと考えました。
というわけで追加購入です。
こちらは、以前から紹介している本です。
似たようなものに
就職四季報版や
就職四季報 優良・中堅企業版というものがあります。
今まで見つけられていない企業や、スルーしていた企業の思わぬ一面を垣間見れるかもしれません。
富士そばの本も、就職四季報の本も、読んで終わったらレビューというか感想文というか、書いてみたいと思います。
ではでは。