かんがえる、かがんでいる人

考えたことをまとめます。

2037年あたりから株式価格が下落すると思ったのですが

そうでもないようです。

 

順を追って説明します。

 

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下落するのでは?という仮説を立てたのは、積み立てNISAの取り崩し(現金化)が始まると思ったからです。

 

積み立てNISAは

つみたてNISAの概要 : 金融庁

長期・分散・積み立て投資に向いている、投資信託や一部ETFを対象に、利益に対する非課税が行われる制度です。

 

利益は大別して二つの種類があります。

商品自体を売って差額を利益とするキャピタルゲインと、商品からの分配を得るインカムゲインです。

株式で見てみます。

100円で買った株式が150円になったので売った。50円の利益で源泉徴収が20%ほど取られるので40円弱の利益になります。NISAの制度ですと50円まるまる手に入ります。

100円で買った株式をずっと保有していることで、決算日に5円の配当(分配)があった。源泉徴収が20%ほど取られるので4円弱の利益になります。NISAの制度ですと5円まるまる手に入ります。

 

インカムゲインは少なく、キャピタルゲインは(時と場合によりますが)大きいようです。

 

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先日 

ton96o.hatenablog.com

こんな記事を書きました。

源泉徴収と最低購入価格が高いことにより再投資が阻害され、複利の効果が減じられるという内容です。

 

その点、積み立てNISAは良いですね。

100円から投資ができますし、利益が出たとしてそれにかかる税金は0%です。 

 とても効率の良い積立投資が可能になります。

(分散に関しては、購入する商品の性質にもよりますので何とも申し上げられませんし、債券に手を出しずらいのも注意点です)

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日本政府として経済成長を目指している度合いが2%。

経済成長は言い換えればインフレ率であり、貨幣の購買力低下度合いです。

投資はそれを超える成果を出してないと意味がありませんので、3%の効果を出したとします。

2018年から初めて、20年間、年率3%の複利で増えたとします。

年間40万円なので、2018年の40万円は2038年には1.8倍の72.24万円になっています。

 

「ほうほう、複利の効果というのはすごいものだねぇ」

その通りです。

しかし、次に言いたいのは「複利の効果がすごい」という事ではなく「それで増えたものをどうするのか」ということです。

 

積み立てNISAを利用する方は、主に投資信託資産を形成するでしょう。

しかし、それ自体が目的ではありません。

現金に戻して、何かに使うと思うのですね。

2018年時点で22歳の方なら、20年後にはお子さんの教育資金やマイホームの購入資金に充当されるでしょうし

(参考;教育費にかかる費用(教育費の平均額はどのくらい?)|ライフプランシミュレーション|ノムコムの住宅ローン

2018年時点で42歳の方なら、20年後にはご自分の老後の生活費になると思うのです。

投資は(多くの人にとって)投資のための投資ではないので、現金化が必要なのですね。

そうなると、値上がりしているものは非課税のうちに売却するという選択がなされると思います。

 

ここまで積み立てるということをしてきました。毎月・毎日、定期的に一定額の商品を購入する手法です。(ドル=コスト平均法の事です)

これにより、商品の価格が変動しても下落時には多くの商品を購入でき、高騰時には値上がり益をより多く享受できるのでした。

 

現金化においても同じことが言えます。

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一気に取り崩すと、それは価格が高いときなのかもしれませんし、低いときなのかもしれません。高かったの低かったのかがわかるのは、事後です。低いときなのであれば後悔するでしょう。

なので、2018年から積み立て始めた投資信託などは、2037年か、もう少し前から定期的に解約され始めるように思います。

定期的に同じ数量(口数)分解約されていく、という理屈です。

上記図でいえば、当初、積み立てている間の増分は少なくだんだん増えていきます。

取り崩すときにはその逆で、当初はゆっくり財産が減っていきますが、その減少分は漸増していきます。

最終的にはすべて現金化して何かに使うのですから、重要なのは「将来予期できない価格変動に右往左往されないこと」です。

それに賛同いただける方は、定期的な積み立てをされているはずですので、定期的な取り崩しにも納得いただけるかと思います。

 

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上記の理屈が正しいのであれば、

2037年あたりまではぐんぐんと投資信託などが買われ、「貯蓄から投資」が実行され、有価証券の価格が長期的には上がる。

一方で、それ以降は取り崩しが始まるので、緩やかではあるが、売りが大きくなり価格は下落する。(投資信託も結局はどこかの企業の株式などを購入しているので、株式の価格が落ちる)

 

そんな流れを考えていたのですが、そうでもないようで。

NISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査(平成 30 年 12 月末時点(速報値))

https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20190213/01.pdf

PDFです、注意してください。

金融庁のこちらの資料によると、積み立てNISA元年における、積み立てNISA口座数は100万件、買い付け額は927億円だそうです。

 

927億円、大金っぽいですね。

本当にそうか、見てみます。

 

日本の労働人口は丸く見て6500万人。

日本の労働力人口の推移・予測・対策、生産年齢人口との違いまとめ | Beyond(ビヨンド)

通常のNISAを選択する人がいるとしても、1.5%しか積み立てNISAの口座を持っていないというのは少ないのでは?

 

では、口座を作った人は積み立てをしているのか?

927億円を口座数で割ると、、、、、92700円。

 

 

年間40万円まで投資できるのに。

毎月33333円、月営業日20日として240日、毎日買い付けるとしたら毎日1666円ずつ積み立てられるのに。

 

現実は(平均値とはいえ)

92700円。年間で。

毎月わずか7725円。

日で積み立てるとすると386円。

 

この傾向は、数年ではもちろん、20年あっても変わらないのでは?というのが私の感想です。

 

例え、6500万人が40万円積み立てて20年後に72.24万円になったものを取り崩したとしても、総計は47兆円

市場が開いているのが240日として1日辺り1958億円

株式・債券市況 | 日本取引所グループ

によると、株式だけでも1日の売買代金は2兆2347億円。

2兆2347億円からみると1958億円は8.7%。

 

 

積み立てNISAがフルに活用され取り崩しが発生すると、1日10%の売りが出てきます。それはインパクトが大きいでしょう。しかし、それがNISAの取り崩しであるという観測がなされるのであれば割安として買いが入るように思います。

なにより、積み立てNISAがフルに活用されることが想像しずらいです。

市場に与えるインパクトは少なそうです。

 

ではでは。

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