かんがえる、かがんでいる人

考えたことをまとめます。

アセットアロケーションに債権は必要か?

私の考えでは、必要という結論に落ち着きました。

 

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まず、アセットアロケーションとは何かを書いておきます。

資産配分の事です。

具体的には、株式を何%持って、債権を何%持つのか。その他を何%持つのか。その割合です。ポートフォリオは上記区分が銘柄に細分化されたものだと理解しています、が、世間ではごっちゃで使われているので、伝える相手に応じて合わせたのでいいのではないかと思います)

 

投資を継続していると、初めに決めておいたそのバランスが資産価格の上下によって崩れることがあります。

そこで、定期的に、バランスを整えるということをします。これをリバランスと言います。

例えば、株式が高騰したのであれば、それに合わせて他の資産を買い増したりするのですね。

 

これらを自動的に行ってくれるのがロボアドバイザーというものですが、手数料はおおむね全資産の1%と、割高と言えば割高です。

アメリカでは

Wealthfront: Financial Planning & Robo-Investing for Millennials

Betterment | Online Investment Platform and Financial Advisor

このあたりが主要なプレイヤーで、0.25%と日本の4分の1です。

(最近は、出金をしていないことを条件に長期割という制度も作られているようです)

 

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アセットアロケーションに話を戻します。

株式はリスクが高く、債権はリスクが低いですね。

これに反対される方はおられないかと思います。

その割合を適切に保つことにより、自身に適した投資を行うことができる、というのが肝だと私は理解しています。

 

例えば、若い人は株式の比率を多めにするでしょう。急落が起きても投資している株式市場全体が成長していくと考えるのであれば、急落した状況はむしろ割安に商品を買うことができるチャンスです。

一方で、シニアの方でも株式比率を多く持つことはあると思っています。他に十分な定期的な収入がある場合ですね。年代だけでリスク選考が決まるわけではないというのが私の理解です。

 

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さて、この記事のタイトルでは「債権が必要か?」としましたが、ゴールドなどのコモディティもどこまで必要なのか、という疑問を持ったのですね。

つまりは、適切な市場を選択できれば株式だけでよいのではないかと。

一般常識をそのままうのみにするのではなく、それが不正解だといいたいわけでもなく、改めて自分で考えてみよう、と。

 

結論としては、冒頭の通り、必要という結論に落ち着くのですが順番に説明していきます。

 

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リスクとリターンの関係から確認していきたいと思います。

リスクは一般に、「損をすること」ととらえられがちですが、投資の世界では変動幅という意味合い、ボラティリティと似た意味で使われます。

株式は大きく上がるかもしれないし、大きく下がるかもしれません。

債権は発行主体にもよりますが、安全にインカムゲインが入ってきて元本も戻ってくると考えてよいでしょう。

 

ここで、ハイリターンを求めるとハイリスクになるけれど、ハイリスクであればハイリターンというわけではないということに注意が必要です。 

ton96o.hatenablog.com

商品を作っている事業者の心づもり一つで、リターンはいくらでも変えられるのですね。情報公開しなければ、リターンからいくらでも中抜きができますから。

だから、最悪、買う側は「ハイリスク・ローリターン」の商品をつかまされる可能性があります。

 

その、リスクとリターンの関係を表した図として、よく見かけるのがこの図です。

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横軸がリスク、縦軸がリターン。比例関係にあることを示した図です。

しかし私は、この図は誤解を招くと考えます。

リスクを取ればリターンを得られると勘違いされかねないからです。

私の理解ではこんな感じです。

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横軸がリスク、縦軸がリターン。

リターンはマイナスの時、つまりは損をすることがあることを示している点がポイントです。

一番左は預貯金とでもお考え下さい。(インフレは考慮していません)

2番目が債権(債券)

3番目、4番目、とリスクを取るにつれて振れ幅が大きくなり、大きく損をする可能性があるが大きな利益を得られる可能性が上がる。

リスクとリターンの関係はこんな感じじゃないかなぁ?と思うのですね。

 

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長期的な投資を行う際、ドル=コスト投資法で一定期間、一定額ずつ、投資先を分散させて買い付けるのが良いと思います。

 

その成果としての理想はこういうイメージです。

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横軸が時間、縦軸がリターンです。

上から

複利での運用をした場合

・単利での運用をした場合

・預貯金等で元本を堅持した場合

となります。

 

この図は、ニュアンスの違いはあれ、複利の効力を示すために使われることが多いようです。

私は、リタイアした高齢のお年寄りなど、預貯金で元本を保証するのがベストだと思われる方もいると思うので「複利万歳」とまでは言えません。

 

複利が強力な武器であるという理屈はもちろん賛成です。

若い方であれば、利益の再投資を行い複利の恩恵を受ける投資をするのが良いと思っています。

 

上記の図では示されていない部分があります。

f:id:ton96O:20190305194443j:plain

横軸が時間、縦軸がリターンです。

上から

複利での運用をした場合で、うまくいった場合

複利での運用をした場合で、見込み通りの場合

複利での運用をした場合で、うまくいかなかった場合

となります。

対象資産としては株式をイメージしています。

上手くいかなかった場合は時として元本割れも起こすでしょうし、長期分散投資でコストをかけて結果として元本割れになると、なかなか精神的にクるものがあります。

 

では、どうすればいいのか。

 

何か下支えをするものが必要です。

「下支え」とは何か?

1)メインの資産価値が下落しそうになったら、逆に価値を上げてくれる事です。

2)元本毀損をある程度低減したうえでインカムゲインをもたらしてくれる事です。

 

1)はゴールドを例に出すと伝わるかと思います。

金融危機がささやかれると、ゴールドの価格が上がるそうです。

金融商品や現金それ自体に価値がなくなり、全世界で「ものとして」の価値が認められているゴールドが買われるからです。

また、相関係数という指標があります。

あるものと別のものの関係を表した指標で、-1から1で示されます。

あるものを増加させると別のものが増える時、増加の度合いに応じて相関係数は1に近くなります。

今回は「下支え」してくれるものがほしいので、-1に近いものを資産に組み込むことにしましょう。

(参考)各ファンドの相関係数 | eMAXIS

eMAXISシリーズを買えと言ってるわけではありません。ググったら最初に出てきたので引用します。

こちらを見る限り、どうやら「国内債券」は他の資産と逆方向に動くようです。

であれば下支えしてくれるものと認識してよいのではないでしょうか?

一方で

相関係数とは何か。その求め方・公式・使い方と3つの注意点 | アタリマエ!

相関係数の計算過程自体を理解しておくことも必要です。

自分で計算する必要まではないと思いますが、計算元データがどのように取得されるのか、因果関係はそれなりに理屈が通っているのか、くらいは考えておいてもよさそうです。

また

ブラック・リッターマンモデルによる資産配分を解説してみる(Pythonによる実行例つき) - Qiita

この記事、結構気に入っています。

引用します。

このアプローチは理解しやすいものですが、実務で利用するためには次のような問題点があります。
- リスクは比較的安定しており推定しやすい一方で、リターンの予測は難しい
- にもかかわらず、平均分散アプローチによる最適化では全てのアセットに対する期待リターンを指定しなければならない
- そのうえ、期待リターンのわずかな変化で、結果として得られるポートフォリオが大きく変わってしまう

(太字は私の装飾)

その通りなのです。

個人的には、「未来は誰にもわからない」もしくは「大量の資金や影響力で意図した姿に調整できる」と私は考えています。

だから、リスクすらも過去のデータでしかないのだから、どこまで神様の目線から見た「正解」を出せるのか疑問です。

しかし、「鰯の頭も信心から」とは言い過ぎですが、皆が「これが正しい」と思って実際に使っていればそれに効力が生まれるのでそれを使わざるを得なくなる(もしくは、その影響力を考慮せざるを得なくなる)ように思います。

株価はその株を買えば上がり、売れば下がるのです。

限界を考慮しつつ、取り入れるのがよさそうです。

 

2)は「元本毀損をある程度低減したうえでインカムゲインをもたらしてくれることです。」という内容でした。

まさに、優良債権そのものですね。

ハイイールドの場合は、私は別に考えています)

 

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というわけで、国内債券を資産に取り入れる事にはそれなりに意味があるという結論に落ち着きました。

私の場合、ゴールドやJリートも年末年始の資産価値安定に貢献してくれました。

 

色々と小難しいことを書きましたが、積み立てNISAを利用して、長期・分散・積み立て投資を行う際には、負担にならない程度に考えを巡らせるとよさそうです。

投資の目的は投資に詳しくなることではないと思いますので。

 

 

ではでは。

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