こうなりますよね。次は担保価値が下がるから融資が下がる、下がるから縮小する、の流れです
— ton (@ton960) 2019年3月17日
投資用不動産 苦渋の圧縮 融資縮小で相場下落:日本経済新聞 https://t.co/JMxg3Wiwf3
ある程度社会経験がある方ならもちろん、なんとなくでも抱いているでしょうが、日経新聞は広く浅いニュースを伝えてくれます。
一番早いのが最前線で戦っているサラリーマンで、情報を仕入れることができ、もしくはニュースを作る事さえできてしまいます。
だから、日経に乗ったということは、それなりに遅れた確実なニュースだといえるのでは?と思います。
ソーシャルレンディングの文脈でこのニュースを見ると、先日の
匿名化廃止に並んで、案件が縮小するのでは?と私は考えます。
案件の組成ができなくなるのですね。
なぜなら
ガイアファンディング関連の話~12/09 15:00時点の情報共有~ - かんがえる、かがんでいる人
こちらでも書きましたように、SLにおいて担保の主流は不動産です。
その担保価値算定根拠が明らかになっていない点も、現状のSLでは問題です。
しかし、それ以前に、冒頭のニュースの流れが起きるのであれば、そもそもの不動産の担保価値が減少してしまうのですね。
上記過去記事でも書きましたが
ソーシャルレンディング案件で不動産が一定のシェアを保っています。
むしろ事業資金としてよりも、 不動産案件の方が多いかもしれません。
上記の引用記事は説得力を持つものと私は判断しており、その場合、銀行の貸付がないのであればソーシャルレンディングが何らかの役割を持つかもしれないと考えていました。
特に、高齢者養護施設と観光客用ホテルに特化したプレリートファンドさんには多少の期待がありました。
ということなのです。
現状のSLを見るに、銀行の隙間を埋める間接金融としての役割は減衰するというのが私の見立てです。
あえて、SLにとどまることを前提とするのであれば、貸し手として何をセレクトするかというと海外だと思うのです。
海外ですと、日本の利息制限法が及びません。カントリーリスク(やソブリンリスク)を加味したうえでの高利率をかけることができます。
クラウドクレジットさんはその嚆矢といえるでしょう。
(カメルーン頑張れ)
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で、タイトルに戻ります。
社会的インパクト投資ファンド | 鳥取発 ネクストシフトファンド
リンクを張っておきます。
ネクストシフトファンドさんです。
こちらも、海外への融資を行っているのですね。
ただ歴史が浅いこともあってか、募集案件の最初の方は不成立が多く、成立したものの一番古いものが
カンボジアマイクロファイナンスファンド1号 | Nextshift Fund
こちら。
「運用予定期間」が「2018年4月18日から2019年4月17日まで
募集状況または貸付先の事情により、期間前に運用開始する場合があります。」
とのことですので、まだ償還されておりません。
最初の方に不成立が多いことは当然でして、むしろ正直に公表しているなぁという印象です。しかし、実績が足らないことは隠しようがありません。
興味はあるが、何をどこまで信じてよいのやら。
メールをしてみました。
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御社の安全性・それぞれの案件の安全性はどうやって把握すればよいでしょうか?
ブログを一通り拝見しましたし、HPも拝見しております。
しかし、SL業界では事業者の不祥事が相次いでおり、特定の事業者が業界への不信感を招いている状況です。
私のような個人は、どうやって御社の安全性を把握すればよろしいでしょうか?
また、すでに貸し付けてある案件の償還がまだなので実績がないことは理解できますが、モニターはされていますか?そういう性質のものではないのでしょうか?
御社と同じく外国へのSLを行う事業者もカメルーンへの案件では事故を起こしています。
そうなると、不安な気持ちが残ります。
以下の質問にご返答いただきたく思います
1)御社自身の事業者リスクを払しょくする・成立した案件の状況を知らせるような仕組みはあるのか?
2)ないのならそれは、作る予定であり今はその途中なのか?、それとも、作る予定などなかったのか?
3)仕組みができるとすれば、いつ辺りに、どういう内容のものができるのか。事業者リスク・案件リスク双方について。
お手数ですが、よろしくお願いいたします。
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ブログというのは、
こちらです。皆さんも興味があればご覧いただくと良いと思います。
尚、冒頭のニュースがあったとしても、事故を起こした事業者はそれを理由に回収活動を不誠実に行うことは許されないと思います。
(明示はしませんが、適当なことをやりそうなところがいますから)
ではでは
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