かんがえる、かがんでいる人

考えたことをまとめます。

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オルタナティブ投資としてのコイン

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

初詣に行ってくじを引きました。小吉でした。せっかくの正月なんだから、もっと景気の良い内容でもいいんじゃないかと思いました。

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さて、今回はオルタナティブ投資について書きます。

一般に、オルタナティブ投資は株式や債券などの伝統的な投資手法以外のものを指すようです。

だから、ソーシャルレンディングオルタナティブ投資の一種だと。

私は、これに多少の違和感を覚えます。

金融の世界の共通言語としての定義はそれでいいのだと思いますが、貸付型クラウドファンディングなんて債権への投資そのものだと思うわけです。

ヘッジファンドオルタナティブらしいですが、投資信託と本質は変わらないのでは?と。

先物や為替予約もオルタナティブらしいですが、そうなのかしらん?と。

というわけで、私が気になっているオルタナティブ投資を書いておきます。

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私が気になっているオルタナティブ投資、それはコイン投資です。

ワインや絵画などの美術品もあります。不動産も同じカテゴリに入れてよいでしょう。

誤解を恐れずに一言で言ってしまえば実物への投資です。中でもコイン投資を勉強しています。

実物投資がオルタナティブ投資というのが、なんとなく感覚的に合致するのですね。

念のため注記しておきますが、前述のとおり、実物投資≒オルタナティブ投資というのは私の感覚の問題で世間一般では通用しません。

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実物投資は、古銭への投資ということで趣味の延長に位置づけされることが多いものだと思います。好きで集めていたらコレクターの集まりができて値付けが行われ付加価値が付いた、と。「趣味と実益を兼ねて」という言葉が良く似合う投資だという理解をしています。

それゆえに、投資をする際は対象が好きでないとどうにもならないように思います。

私は、アルコールは好きでないし美術品はその価値を見る目がありません。原資が無いのは置いておいて、それだけで私にはワインや美術品に投資をする資格がなさそうです。

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私は、時間の経過とともに味が出てくるものが好きです。

大学生時代に革財布を買う機会があり、強く自覚しました。牛革だったのですが年月とともに光沢が増してくる様子にすごく惹かれました。さすがに現在は引退してしまいましたが、今使っている二つの財布もそれなりに凝った革製品です。(今あるのかは知りませんが、伊勢丹でオーダーメイドで作ってもらうことができます。内側と外側に別の素材を使ったり、牛だけでなくヤギやエイの革を使ったりもできました)

エイジング(時の経過とともに魅力が増していく事)を革製品で楽しめるからコインも、と、それだけで同列に語るのはいささか乱暴でしょう。もう少し別の角度からも見ていきます。

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コインは価値のある実物として優秀です。

その観点は、適度に細分化され、持ち運びがしやすく、所有し続け易い点です。

例えば、不動産は単価が高いですし持ち運びができません。ワインはきっとその品質維持に費用が掛かるでしょう。

一方でコインであれば、パッキングされたモノを購入することで品質の維持がしやすく、財産として持ち運びがしやすいので(縁起でもないですが)天災などから緊急避難する際にも携帯できます。金実物よりは価値を携帯しやすいはずです(再販売の市場は選び必要あり) 

それもそのはずで、上記の観点は貨幣として優秀か否かという観点そのモノです。コインはかつての貨幣なのでその観点が満たされていて当然なのですね。

それが実用されていた際には発行主体の権威が上乗せされ、アンティークとなった現在は美術品としての価値が上乗せされているといえるかと思います。(コレクションという観点だともう少し複雑です)

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加えて、専門業者の方が押してくるのが相続品としての優秀さです。

私は多くを語りませんが、その観点からも優秀だと私も思います。

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また、多くの方になるほどと思っていただける点が投資対象としての優秀さです。

Rare coin index beats the FTSE 100

Stanley Gibbons - Stamps and Coins - 7 Circles

they are not correlated to mainstream financial markets, and so offer good diversification

分散投資に良い、と。

分散投資金科玉条のごとく掲げているのであれば注目しておいてもよい資産クラスだと思われます。

日本の専門業者の方のHPからでも、「GB200 Rare Coin Index」という指標はリーマンショック時に下落しなかった点を紹介されている方がいます。

逆相関する理屈は私にはわかりませんし、そうなっていないようなのですが、値崩れしずらいものを持っていればリセッションも乗り切れそうです。

もちろん、値崩れ「しなかった」ものが後出しで「値崩れしずらいもの」と語られるのは承知です。希少なものは今後紛失などで減ることはあっても増えることはありません。そう考えると投資対象の希少性は維持できそうで、注意して見ておくべきはマーケットの規模だけということになります。

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どうしてもヨーロッパなど、外国のものに目を向けがちですが日本の記念硬貨も捨てたものではありません。

(申し訳ありませんが、良い一覧表がぱっと出てきませんでした)

令和元年以降発行予定記念貨幣一覧はこちらから確認できます。

造幣局 : 令和元年以降発行予定記念貨幣一覧

ご興味がある方はすでに購入されていると思います。

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数年前に、オールウェイズ三丁目の夕日という映画が話題になりました。

私は原作の漫画をその前に読んでいました。

その中で主人公の小学生が、当時の流行だったのでしょう、記念切手を購入するために郵便局に並ぶ様子を思い出します。その必死な姿に母親から責められこう答えます「発行部数が決められているから将来価値が上がる。僕は投資をしているんだ」

まさに。

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他にも実物投資資産としては色々あるかと思います。

投資対象としてのコインをご存じの方はおられると思いますが、少しでも考える材料になれば幸いです。

このブログ記事が、読んでくださる方のお年玉になれるかなぁ?なんて都合のいいことを考えます。

今後も考えたことをメモがてら書いていきます。お役に立てれば幸いです。

今年一年、皆さまにとってもよい一年になりますよう。

ではでは。

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