投資の世界で分散が大事だといわれます。
それについては賛成しますが、分散という言葉にほれ込んで、何が何でも分散が大事なんだという言い方には反対します。
ある程度自分が理解できる範囲は決まっていて、そこに対象を絞り込み(集中)その中で分散されているのが実態だからです。
また、ベンチャー企業などが得意分野に資源を集中します。ニッチ戦略を取らざるを得ないのでそうすることがベンチャー企業にとっての正攻法でしょう。
それを「何が何でも分散が大事」という分散至上主義の人はどう解釈するのでしょう?
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また、人的資本への投資として、「社会人は得意分野をさらに伸ばすことが大事だよ」という主張がセオリーになっているように感じます。
そうなんだろうなぁと思いますが、それはほかの得意分野を持つ人と有機的に協働できると言う土台があってのことだと思います。
話がそれました。分散と集中の話に戻します。
長所をさらに伸ばそうというのは、人的資本投資における集中投資に他なりません。
これを「何が何でも分散が大事」という分散至上主義の人はどう解釈するのでしょう?
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これらを、結果論でくくるのは乱暴です。
私の考えでは「選択と集中・分散、どちらが大事?」という問いが間違っているように思うのです。
つまり、「いま、どの分野に集中すべきかそれとも分散すべきか」という判断力が大事なんだろうと思います。
集中すべきか、分散すべきか、分散するにしてもどの分野まで分散すべきか
その判断力を身に着けたいなぁと。
ではでは。
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