かんがえる、かがんでいる人

考えたことをまとめます。

?

分母をずらすと価値が変わる話

ごはん、何回食べます?

 

一日三回だよ

当たり前の事聞くなよ。

 

いやいや、一生で。

----------------(‘ω’ っ )3

人生80年。それが最近はどんどん伸びているようです。ここでは90年とします。

日に直すと32872.5日。うるう年くらいは勘定に入れます。

毎日三回ですか。幼児の時期はもっと多いでしょうが、大学生辺りなんて食べるよりも熱中することが多かったりするわけですから、平均三回とします。

3をかけて98617.5回。

一生で、10万回食事をするんです。

一回、本日あなたも私も食事をしたとして、それは0.001%。

無視してもいい位の話です。どうでも良さそうですね。

 

一方で、

アンジャッシュの芸人さんだったと記憶しています。とてもグルメなんです。

都内のおいしいお店にたくさん行きたい。

しかし、店の数が多い事に加え、入れ替わりが激しい。

一生をかけても都内のおいしいレストランを全部回るのは無理だ、と。そう結論付けたそうです。

そう考えると、一回の食事は無視できないモノっぽいです。

----------------(‘ω’ っ )3

先日、武器の動画を見たんです。飛行機とか高いんですね。数千億円するそうです。

ミサイルも一つ飛ばすだけで数億円かかったりなんかして。

価値観がおかしくなっちゃいます。

その中で気になったのが、鉄砲の性能ナレーションです。

ダダダダっと、マシンガンでいいんでしょうか、連射するような銃器の話で「一分間にN発打つことが可能」なんて言うんです。

 

一分間にN発って言われても、ピンとこないんですよね。私は。

専門家の方は慣れているのかもしれませんけど。

 

一分間に60発だったら、一秒で一回なんだからマシンガンにしては遅いなぁと思います。

一分間に600発だったら、一秒で十回なんだからさすが連射がすごいもんだ、と思います。

単位は分ではなく秒の方が良いように思うんです。

----------------(‘ω’ っ )3

先日こんな話を書きました。 

ton96o.hatenablog.com

対象がだれであっても解説なんてできるのは最先端の重鎮だけだ。

解説ってのはこういうものだ、と分数の割り算を解説しています。

私は割り算の権威じゃないんですが、解説というのであればこのくらい相手に有無を言わさない説明が必要であるという例です。

 

その中で、割合の扱い方について書きました。

分母を1にするのがコツである。

 

先述の食事の回数にしても、分母が一日なのか、一生なのかで大きくとらえ方が違います。連射速度についても、分母が一分なのか一秒なのかで直感的理解の程度が大きく違ってきます。

 

ふた昔前あたり、高額な商品を買わせようとこういうセールストークが流行ったようです。

「一日一杯のコーヒー分で○○が買えるよ」

ふむ。安そうです。

コーヒーを専門店で飲むと500円くらいですか?

一年で182,625円 四年で730500円

まとめて考えてみると、それなりの額になります。

 

500円貯金なんてありますね。

あれも、定期的に行って、まとめてみると結構な額になるんじゃないでしょうか?

 

というわけで、数字におけるインパクトは強烈ですが、それが何当たりなのか、分母をずらすと別の景色が見えてくるんじゃないかなぁ?という話です。

 

人って、それだけ物の見せ方で行動が変わる弱い生き物なんだと思います。

 

ではでは

 

?