かんがえる、かがんでいる人

考えたことをまとめます。

?

我々は身もふたもないことから目を背けがちであるという話

自身を鑑みての反省ではありますが、主語を大きくして(私→我々)自分へのダメージを減衰させてみました。

----------------(‘ω’ っ )3

例えば、ダイエット。

体型をそれなりに保っていたいと思い、運動はそれなりにしているのです。

最近は自転車が気に入っていまして、週末に往復100㎞走ったりしています。

ダイエットと言うと運動というイメージを持たれるかもしれませんが、実はそうではなく、食事制限が一番効きます。

人間には基礎代謝という、普通に生活をしているだけで消費するカロリーがありまして、それに合わせたカロリーを摂取していれば、理論上は太らないのですね。

一方で、コンビニに100円当たりで買えるもの、何かおなかを膨らませようとすると何が目に入るでしょうか?
野菜サラダ?ダメです、高いですね。唐揚げ?そこそこ手軽の値段ではありますがおなかを満足させるにはイマイチ。

というわけで選ばれるのが、スナック菓子だったりすると思うのですよ。

先進国はホームレスが糖尿病でなくなるくらい豊かなのだという方がいます。
でも、それって、スナック菓子のような炭水化物が低コストで生産されるという事実から派生した一面でしかないと思うのですね。

ホームレスの方は安いものしか食べられない、すなわち、炭水化物を多く摂取するようになり野菜や海藻などのミネラルはおざなりになる。炭水化物はご飯や小麦などです。ヨウ素液反応、小学校の時に実験しましたね?炭水化物は分解すると糖になります。
安い炭水化物でおなかを満たす生活をしていると、太り、いずれ糖尿病になる危険すらあるわけです。

 

運動すればいいじゃない。

仰る通りです。

 

先ほど、私は自転車で往復100㎞程走ったりするんですよーと書きました。

実はこれって、結構「ふんきり」が必要なんです。好きなんですけどね。

なんだろ、マラソンが趣味の人が、フルマラソンを走るとか、ハーフマラソンを走るとか。そういう自分の限界近くに挑戦している感じです。

現状私の脚力と装備では、往路二時間半、復路三時間半という、かなりアンバランスな時間配分です。

それだけスタミナ(筋持久力や呼吸持久力)が無いのだと解釈しています。

 

六時間をかけて自転車をこぐと

自転車の消費カロリーの計算 - 高精度計算サイト

こちら様によると、なんと3000kcalのカロリー消費。成人男性の一日平均摂取カロリーが2000前半なので、毎日やれば私は骨と皮になるはずです。

でも、そうならない。

それ以上(超えて)に食べてるからですね。

----------------(‘ω’ っ )3

こういう話をふくよかな知人にすると、

・ウォーキングはひざに負担がかかるからだめ

・自転車で、そんなにカロリーが!でもだめ、6時間も時間を作れないしそんなにこぎ続けたら体が壊れてしまう

・筋トレをするのにジムに行くお金がかかる

・家でトレーニングするのもお金がかかるし、フォームが間違っていて怪我をしてはいけない

・まぁ、ぼちぼちやっていくよ

こんな反応です。

----------------(‘ω’ っ )3

筋トレもいいんですよ。

特に、競技をやってない方は、筋トレをしてからランやバイクなどの有酸素運動をするのがおすすめです。
石井直方という方の本を図書館でもいいので読んでください。そういう順序で進めてあるはずです。この方は、かつてボディビルダー(ムッキムキのあれ)で、今は東大の博士です。信ぴょう性はあるんじゃないでしょうか。

この順番でやると成長ホルモンの分泌を妨げない(逆だと分泌が抑えられる)のだそうです。

成長ホルモンは成長期の方のためだけにあるものではありません。
大人には若返りホルモンとして意味があるのだそうです。
一時期流行った加圧トレーニングは人為的に成長ホルモンが出やすい仕組みを作り出していますね。

 

そんな筋トレですが、消費カロリー自体はそこまで大したことが無いのです。
筋肉を大きくしたり活性化することにつながるので基礎代謝は上がるでしょうが。

----------------(‘ω’ っ )3

やっぱり、本当に緊急で痩せたいというのであれば、入ってくるカロリーを制限するのが一番です。

穴の開いたバケツで水をくむのはナンセンス。
幾分かは水分が残るかもしれませんが、まずは穴を防がなくてはなりません。
だから、やせるには、まず食事。
ライザップも、食事制限を相当気にしますよね?それだけ効果が出るんです。

----------------(‘ω’ っ )3

なのに、やせたい人が筋トレや運動を視野に置きたがるのはなぜか?
言い訳を作りやすいからです。

食事制限はすぐにでも可能です。普段していることをしないだけだからズボラにもできます。可能です。
運動は、普段やらないことをやろうとする行為です。やらない言い訳をたくさんたくさん作れます。

人間はどうしてこう、自分を守るもっともらしい言い訳を探し出すことに関してはクリエイティブなんでしょう。仕事の場面で生かしたいものです。

----------------(‘ω’ っ )3

というわけで、ダイエットを題材に、本来どうすべきなのに人はどう動いてしまうのかということを書きました。
私だけでなく、きっと人間は欲望に負けがちなんだと自分を慰める次第です。

 

この、目先の誘惑(ここでは食事)に負けてしまうという流れはいたるところで起きているように感じます。

英語ができないのは純粋に英語学習者の費やす勉強時間が足りていないからだそうです。さもありなん。

 

なんとなく我々が不安に思っていたり悩みとして思っていることも、身もふたもないことから目を背けているだけなのかもしれません。

そう考えると、解決の糸口って見えてくるような気がしませんか?

 

というわけで、アクロバティクでテクニカルな言い訳を作り出すスキルは捨てて実行するだけで悩みは解決しがちだという話でした。

「やるだけ」ではあるのですが、それは「今までの状態から変わる」ということを意味します。なかなか難しいことです。

習慣化という技術が必要になってくるように思います。

 

ではでは

?