かんがえる、かがんでいる人

考えたことをまとめます。

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AI投資に乗り換えるべきか?

もちろん私見ですが、乗り換えなくていいと思う派です。

ここでいうAI投資とは、機械学習だのディープラーニングだので、アクティブに売買を行うファンドを想定します。

 

重要なのは結論ではなく思考プロセスなので、いつも通りゆるゆると。

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そのプロセスも結果的には

コストが高いわりに独立した優位性を保てない」という一言に集約されます。

 

AIと言われているものは情報の演算をしその結果を業務に活かす仕組み、と私は理解しています。例えば私が小売店から売上データをもらって、天気のデータ(気温や湿度、日照量)と照合した結果をセールや注文に活かす、ここまで必要です。

だから今回のAIも、いろいろな金融情報(だけでなく最近はネットの情報まで拾うらしい)等を処理して、何が上がるか何が下がるかという結論を出したうえで、売買を実行する。そういうもの。

 

抽象化するとアクティブファンド以外の何物でもないのです。

だから、インデックス投資の優位を信じる方にとっては、同じ理屈でAI投資をしなくてもよい。(もちろん資金の一部を入れてみるというのはアリだと考えます)

 

分析する情報が同じであれば、長期的には同じ結論が出るはずなのですね。

「いやいや、企業ごとにAIの学習度合いが違うでしょ」

長期的にはそれが集約されていくと思う派です。

売店の業務に活かす結論であれば「15時あたりに炭酸飲料が良く売れるので、在庫を保持しつつ、補給を14時から始める」など、すごく詳細な内容です。
しかし、投資においては「○○を売る・買う」二択です。そしてその企業しか入手できない情報を扱っているとしたら、、、それはインサイダーですし、他の企業が入手出来ている情報をその企業だけが入手出来ていないとすると、それは怠慢です。

AI投資を運営する会社によっては、投資対象やその売買コストに違いが出るかもしれません。その点に注目するのであれば。勝ち組AI投資が出てくるかもしれません。

 

そして、勝ち組AI投資が生まれると、一か月に一回くらいは運用報告をするでしょうから、それを見た投資家がマネをするようになると考えられます。

となると、金融商品は買えば上がるし売れば下がるので、後追いで結果を補佐するフォロワーがついて実績をさらに上げることができるようになります。

そこまで信者(とは言いすぎでしょうか?)が付けば、むしろ、売買した瞬間にその取引を公開するのも一手でしょう。

それを正とする信者が公開された取引を後追いすることにより、予言の自己成就(のようなもの)が成立します。

 

アクティブファンドで、良い成績を出しているファンドがあります。

もちろん実力があるのだとは思いますが、それに加えて、上記の仕組みが成り立っている点も見過ごせません。(○○ファンドが買ったからうちも買うぞ、と)

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プロセスの結論を一言でこういいました。

コストが高いわりに独立した優位性を保てない

 

既に、AIに学習させる情報が同じであれば長期的には学習したAIが出す結論は同じになる、とも書きました。

もう少し、「独立した優位性を保てない」という点を書きます。

 

AI投資が他のファンドを圧倒したとします。

だったら、他のファンドも真似をします。

となると、既存のAI投資の優位性は崩れます。

これだけのことです。

 

一方インデックスファンドは、ここで前提としている「既存ファンドを凌駕するAI投資」の恩恵を最初こそ受けられませんが、他のファンドがAIを真似した段階でその結果に近づいていきます。

(もちろんコストについてはインデックスファンドの方が安いでしょう。2020年7月現在、ざっと調べるとAI活用を謳うファンドの信託報酬は1%以上が多いようです)

 

というわけで、AI投資に乗り換えなくてもインデックスファンドで全世界でもなんでも、広く分散させればいいんじゃないでしょうか?

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私自身、ソーシャルレンディングや仮想通貨など、新規性の高い投資も行っていますので、資金の一部を自分の好みの投資対象に向けることに反対しません。

判断するのは私じゃありませんし、私のお金じゃないですし。

 

また 

ton96o.hatenablog.com

こちらのようなファンドも購入しています。

(上記のファンド、あい・パワーファンドと言うんですが、チャートが驚くほど右肩上がりなんです。コロナショックも関係なしです。チャートだけでもご覧下さい。

あい・パワーファンド【74311194】:詳細情報:投資信託 - Yahoo!ファイナンス

販売会社は少ないようです。楽天証券

あいグローバル・アセット・マネジメント株式会社

オフィシャルでは販売会社に上がっていましたが現在は購入できません。再販のリクエストはしています。) 

 

ファンドの性質は上記過去記事をご覧いただくとして、こちらも情報を処理してぶっとい回線で鞘を抜くという仕組みです。他にマネするところが出れば優位性を発揮できなくなりますので、その時が売却の時期でしょう。

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というわけで、AI投資に投資をするというのは、珍しい投資手法に投資するというよりはアクティブファンドに投資をしようとしている、と私は解釈します。

一つの楽しみで資金を振り分けるのはアリだと思いますが、長期ではインデックスに勝てないんじゃないでしょうか?

 

 

ではでは

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