かんがえる、かがんでいる人

考えたことをまとめます。

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ハードルを突破する話

病気が流行りましてね。

その対策をしたところには、国のキャンペーンが適用されたりするのですよ。

上記ツイートは外食なんですが、旅行関連もそんなだったはずでして。

いいんですよ、正論です。

病気の対策をするところにその恩恵を与える。筋は通っていると思います。

じゃぁ、問題はないかというと、無くはないのですね。

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当然、その対策を打てないところはキャンペーンの恩恵にあずかることはできず、売り上げは落ち込みます。

これは、そのお店に流れるはずだった売り上げが他に流れるからで、間接的に廃業に近づきます。

さみしいものです。

 

じゃぁ、何ができるかというと、そのラインですね。

「これだけのことをやっていれば対策に取り組んだと言えますよ」という要件を整理し、割に合う対策をこうやれば実施できると言う知恵を分かち合う必要があるわけです。

別に分かち合わなくてもいいんですけど。

ですが、まぁ、飲食コンサルタントなんて方はその辺りを考えているはずなのですね。周りの知己と連絡を取って、どのあたりがラインになりそうかという話しをしたり、実際にラインを決める人たちと接触したり。

他には、巨大資本はハードルを上げたりするんじゃないでしょうか?

自分たちが生き残るために小さなところを間接的であろうと、潰す。合理的な判断ではあります。キレイではありませんけど。

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こういう笑い話があります。

「この世から犯罪をなくすためにはどうすればいいか?」先生が生徒に問いました。

ある生徒はこう答えました「法律を無くせばよい」

賢い系バカですね、この生徒は。

法律が犯罪を定めるのだから、法律が無くなれば犯罪もなくなるという理屈で一つの理屈ではありますが、そうじゃなかろう、と。

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同様に、現在進行中で定まりつつある「病気対策」も人が決めるものです。

もちろん学術的にこういう要件は必要ですというハードルはあるでしょう。

ですが、先述の通り、別の思惑もあると思われるのです。

一つは、お客様の納得感だったり世間体だったり。一つは政治力だったり。一つは「あそこがこれ位やってるんだから(やってないんだから)うちも」という同調圧力だったり。

 

だから、ハードルを乗り越えるためには、ハードルの高さを知るだけじゃなく、ハードルの高さは変えられることがある点は知っておいて損はないかと思います。

 

お題目のような経営学の本では「必要十分な対応を行う」なんてことが言葉尻を変えて何度も出てきます。「必要十分」の程度はいくらでも変わります。変えられてしまいますし、変えることができる人たちはいます。

そんな毒にも薬にもならない言葉は実務家からは出てこないと思うんです。

 

ではでは。

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