数日前の話ですが、とある銀行がChatGPTのエンジンを利用してサービスを作るという報道がありました。
JPモルガン、ChatGptのようなAIサービスを開発中ー報道 - Bloomberg
どのようなことが起こるのか、簡単に考えます。
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AI関連のロボアドと言えば、日本で言えばウェルスナビが有名です。
しかしそれは多分誤解のイメージがあり、投資家を5つのタイプに分けたり、解約しよう・積み立てを止めようとする動きを察知する部分にAIが使われているのが現状です。
日本で運用にAIが使われているものと言えばFOLIOがありますが、肝心の成績は他のロボアドと比べたりTOPIXと比べた上で優位を示したりと、納得がいかない事も多いです。
投資信託では最近リート商品で「オルタナティブ情報」をAIで分析したというものが出てはいます。
むしろ、運用をAIで良い具合にやってくれるというよりは、悪徳AI(アウトプットをちょっといじって手数料を稼げる商品をポートフォリオに入れる「学習」をさせる、むしろトップセールスのトークや訴訟回避術を「学習」させる)が現実味があります。
儲からないものに投資をする意味がないからです。
また、投資家は成功報酬と言われているモノにも気を付ける必要があります。成功報酬は投資家にとってフェアな料金体系に思えますが、運用会社にとって実質的なプットの買いであり大きなリスクを取らせる要因になりうるものだからです。
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一方で、イギリスでしたか、AIが資産運用をしたうえでアクティブにパフォーマンスで勝ったというニュースもありました。
が、それが継続して優位を保てるかどうかは分かりません。
しかし、ある条件が成立すると優位が保たれると考えられます。
それは、投資家の多くがAIに頼りきる事です。
その状況下において、AIがトレンドを作ります。エンジンは一つなのである商品を買うと判断すれば一斉にお金が動くのですね。そうすると、買いが買いを呼び、実際に予想が実現します。売りも同様です。
AIによる相場操縦の危険があると言ってもいいでしょう。
ではでは。
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