かんがえる、かがんでいる人

考えたことをまとめます。

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10年後、物理的なモニタやキーボードはいらないんじゃないか?という話

VRが世に出て10年は立っているでしょうか、AR・MRと、スマートグラスは改善を続けています。

かくいう私も公の場で使える大型モニタとしてのスマートグラスを試しています。
レビュー動画などもたくさん上がっており、それらを総合した現在の私の感覚では「どれもやりたいことが大体できるが、惜しい」という印象です。
逆に言えば、それは大型モニタ(例えばスマホの画面をメガネに投影する)としてのスマートグラスは完成間近という事であり、時間の問題だと考えます。

 

なのでもう少し想像力をたくましくしてみましょう。
もっと素敵なスマートグラスに必要な機能は何でしょう?未来のスマートグラスはどんな問題を解決してくれるのでしょう?

 

私は総合情報入出力端末になり得るのではないかと考えます。

1)音漏れ・ノイズキャンセリングマイク標準のイヤホン
2)マイク
3)そして、マウスやキーボードの存在を不必要にする機能

 

3)については説明が必要でしょう。
どこかのネット記事で手袋のようなデバイスが紹介されていました。その手袋はVR世界の触覚を実体験させてくれるとの事。
乱暴な使い方ですが、マイクをイヤホンに、イヤホンをマイクに使えることを考えると、その手袋は逆にも使えると考えたのですね。

具体的には、データを触覚に伝達するというその逆。手や指の動きをモニタであるスマートグラスに反映するという機能。現状のVRゲームにおけるコントローラーのようなものです。
それによってスマートグラス上の仮想物体を操作します。例えばモニタをタッチしたり画面を拡大したり。
もちろんタッチパネルのような事ができるだけでは革命・改革・革新とは言えません。電子情報としてのマウスやキーボードを操作できるようになるとよいな、と。

まだイメージを伝えきれていないと思うので説明を続けます。
スマートグラスにモニタ画面を投影することで物理的なモニタは不必要になりました。
モニタを置く場所やお金、持ち運ぶ労力というコストを解消したと言えます。
同様に、スマートグラスにつながる手や指の動きを感知するデバイスによって、マウスやキーボード操作を感知しスマートグラスに投影されれば、モニタと同様の事がキーボードとマウスでも可能になると思うのです。中空にモニタがあり、それを拡大したり縮小したり移動させたりできる。同様にキーボードを前後左右に微妙に傾け、自分が使いやすいようにヴァーチャルの世界に置く。それらを操作してデータを入力。
傍から見れば何もない所を手探りし、指を動かしている危ない人ですね。
現在のBluetoothイヤホンも「耳からうどんが出てる」なんて言われてたのですから、慣れますよ。きっと。

具体的なデバイスは、最初は手袋のようなものになるでしょう。それから改善が進み、ブレスレットとそれぞれの指に指輪、そして最後には両手に指輪がひとつづつ、と言った感じになるのではないでしょうか?

 

私はスマホ自体、最適化されたものではないと考えています。スマートグラスそれ自体がスマホになっても良いのではないかと思います。もっと言えばシンクライアントのように私たちが身につけ持ち運ぶものは単なる入力装置でありさえすればいいのだと。
今のスマホで言うのであれば、本体がクラウドにあり、持ち運んでいる小さな箱はインターネットを通じてデータを移すだけの箱になる、SaaS・PaaS的なものを想像していただければと思います。

 

ではでは。

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