ビットコインの抱えるジレンマ:市場規模拡大の「鍵」と相反する課題とは
技術革新の邪魔をしない規制が必要というのは皆が思っている課題です。
では、具体的にはどういうものが必要か?という点も、同じように皆が足を止めている問題です。
今回の記事ではKYCとAMLを取り扱っているようですが、そこにとどまっていても埒が明かない気がします。具体的には詐欺ICOの撲滅や情報操作・仕手筋に対する罰則など投資商品としての透明化が必要になってくるはずです。
それは最終防衛ラインのようなもので、「使わないからこそ意味がある最終手段」のようになると思います。それが無ければ何もできない無法地帯のままであると思われます。
情報操作や仕手筋の規制は技術革新に何も影響を与えないでしょう。詐欺ICOに関して規制をすることになれば使い方をどうするのか?という話になるかと思います。
真面目にやって失敗したプロジェクトと、最初からやる気のないプロジェクトの区別はつきません。
リップル社:XRP決済採用で、Bittrexを含む仮想通貨取引所大手3社と提携
Bittrex(米ドル)、Bitso(メキシコペソ)、Coins.ph(フィリピンペソ)において、xRapidが採用されます。
XRPでなくては送金ができないかというとそんなわけはなく、仮想通貨全体の強みだと思います。が、このような意思決定がなされる以上、リップル社に対する信用・信頼が生まれてきている証左かと思います。
リップル社のxRapid採用企業Mercury FXが、メキシコや中国への国際決済の実証テストを発表
も含め リップル社の営業力は強く、順調に進んでいる気もします。
東南アジアなどの、「銀行口座は持っていないがスマホは持っている」という国々にどうアプローチするのかを注目します。
仮想通貨取引所バイナンスLCXがリヒテンシュタインで開設、法定通貨建の取引提供 | Cointelegraph
仮想通貨取引所バイナンス:ヨーロッパに法定通貨建ての新取引所「Binance LCX」を設立
バイナンスがリヒテンシュタインに新取引所「Binance LCX」を開設しました。
この取引所は法定通貨建ての取引所です。
Binance LCXは、初めにスイスフラン(CHF)とユーロ(EUR)の間で仮想通貨取引を提供し、規制当局の認可を取得した後、ペアを増やしていく予定とのことです。
インドネシアの首都ジャカルタにブロックチェーンハブが開所 | Cointelegraph
インドネシアは、イスラム関連は大丈夫になったんでしょうか?
それとも、仮想通貨はダメだけれど、ブロックチェーンは良い、という文脈でしょうか?イスラム教の人口比がインドの比ではない分、気になります。
パブを開設という観点では日本の福岡もニュースがありました。
HARAのレギ・ワヒュCEOは、同ハブのローンチイベントで以下のように述べた。
「ブロックチェーンによるデータの透明性は、社会ピラミッドの底辺に位置する人の社会福祉を向上すると確信している。それはビジネスや経済パフォーマンスの改善に繋がる」
「(ブロックチェーンハブは)インドネシアの経済をサポートするアイデアの創造を支援する場になるだろう」
日本の情報としては
こちらが乗っていました。
ノルウェーのビットコインマイニング施設、「爆破予告」を受ける | Cointelegraph
ノルウェーは、フィヨルドがあります、水力発電が良い感じに栄えてそうですし、冷却にコストがかからなさそうです。きっとマイニングが盛ん何だろうな、と納得します。
「これは破壊工作だ。もし貴社が仮想通貨のマイニング施設の拡張を続けて、この国を騒音で覆うのなら、貴社は我々の平穏な時を破壊していることになる。私はいくつかの爆弾を送ることを警告しよう」
特にマイニングに限ったテロではなさそうですが、騒音がひどいというのも一つの事実なのでしょう。
「ビットコイン価格下落もハッシュレートは上昇」長期的な仮想通貨市場に強気の人は多い? | Cointelegraph
ハッシュレートが上がるというのは私の見解では、対象仮想通貨の価格が上がると思われます。マイニング企業がリスクを負って計算力を提供しているからです。
何回か書いていますが、ハッシュレートは当該仮想通貨の時価総額を守るセキュリティであり、軍の戦闘力に例えるのであれば、その威力を発揮できるようにする兵站です。
必要以上のハッシュレートは必要な地というのが私の見解です。
そのハッシュレートが上がっているという事は、きっと私のような個人よりもニュースをつかんでリスクを取っているマイニング企業が「上がる」と予想したのではないかと想像できます。
一方で
より効率よくマイニングができる機器が登場していて、洗練された大手のマイニング業者が収益悪化によって市場から退出する非効率的なマイニング業者の分を補えるほど巨大化しているのではないかと話した。
こちらもなるほど、と、納得できる指摘です。武器が(マイニング機器が)古く効率が悪い(電気代に対する計算量が低い)業者は撤退するが、良い武器を持っている企業が参入、結果、全体としての計算力は上がった、という理屈です。
マイニング機器に関しても、まだ発展途中だと思われますので、マイニングは考える対象としてなかなか面白いテーマだと思います。
中国銀行と中国銀聯、共同でブロックチェーンの決済システム開発へ | Cointelegraph
BCを使った決済システムだとのことです。
ファイナリティとかは良いんでしょうか?中国銀行は政府系ですよね?
色々やってみればいいとは思いますが。
欧州サッカー連盟、ブロックチェーン基盤のチケット販売システム実装 | Cointelegraph
チケットの複製を防げるという事ですが、それは既存のチケットの仕組みが未熟であることに他なりません。だからこそBCでいろいろできる余地があるとも言えますが、譲渡不可とか、そのあたりの話が出てくるとなかなか面白いな、と思います。
ちなみにこれ、入力情報を間違えた時のオペレーションはどうなりますか?
仮想通貨ウォレット「Toshi」、コインベースウォレットとしてネイティブアプリに | Cointelegraph
コインベースが作ったDAPPSブラウザがコインベースウォレットとしてリリースされたそうです。コインベースのニュースが毎日出ています。
ウォレットはイーサリアム、ERC20トークンをサポートしているが、まもなくビットコイン、ビットコインキャッシュ 、ライトコインもここに追加する。
また、ユーザーは分散型取引所やサードパーティアプリを使えるようになり、イニシャル・コイン・オファリング(ICO)のエアドロップトークンを受け取れる。
秘密鍵の取り扱いは気を遣うところなのでしょう。
ドル建てビットコインETNが登場、ビットコインETFの代替投資手段に | Cointelegraph
昨日ニュースで取り上げましたでしょうか?ETNです。
「ドル建てで投資する人も、この商品に投資できるようになった。以前はユーロかスウェーデン・クローナでしか利用できなかった。現在の米国の規制状況を考えると、これはビットコインの大勝利だ」
「商品取引でのブロックチェーン導入は利点ばかりでない」=ボストンコンサルティング | Cointelegraph
透明性を高めることはより公平な価格形成へと繋がるが、商品取引における非効率性によって稼ぎを得ている取引業者にとっては「悪いニュース」だと主張。また、ブロックチェーン技術の普及についても一筋縄ではいかないのではないかとみている。
前半は何を言っているのかが理解が追い付きません。情報の非対称性を許容せよと言っているように聞こえます。
普及が一筋縄ではいかないなんてどの技術でも同じでしょう?
便利なら使われるし、利便性に対しコストが高ければ使われないだけの事ではないのでしょうか?
それをわかっていないわけがないんです。BCGですから。
どこがいくらのお金を出したんです?そのスポンサーはどういう立場の人です?
?