かんがえる、かがんでいる人

考えたことをまとめます。

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ペーパーレス社会は実現するのか?

しないと思う派です。少なくとも私が生きているくらいでは。

 

何故なら、時代の変化が上手くいく要因として、世代交代が進むという点と肉体的限界を超えない、という二点が挙げられると思うからです。

 

今回はそんな話を書きます。

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時代が変化するにあたって、おおよそ新しいものは拒絶されがちです。

新し物好きな人が飛びついてそれだけで終わったり、世代問わず広がるけれど一時的なブームに終始し定着しなかったり。新しいジャンルを確立するもマイナーな立ち位置で終わったり。

生活を変えるようなものでない、デザートのようなものだったりするとその傾向は顕著です。

ペーパーレス社会は多くに受け入れられてこそ「実現した」と言えるものなので、先に挙げた状況ではダメですよね。

 

では、拒絶されがちなものが受け入れられるにはどうすればいいのか?どういう事が起きるのか?

デファクトスタンダードをとれるととても良いかなぁと思います。

これは、新規の製品におけるデファクトスタンダードではなく、既存の製品も含めたうえでの占有です。

それが無いと生活が成り立たないという状況にしてしまえばいい。

 

ペーパーレスという観点で、それができている姿が私には想像できないのですね。

具体的には。

紙の対になる概念としては電子でしょう。災害が起きて電気が無い状態、そんな状況で書類が全て電子データということはあり得ますでしょうか?紙とペンで対処しますよ、そりゃ。(同じ理由で、キャッシュレスが進むとは思いますが災害大国の日本で現金がゼロになることはないと思います)

というわけで、完全なペーパーレスはできそうにありません。

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では、不完全でも「かなり受け入れられた」というレベルくらいまではいけるんじゃないか?

確かにそうかもしれません。100点じゃなくても現状20点なら80点になれば「いいじゃないか」と言っていいと思います。

 

新しい概念を受け入れるには柔軟性が必要です。

思想的にも自分のやり方を変えるにもコストを払う必要があります。

なので、世代交代が進めば、純粋に年数がたてば、ペーパーレスネイティブな世代が大半になっていくので、思想的な観点はクリアできそうです。

むしろ、昔の部長50歳が「資料は紙にしろ」なんて言っていたけれど、時がたてば「え?なんで紙でやってるの?」なんて。

ありそうです。

 

では、他に問題はないか?

あるんです。

 

肉体的に、お年寄りにはキツイと思うんです。電子書籍とか。WEBを見るのもツラいという話しは聞きます。会社員を引退されて、悠々自適の年金生活にはいってからプログラムを勉強し、有名になった方の言葉です。

「年寄りだと、スマホをスワイプしても認識してくれなかったり、、、、皆さん笑いますけど本当なんですよ?」

(私が見たものとは情報源が違いますが、似たような記事が見つかりましたのでリンクを張っておきます。ついに国連で講演へ!82歳プログラマーが語る「100年時代の思考法」——「人生は風見鶏でいい」 | Business Insider Japan

 

老化は生物ですから仕方のないことです。

目が見えずらくなる、疲れやすくなる。今健康で快活に生活している我々も、おじいさんおばあさんになればきっと困る。

そんな時、「見ておいてください」と渡されたのが紙より目に負担がある電子書籍であれば、なかなかムムムとなるんじゃないかなぁ?と。

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ですので。

時が経ち、技術の進歩と世代交代によってペーパーレスがおおよそ実現するかもしれない。

しかし、災害などの電気が無い状態や、超高齢社会である日本で老人の性質を無視することは現実的ではない。

だから、ペーパーレス100%は私が生きているうちには、多分、来ない。

という話しでした。

 

脳に直接データを送るような、そんな技術が開発されれば老化による障壁はクリアできるかもしれませんね。

 

ではでは。

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