先日「「新大学三年生に送る、やった方がいい事」を考えた」という記事を書きました。今回は大学一年生を対象に、過去の私に対して考えたいと思います。
大学三年生は就職活動が迫っていることもあり、時間的余裕がありませんでした。
そのため、
・就職活動にある程度直接的に効果がある内容にした
・効果が出るのに時間がかかる施策は削除した
という点があり、過去の自分に対するアドバイスとしてはそこが不満でした。
それらを踏まえて今回、新大学一年生に対して、やった方がいい事を記事にしたいと思いました。(シリーズ化して、新高校一年生にたいして、とか、新社会人一年生に対して、とか、現在の職場をやめたくなったあなたへ、とか。書くかもしれません。もし書いた方がいいと思うのでしたら、できれば反応があると嬉しいです。)
さて、花粉症と引っ越し難民を乗り越えた、新大学一年生の皆さま、新しい生活に胸を躍らせていると思います。今回を機に上京した人も多いんじゃないでしょうか。
大学入学、おめでとうございます。
1)いろいろやってみましょう
私はこれが一番大事だと思います。
勉強も大事です、将来にわたってあなたの武器になります。
それ以上に友人と仲良く、いい思い出を作ることは一生の財産になります。
(できれば、ヘーゲルの弁証法の前提条件が同じ人がいいですね)
自堕落に生きるのは避けるべきですが、楽しく生きることを放棄し、ストイックに修行僧のように生きることを私は推奨しません。
楽しく、能力を高める生き方はあるはずです。その二つは二律背反の概念ではなく、両立するのです。
友達と遊ぶ、恋人とイチャイチャする。合コンする、遊ぶ、勉強する、バイトするetc
少しでも興味を持ったらやってみましょう、飽きてもいいんです。断言します。最後までへばりつく必要なんてないんです。
大切なのは、その中で、
・自分が頑張ることができる、興味を持てることを見つけられること、
または
・自分は興味がなかったけれど、なぜかわからないけど成果が出て、褒められる・評価されるものを見つけること
それがあなたのスタイルで、あなたの特性で、きっと、あなたが生きていくうえで大切にした方がいい、あなたの生き方なんじゃないかなぁと思います。
もちろん、もっといいスタイルが隠れているかもしれません。
その隠れている確率を少しでも減らすために、いろいろやってみるといいと思うのです。
2)過去記事「「新大学三年生に送る、やった方がいい事」を考えた」を読む
大学四年生にとって、大学三年生は戻りたい過去であり、大学三年生にとって、大学一年生は戻りたい過去です。
新大学一年生のあなた、高校生に戻れてたらもっといろいろやっていたのに、と思ってますよね?
あぁ、今、○○だったらもっと、こうするのに。
皆、そうやって生きています。
上記過去記事から、大学三年生がやるべきことを大学一年生のうちにやっておけば、それはとてもいいことだと思います。
ポイントは頑張りすぎない事。
少しずつ難易度を上げていき、やった方がいい事を参考にしつつ、色々なことをやってみましょう。
ここまでは概論です。
以降、各論、具体的なやった方がいい事を説明します。
1)英語
将来的に使わない人がいることも事実です。
しかし、英語は身に着けるのに時間がかかり、かつ、英語ができることで将来が大きく変わります。大学生のうちに「英語を勉強する」から卒業し「英語で勉強する」状態に持っていき、英語で勉強し続けることで英語力をメンテナンスできる状況をキープしましょう。
英語を身に着ける方法はかなり確立されています。
英語で勉強できるレベルはTOEIC900あたりというのが私の肌感覚です。
それには、是非こちらを参考してください。「英語上達完全マップ」。
こちらでは、音読と瞬間英作文を二つの柱として英語の上達方法を具体的に説明してくださっています。現在の多様なメソッドに警鐘を鳴らし、勉強すべきやり方をシンプルに解説してくださっています。音読の教材は多種多様ですが、瞬間英作文に関してはおとなしく「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」と「スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング」を買ってやってみるべきだと思います。こちらの技術を体にしみこませることで話せるようになります。話せると国際的な出会いがあります。
まずは、どんどん~の方を買ってみて、やってみてください。日本語をすぐに英語に直して口ずさめるか。ほとんどの方ができないと思います。
一冊一冊買いましょう。一気に買ってももったいないです。
話すことに関しては、(実はリスニングにも関係するのですが)こちら「完全な英語耳」シリーズがおすすめです。日本語の発音から英語の発音に脱皮しましょう。
発音の確認はこちら(過去記事;音声入力の使い方について考えた)のようなチェック方法もあります。
2)ITリテラシーを磨く
リテラシーとは、活用する力の事です。ITスキルとまではいかなくても、ITリテラシーを身に着けることはこれからの大学生にとって必須です。
まずは、デスクトップでもノートでも、PCを一台買いたいところです。せっかくなのでノートがいいでしょうか。
そしてExcelを買いましょう。
Excelはなんでもできるがゆえに、何をやっていいか、最初は困惑します。
まずは、家計簿をつけてみましょう。
後々、比較のためにグラフを作りたくなってきます。
一か月の総出費などを出したくなってきます。
そこで、Excelの使い方を勉強しましょう。
Googleで検索するだけで、実にたくさんの事を勉強できます。本を買う必要などないのです。まずはWEBで勉強しましょう。わからないことを調べる癖をつけ、何を覚えて、何を必要に応じて検索すればいいのか見極めましょう。
できればITパスポートの勉強もしておくといいですね。(資格を取るかどうかは任意です)リンクを張った先は非常にいいサイトで、実際の試験の過去問を解くことができます。解答だけでなく解説も載っていますので、是非ご覧ください。
余裕を作って、Excelのマクロを勉強してみたり、プログラムを勉強してみるのもいいかもしれません。
3)バイトをしてみる
バイトは、特に全国展開するチェーン店でのバイトは、質の高いオペレーションを学ぶことができるのでお勧めです。接客業なのか、裏方なのか、できれば両方経験するといいと思います。自分の性にあっているのはどちらかが明確になるからです。
全体を見渡すことができる仕事も入れておく方がよいでしょう。それができるようになると「気を回す」事ができるようになります。
気が利く、というのは訓練です。周りが見えているか否か。そして、それができるようになると評判が全く変わります。
できれば、いろいろなバイトをするといいと思います。必然的にすぐにやめることになりますが、そのタイミングが重要なのです。
ある程度一人で回せるようになったら、自分に合わないバイトをやめて他の事をする時間を確保します。
ある程度一人で回せるところまでは頑張るのがポイントです。
これからの時代は、知識や技術の陳腐化が激しいです。そのため、新しい事であってもすぐに勘所を抑えて、身に着ける必要があります。
その、抽象的な「新しい知識や技術を身に着ける技術」が欲しいのです。
一つくらいは長く続ける経験があってもいいと思います。
できる事なら営業、できる事ならベンチャー企業で働いてみる。
言ってしまえばきりがないので、自分の生活スタイルと考え併せて、自分で考える事も重要です。
4)業務フローを考える。
購入したPCで、アルバイト先の業務フローを考えてみましょう。
業務フローは、手順です。
5W1H、つまり、だれがいつ、どこで何をどのように(なぜ)行うのかを、時系列順にまとめます。
その中で繰り返し発生しているところや、その手順が抜けると他が進まない手順があるはずです。
そこを見つけられる目を養いましょう。
手順書があると、単なる記憶ではなく、理解できるので、仕事を覚えるスピードが上がります。
繰り返し発生しているところはシステム化できる手順です。単純な手順に置き換えることも考えてみましょう。
抜けると他が進まない手順は、重要な手順です。おそらくそこが全体のアウトプットを決める手順になります。
どうすればいいかは、こちらの本をご覧ください。
まだまだありますが、ここまでにしておきたいと思います。
特に本の紹介をしたいのですが、今回はこれで打ち切り、後に別途記事を書いて、こちらにリンクを張ることで対応したいと思います。
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