難民に対する身分保障を提供するという、ブロックチェーンのニュースがありました。
今回は、身分証明書としてのブロックチェーンについて考えます。
これ、とてもいいと思うのです。
難民の方は実際問題、どこの誰という保証がなく、受け入れ先でも仕事を得られなかったりしているはずなのです。
どうにか食つなぐためにも、何とか職を得なければならない。
にもかかわらず、身分証明がないというだけでその道が閉ざされている。
想像するだけで、厳しいと感じます。なので現実は、それはきっと。
ですので、生体認証等を駆使してセキュリティを固めたうえで、第三者への身分保障情報がブックチェーンに乗る。
とてもよさそうです。
この機能は他にも応用ができそうです。
具体的には、「ブロックチェーンのセキュリティについて考えた」で書いた、ブロックチェーンへのデータアップ時のゲートにしてしまいます。
何らかの問題があるデータが乗せられた時には、身分証明とのリンクで身元が割れてしまう。逆に言えば、身分証明を通過しなければブロックチェーンに乗せられなくしてしまう。
これ、インフラになるじゃないですか。
これで、マネロンの防衛策の一つであるKYC(本人確認の事です)もクリアできそうです。取引所(中央集権、DEX問わず)に依存することなく、ブロックチェーンにデータを書き込むときにKYCが成立するのであれば、まぁまぁ、問題がなくなるように思います。
いかがです?
一つ懸念があるとすれば、身分証明のブロックチェーンと、利用するブロックチェーンのクロスが必要な事です。が、あまり心配していません。フィージビリティは高いと判断しています。