かんがえる、かがんでいる人

考えたことをまとめます。

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仮想通貨ニュース 2018/05/31

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過去の仮想通貨ニュースでは、私はこう書いています。 

 仮想通貨ニュース 2018/05/21 - かんがえる、かがんでいる人

仮想通貨はトークンで何らかの価値の化体したものです。会計で資産に来るのは当然として、相手方の借方は負債の場合もあるでしょうし純資産の場合もあるでしょう。

(負債の場合というのは前受金、(前受収益、)ポイントとして使われる場合などを想定しています)

さらにはペッグ通貨に関しては、現金同等物と捉えるべきものです。

仮想通貨の本質を会計的に言えば、今までの枠に収まりきらない資産、と考えています。

十把一からげに「仮想通貨はこうしよう!」ではなく

「仮想通貨を分類し、それぞれの扱いを定め、仮想通貨の性質を運営が変更する場合は届け出が必要とする等の運用を世界レベルでアグリーをとることが肝心」だと思うのです。

また、

少し昔ですが、このような記事を書いていました。

仮想通貨を通貨とするか資産とするか、考えた - かんがえる、かがんでいる人

仮想通貨を、十把一からげに資産(もの)とするのではなく、有価証券なのか、現金なのか、それともやっぱりモノなのか、

タイプ別に検討する姿勢が大事だと思います。

「今と全然違う事や、筋違いの事を書いていたら恥ずかしいな」と思っていたのですが、良かったです。お出ししても恥ずかしくない程度には考えていたようです。

 

資産の中に仮想通貨(この名称自体もそのうち「デジタル資産」「デジタル金融資産」辺りに変わりそうですが)

(参考;仮想通貨ニュース 2018/05/26 - かんがえる、かがんでいる人) 

という項目ができて、その中に現存の有価証券や、債権などが含まれるように思います。

逆にそうでないと現状の仮想通貨を包括的に定義づけできないと思うのです。

仮想通貨が現状の何らかの分類に当てはまるのではなく、逆、現存のいろいろな資産を包括する「仮想通貨」という枠組みが出てきた、というイメージです。

 

そのあたり、私の考えが正しいのであれば、分類とその認可の運用、トークンの設計・目的が変わった場合の再認可の運用が論点になってきます。

 

夕刊で一気に語られています。インフォテリア社は風評被害でお気の毒です。

私は、こちらのツイートで知ったので特に何も思わなかったのですが。

色々と思うところはあります。

自分は、裏をとって行動していたとしても、実は他の人がどう動くかが重要だったりします。

 

51%攻撃に対する興味深い記事が出ていたので、それを追記します。

聖書や金科玉条にする気はありませんが、ナカモトサトシの論文では、攻撃者は合理的な行動をとることが前提になっているように思います。

現実には、そもそもがそこまで攻撃にコストがかからない事、さらには、コストがかかっても不合理な行動をとる場合がある事、があるので、難しい話です。

自分がお金持ちで、技術力も時間もあって、うまくやれば招待もばれなさそうで、いたずらができそうなら、やっちゃうような人、いるんじゃないでしょうか?

人ってそこまで賢くないですし、合理的じゃないですし、清く正しいわけじゃありません。

 

EOSの点は二つの意味で興味深いです。

1)ETHの値動きに関連

2)第三者の目でバグを防ぐことができた点

1)は、ERC20が普及しているからこそ起こります。トークンの配布はERC20でやってメインネットは自前でやる、そのタイミングでETHを売るのでETHの価格が下がるという現象です。

2)は今後の仮想通貨の在り方、オープンソースの在り方として興味深いです。

技術力がある第三者のコードレビュー(プログラムのチェックです)を受けることが、利用者の信頼を得るために必要なことになるのではないでしょうか?

 

ブロックチェーンでやるんですか?なぜでしょう?

ブロックチェーンは、利害関係者が多数いる大事な情報の記録に威力を発揮すると認識しています。相乗りの情報がそれにあたるとはどうも思えません。

「私が、渋谷19時発で新宿に行きたい」程度の情報ですよ?

むしろ、大量の情報の中からマッチングして、上手に乗り合わせと輸送手段の組み合わせを算出するのはAIの仕事だと思うのです。

渋谷でスマホにどこに行きたいかを入力、即時にマッチングデータが探索、10分後の車に相乗りで新宿に行くことができる、とか

もっと言ってしまえば、毎月最終金曜日の夜は1時半に赤坂から荻窪にタクるという情報があれば、プッシュ通知で「今日も予約しておきますか?」的な機能も考えられます。

なぜブロックチェーンなんでしょうね?

 

これ!

かなり面白い視点でした。ハッとしました。

確かにそうですよね、CBDCは中央銀行が発行するものなので、メガバン、地銀・信金が必要なくなります。全く頭になかった視点です。大変勉強になりました。

 

コメントのままです。EOSがそれほど期待を寄せられるプロジェクトだ、という点ももちろん加味しなくてはならないのですが、やはり今後も、良いプロジェクトのメインネットローンチ時点でETHの価格が下落する、ということがあり得るのかな、と思います。

少々気がかりなのが、ほとんどの新規仮想通貨でETHオリエンテッドになっている点です。ETHこけたら皆こけたというのは笑えません。(これだけ使われて不自由していないので、致命的な不具合はないのでしょうが)

個人的には、一つの役割は複数で担い、寡占になっているべきじゃないかと思います。

安全、分散の観点からの意見です。

現時点でETHが新規仮想通貨の母体として、また、スマコンを利用したDAppsの母体として重要な位置づけにある点は私も認識しています。

 

仮想通貨の格付けです。

5月29日から6月5日にかけて、同ランキングのリストを無料提供

 だそうです。閲覧はお早めに。

ところで、技術とか、普及度合いとか、どうやって測定するんでしょうか?

通貨としてのBTCとワールドコンピューター利用料のETHでは使途が違うので技術の比べようがないと思うのです。いっそのこと、価格の伸び率とかで一括してくれた方がわかりやすいように思います。

ランキング、皆さんお好きですよね。

多分、信頼できる軸(株式であればROEやPBR)が出てくるまでは、合格かそれでないかの足切りくらいにしかならないように思えます。

 

・・・、考えがまとまりません。

 

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