かんがえる、かがんでいる人

考えたことをまとめます。

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ドル=コスト平均法が最強ではない話


ton96o.hatenablog.com

こんな記事も書いていまして。

 

長期分散、積み立て投資をやるのであれば、私はこういう感じで説明します 、という記事です。

 

最近、「最強の投資法はドル=コスト平均法」という主張を見ました。

最強ではないんじゃないかなぁ?と思ったので、書いておきます。

 

----------------(‘ω’ っ )3

 

世の中の未来はわからない、という考えに私は賛成です。

なので、定期的に決まった金額を投資する、ドル=コスト平均法は有力な投資法だと思ってはいます。

 

では、最強かというと、どうなんでしょうね?と思うのですね。

 

まずは、投資対象の選定です。

ドル=コスト平均法は、対象の価格が下がっても、毎期同額の投資を行うことにより、多くの数量を購入できるため、それを「買い場」とみなすことができます。

しかし、それは、最終的にはまたは大局的には、その対象が上がることを前提としている点に注意しなくてはいけないと思うのですね。

斜陽産業に投資をしても、たぶん、途中でさすがに損切をした方がいいように思いますし、有望っぽいところに投資をしても、状況が変わればその意思決定のタイミングというのは来ると思います。

 

また、これは結果論になりますが

最初が一番価格が安かった時、ドル=コスト平均法は最強にはなりません。

2017年の年初に仮想通貨、そうですね、BTCを買っておいたとしましょう。

2017年に240慢円をつけるまで、概ね右肩上がりでしたから、後で見るのであれば

「2017年当初に、全額をBTCにかけておいて、240万とまではいかなくとも200万円くらいですべてを売却しておけばよかった」という論が成り立つのですね。

一応、そのタイミングが最高値になった根拠としては、BTCの先物が認められたことが大きいと理解しています。

つまり、「BTCを買う、上がったら売る」という順序でしかできなかった投資が「BTCはどう考えても高いと考える。BTCを借りてきて売る。実際に下がったら買い戻して、借りていたBTCを返す」ということができるようになったのです。

そのあタイミングが最高値辺りのところで、ニュースに敏感な人はそれなりに気づいたと思うのですね。「靴磨きの少年が株の銘柄を口にし始めたら売れ」的な感じで売った人も多いと思います。

もっとも、現在も仮想通貨の市場は継続されていて、今後、1BTCが240万円をこえることがでてくるかもしれません。その場合、投資を継続させているととらえるのであれば、まだ定期的にドルコスト投資法を行っている方に対しては不適切な例かもしれません。

ですが、人間には寿命があり、お金はお金それ自体ではあまり意味がありません(お金が増えていくことに快感を見出す人もいるでしょうから、「あまり」です)

なので、投資は資産を形成し、それを消費(や相続)するという流れになるはずです。

最初が一番安い投資であれば、その後買うものは常に一番最初よりは割高な価格で購入することになります。

いかがでしょう、言いたいことはご理解いただけますでしょうか?

 

それに本当のお金持ちになれば、相場を法律に違反しないように操作して利益を分捕ることができます。それも最強の一つではないでしょうか?

(もちろん、あからさまな仕手のことではありません。)

 

それでも、対象銘柄の選定さえ間違えなければドル=コスト平均法は良い投資方法だと思います。今が底で死ぬまで、もしくは投資を控えるタイミングが明らかになるまで右肩上がりという商品はなかなかないからです。

定期的に買い付けをできる良い対象を選び、良い商品を選び、自動化するのがよろしいかと思います。

 

良い投資法の一つであり、最強ではありません。

 

ではでは。

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