かんがえる、かがんでいる人

考えたことをまとめます。

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アイデアを出したいのであれば、ねづっちさんになればいい説

ねづっちさんってご存じですかね?

(ググって初めて知りました、ねずっちさんではなく、ねっちさんなんですね。危ない危ない)

なぞかけをやってる芸人さんなんですけど。

「○○とかけまして××ととく、そのこころは~~です」

なんて感じのことをうまいこと言うんです。

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所謂ビジネス書を乱読していますと、アイデアを出すという分野があって、発想法とでもいうようなジャンルが確立しているように思えます。

考具という本があるので、そちらを参照し実行すれば、かなりの訓練になるように思えます。

が、今でもこのジャンル。新刊は出ているようです。

最近の流行っぽいものを私が観察した限り、左脳だけではだめだ右脳も両方使うのだ、という主張が多いように感じます。

また、多くの方が実感し認める通り、アイデアはそれ単体がどこからともなく現れるものではなく、既存の何かの組み合わせである事がほとんどであるようです。

 

で、新しいアイデアを出すには、アイデアを出したい分野と遠く離れた分野から何かを持ってくるとよさそうなのですね。

 

まさに「なぞかけ」と似ているように思うのです。

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例えば、うどんとそばであれば、同じ麺類で近しいものなので新しい新奇性のあるアイデアは浮かびにくいのかもしれません。

一方で、うどん屋で成功しているものをそば屋で応用するのは簡単かもしれません。

蕎麦屋の出前は普通にあるのに、うどん屋の出前が無いのはなぜ?など)

 

離れているものであれば、そばと盆栽なんてどうでしょう。

食べ物と植物・趣味です。

結びつけて考えるのであれば(数十秒で考えたもので陳腐です、お許しください)中高年の男性をターゲットにした、そばの手打ち教室と盆栽教室の融合など。

既にどちらかがあるのであれば顧客をもう片方に流す、とかでしょうか。

 

マーケティングの世界の初歩の話で、「ドリルはその機会を売っているのではない。穴を売っているのだ」という話があります。顧客が何をしたいのかが大事だという話ですね。

では、こういう話はいかがでしょうか。

 

バスと電車の話です。

双方ともに、移動手段と捉えることができます。

だから、それらの競合は自家用車での移動であったり飛行機だったりするわけです。

一方で、ビジネス書なんかですと「電車はファンがいる。乗って楽しむ人たちである。その方たちにとっては電車は移動手段ではなく「楽しい時間を過ごすいわばレジャーの時間」なのだ」と。電車ファンにとって、電車の競合は映画や家族とのキャンプの時間だというわけです。

 

逆にとらえると、バスに乗って楽しむファンがいてもいいと思うのです。

廃線になる路線や、もう製造されない機種のバスを写真にとるのが好きなタイプの人たちがいてもいいと思うのです。

既にもういるのかもしれませんが、今現在大事なのはそこではなく、「だったら鉄道オタク(乗り鉄撮り鉄)のようなバスオタクがいるか、市場性はどの程度あるのか調べてみよう」という仮説を立てられる事が重要だと思うのです。

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ねづっちさんが、TVで非常にお忙しかったころ、最初苦労したという話をしていました。

今時の若い方は、なぞかけ(「○○とかけまして××ととく、そのこころは~~です」)そのものを知らないのだそうです。

彼が出てきて、ルールが周知され、皆楽しめるようになりました。

 

そう考えると、遊びの中で発想法を鍛える方法そのものが廃れていているのかもしれません。

温故知新、発想法は新しいビジネス書の中ではなく、廃れていった遊びの中にもあるように思えます。

 

ではでは

 

 

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