相変わらずサイクリングを楽しんでおりまして。
いつも走る道には海岸線沿いの道が含まれているんですが、その道が「二車線、自転車が走る道は50㎝ほど、歩道は片側のみ」というエグめの道路なんです。
仕方が無いので歩道を歩行者優先しつつ走るのですが、少し時間がズレると散歩している方の邪魔になってしまったりするんです。申し訳ない。
いっそ、別の道を探すことも視野に入れようと思うのですが、その前に、どうしてこのようなことになるのかをこの記事で書いていきたいと思います。
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サイクリングに使う道路は、おおむね幹線道路沿いです。
住宅地の細い道ですと、対向車が来た場合に迷惑をかけますし、小さなお子さんが予想外の行動をとる危険性が高まります。知らない道を気ままに走るのは一つの楽しみですが、袋小路に入っては楽しみも半減されます。
その点、大きな道沿いであれば、行き先を決めない気ままなサイクリングであったとしても、どこかには着くので安心です。
大きな道沿いであれば、それなりに道路が整備されており道行く歩行者の方も注意していますし突発的な出来事があっても避ける余裕があります。
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本題に入っていきます。
海岸線沿いは、特に日本という島国であり山がちな平野の少ない国においては、昔から道路が作られていたのだと想像します。
これは、海と陸との境目は自然に任せれば絶壁になることは少なく、その絶壁ですら時間がたてば海岸になるだろうと思われるからです。
山道を通るのは負担が大きい、であれば平地に道路が自然とできる。
海岸線沿いの道路は昔からあるからこそ、道幅が狭いまま使い続けているところが多いように思うのですね。
もちろん、現代において物流の動脈となるようなところは再整備されていると思います。
そこまで行かない、市と市を結ぶようなこじんまりとした道路は、いまだに昔ながらの一車線+一車線という形を保持しつつ、自転車ブームに乗っかった自治体は少し整備をしつつ、使われ続けているように思えるのです。
改革ではなく、修正ですね。
10を100にするのではなく、9になりそうな10を何とか11にして使おう、と。お金ないですから。
というわけで、海岸線沿いの道が不便、ましてやサイクリングロードが作られずらいのは必然だな、と思った次第です。
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一方で、サイクリングロードが作られやすいのは、その周辺での商業に好影響が見込まれる地域(この辺り、活性化を見込んで作られるのか、作られ使われるから活性化するかは鶏と卵です)や、大きな河川沿いが多いように思われます。
大きな河川沿いは氾濫の恐れがあるので、人は住みずらく、道路があったとしても拡張するのが比較的簡単だからかな?と想像しています。
実際に河川が氾濫するときに、わざわざサイクリングする人はいないでしょ?
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というようなことを、自転車で走りながら考えたりしていました。
いかがです?何気ない日常風景でも、それなりの事情や理屈があったりするのだと思うんです。それを紐解くのも自分なりに仮説を立てるのも楽しいですよ?
ちょっと知識のある方であれば経営史辺りから歴史の必然としての産業興隆を考えてもよろしいでしょうし、もっとミクロなビジネスマンの強みの変遷や時代が変わっても強みであり続けた資質や、その逆、このような資質があればNGという資質を考えるきっかけになるかと思います。
最初のころは無心にペダルを回していたのですが、最近は色々と考えることが多く、どうしたものかなぁ?と考えてはいます。
特に、マインドフルネス的な効果を一義的なものとして期待しているわけではないのですが、無心に頭を空っぽにできるのであればそうしたいなぁと。
ではでは。
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