かんがえる、かがんでいる人

考えたことをまとめます。

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ESGを数値化することについて(032)~ESG情報の周知・公知~

先日エーザイさんなどとESG情報のやり取りをしました。

ton96o.hatenablog.com

この中ですごく引っかかっている点があります。

また、エーザイさんによると「今回の質問のような内容ではメールだとニュアンスが伝わりづらいので、電話での回答をしている」という事でした。アセットマネジメントOneさんでは問い合わせフォーム自体が無く電話番号しか見当たりませんでした。

正直、この点は記録という観点からも非同期という観点からも改善していただきたいと私は思っています。

こちらの件、これだけで済む話ではないな、と思っています。

今回はそちらを記事にします。

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まず、記事の内容通りの観点から。

メールですと記録に残せますし、相手が情報を発信しているときに自分が時間を取られるわけではありません。非常に利便性が高いと感じています。

もちろん、あちら様の「文章だけではニュアンスが伝わりづらい」という主張も理解できますし、ノンバーバルコミュニケーションがある分、情報量は電話での会話の方が多いでしょう。

一方で、引用の通り、それでは記録に残しづらい(録音などで残すこと自体は可能)のです。それでは情報発信側が甘えてしまうのは必然だと考えます。

出してしまうと引っ込みがつかないからこそ、正確で伝えるべき内容の情報になると思うのです。

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次が深刻なのです。

電話で回答されると、ステークホルダー間における情報の格差が生じます。

これは、軽く考えるべき問題ではないはずです。

少なくともエーザイさんは、ESG情報が企業業績と相関関係があるという主張を発信しています。だから、一部の人間だけ、より詳しいESG情報を入手している様は、一部の人間だけその企業の財務情報を入手しているのと同じ意味合いを持つはずなのです。

現在のところ法整備が整っていないからセーフなだけであって、法人の対応としては矛盾を感じます。

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では、どうすればよかったのか?

現在、DX的な観点からチャットボットが取り上げられることが多く、導入事例も多くあります。あんな感じで質問に対してはQ&Aとして文書化し、他の問い合わせを含めて公開するのが良いかと思われます。

ステークホルダーが質問し、それの回答が成されれば成されるほど、公開された情報の不備点が補完されていきます。また、自分が問い合わせなかった疑問や疑問にすら思わなかった点までステークホルダーが自力でいるでも調べようと思えば調べることができるようになります。

それによって公知性が広まり、その利用内容から何が検索されているのかを企業は知ることができます。つまり、IR・PRとして説明不足だった部分であり、改善すべき内容はここだと教えてくれているわけです。

今の状況ですと、エーザイさんだと記録されているのでしょうが、雑な企業だと担当者がそれぞれ回答し共有もされていない事例が想像されます。

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というわけで

・ESG情報の格差が生じるのはよくない

・特にESG活動が企業業績という財務情報と相関関係があると主張する企業ならば、情報格差に財務情報と同じだけの注意を払うべき

・Q&Aを公開するなどの方法で、質問者も回答者である企業も意味のあるやり取りができる

 

という話でした。

ではでは。

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