かんがえる、かがんでいる人

考えたことをまとめます。

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骨太のインデックス

2023/06/02現在、日本への投資が引き続いて行われているようです。

それらは概ね日経平均株価(日経225)というインデックスを通じて判断されることが多いようです。

日本の経済指標を表すインデックスはTOPIX等他にもあり、次のニュースが話題に上がりました。

訂正-JPX総研が「プライム150」銘柄を公表、トヨタは選ばれず | ロイター

今回はインデックスについて考えます。

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上記ニュースは「自身のインデックス基準に従って、「あのトヨタ」さえ除外した」と気骨ある判断という評判を得ているようです。

その評価判断が果たして正しいのか否か。

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インデックスは複数種類があります。日本だと日経225やTOPIX、米国だとS&P500やダウが有名ですね。
これら複数種のインデックスが出てくるのは仕方のない事で、
・特定の基準を設けることで他を出し抜ける可能性がある(例えばNASDAQ
・当該インデックスが使われると著作権料が入る
等の理由が存在すると考えられます。

なので、複数のインデックスが生まれるのは必然だと。

また、過去記事にも書きましたが、私はアクティブファンドすら一種のインデックス投資だと考えます。市場からそれっぽいものをスクリーニングして、詳細分析をして、アナリストの見解によってファンドの入れ替えや売買を行う、その一連が一つの基準でありインデックスである、という事です。明文化された基準だけでなく人の感性などが介在するという事ですね。

なので、私はおおよその投資はインデックス投資であって、その範囲に広狭があるだけだと考えます。
よって、冒頭のインデックスも「あのTOYOTAを外すなんて気骨がある!」という評価はなんだかズレているように思えます。規定通りのことを規定通りにやったらこうなった、というだけだからです。

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2021年、感染症対策でお金が市中に出回りました。そこで活況を呈したのが特にIPO市場です。スタートアップにお金が回り、ある程度結果を出したところは「今だ」とばかりに上場を仕掛けました。
それに伴い、投資信託では「スタートアップ」や「IPO」をテーマとしたファンドがポツポツ組成されたと認識しています。この記事を書くにあたって確認したところ、2023年現在、当然ですが軒並み基準価額は暴落。
そういう基準で組成されたその基準は、酷い「インデックス」だった、という感想です。

これらのファンドで不思議なのが、スタートアップが成長してS&P500にでも採用されたらどうするんでしょう?ある程度のところで除外するんでしょうか?でも、それだと利確が速すぎませんか?その大きく育った会社を手放して、良く言えば可能性のカタマリを、正直に言えば「センミツ」であり「海の物とも山の物ともわからないモノ」を購入するのでしょうか?そうだとするとこの「スタートアップに特化した投資信託は構造上の問題がある」と理解せざるを得ません。

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よって、私が考える骨太のインデックスは、世の中の全ての富に対して投資できるファンドであり(暗号資産や現物資産だけでなく未上場株も含め)、全世界株と債券を持っておくことがそれに一番近いのだろうなぁ、と認識しています。

 

ではでは。

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