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仮想通貨四季報: 2018春号、を読んでみた

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仮想通貨四季報: 2018春号」という書籍がありまして。

kindle版で、なんと0円なんです。

タダより高い物はないとは言いますが、面白そうなのでダウンロード。

読んでみました。

 

さて

はじめに、にて。

当該四季報では「流動性」「開発力」「コミュニティ」の三つの要素で評価するとのこと。

私の場合は「技術力」「マーケティング」「コミュニティ」なので、似ているようで違いますね。自分が絶対的に正しいなんて思ってはいませんが、相互的な作用がある点で違うのです。

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技術力がある事で、

・技術力の張る開発者が集まる可能性が高くなります。

技術者はレベルの高い技術者と、一緒に働きたいと思う(事が多い)からです。

マーケティング力が高くなります。

マーケティングは、今この文章では宣伝と言い換えても差し支えありません。その元になる技術そのものが高ければ宣伝しやすくなります。

 

マーケティング力があることで

・技術者が集まり、技術力が上がりやすくなります。

仮想通貨はソフトウェアなので、誰かがGitHUBでもみて、ソースの不備を指摘してくれるかもしれません。バグを発見できるのであればいいことです。

・コミュニティが増大しやすくなります。

いいものであっても、マーケティングがマズく認知すらされなければ使われません。「いいものを作れば売れる」は幻想です。仮想通貨はDAppsが主流になれば特に使い方が難しい。「あなた方は実はこういう問題を抱えているんです、これを使えば、ほら、こんなに便利になるんです」と、ユーザーの教育が必要です。そこに納得すればコミュニティは、増えます。

 

コミュニティがあることで

・技術者が集まり、技術力が上がりやすくなります。

人が集まっているところに人は集まるでしょう?マーケティング力があることと理屈は同じです。一方で、集まった人の質によっては去っていく孤高の人がいることも確かです。

マーケティング力が増加します。

口コミ効果もありますし、インフルエンサーが一声かければ、今までのマーケティング、なんだったの?というくらい力があることがあります。

 

では、流動性はどうなのでしょう?

私は、流動性とは、仮想通貨が受け入れられているからこそ生まれるものだと考えました。つまりはコミュニティに属する力なのですね。

その仮想通貨が、例えばtoncoinが、日本というコミュニティで受け入れられているとします。現状10枚しか作っていませんので、1枚、そうですねぇ。1000くらいにしましょうか。買ってくれる人がいたら、それは流動性がある、と言えます。

一方で現実世界、toncoin?なにそれ?持ってると何をしてくれるの?という状況です。「記念に一枚もらってください」と言えば、送付実験に協力してくれるかもしれませんが、そんな時間をかけたくもないというのが本音でしょう?

 

いかがでしょうか?流動性は私の考えだとコミュニティの力に属するもの。

この電子書籍ではマーケティング力が乗っていない。

と私は考えました。

 

次です。

仮想通貨四季報は、仮想通貨のデータを中立的・客観的な立場から収集したもので、その情報の見方が説明してあります。

特徴、概要、価格チャート、ロードマップ。

先ほどの三要素がレーダーチャートで書かれていますし、発行上限や時価総額などの詳細情報も書かれてあります。対応しているSNSが書かれているところは非常に好感を持ちました。

 

さて

・価格チャート昔からすぎ

・ETHのコミュニティ、弱くね?

 PoS化の理由ってそれだけだっけ?

XRPのロードマップ、ざっくりすぎ

 (参考;XRPとdAPPsとリップルの将来

・BCHの開発力なんで弱いの?こんなもの?うそ!

などなど。

私の認識が誤っているのか、あんまり納得できない評価でした。

何をもって、「流動性」「開発」「コミュニティ」のポイントがつけられているのかがわかりません。66ptと67ptの差は何でしょうか?

私のような人がいるから、そこはともかく、こういう点数なんだよ、としたのかもしれません。

 

最後に「次に「くる」コインはどれだ?」というコーナーがありまして。

LINEに登録しろ、と。

あー、これがやりたかったのね。

 

お時間があれば見てみてもいいのかもしれません。