かんがえる、かがんでいる人

考えたことをまとめます。

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クラウドクレジットさんカメルーン案件の現在の現状の状況

私自身の整理を兼ねて、情報共有しておきたいと思います。

実際にメールと電話で問い合わせ、不明瞭な部分をクリアにした上で書いていますので間違いはないかと思います。

 

というのも、状況自体の情報量が膨大で、なおかつ、クラウドクレジットさんの書きぶりが分かりずらいからです。

皆さんご覧になってます?

私は見ている方だと勝手に思っていますが、内容はあまり頭に入ってきません。

 

レポート自体の書式や文章に関して、要望や提案というより、クレーム・苦情を言っているのですが些末な問題だととらえられているようです。

改善はしているとあちら様は言っていますし、私自身もそう感じる部分はあります。

が、70点が合格ラインで、20点が21点に改善されて褒めるほど私はサービス精神が旺盛ではありませんし、そこまで優しくありません。

クラウドクレジットさんを応援はしていますが、それは利用者としてクラウドクレジットさんを利用するだけで十分に役割は果たしているはずです。

改善した、というのは、まだ彼らの自己満足の域を脱していないのではないでしょうか?

そもそも「改善している」という評価自体が定量的なデータの裏付けがあるわけでもなく、社内の努力や評価の主観のようです。

 

なお、対外的には、わかりやすい文章の配布を重視していることになっています。

ファンド運営部門マネジメント・インタビュー③~投資管理部長・依田雅彦~|CROWD CREDIT|note

より

また、一部のお客様より「満期償還時の運用レポートがわかりづらい」といったお声を複数いただいたことを受け、別途運用実績を簡易に表したメールを送らせていただくなどしています。

そういう声を上げてくるのは本当のごく少数で、多くの方は斜め読みか結論だけをチェックして「進展なしってことね」と、日常に戻り詳細はチェックしていないという感じだと推測しています。

 

もちろんクラウドクレジットさんの

・伝えるべき情報量そのものが多い

・正確に伝えたい

・最終的には自社が説明責任を果たしたことの証拠にしたい

という事情はあるのだろうな、と想像しています。

 

どうしたらいいんでしょうね?

 

今回の記事が、クラウドクレジットさんのカメルーン案件で迷子になっている方に、少しでも役立つと大変嬉しいです。

 

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【月次のご報告】カメルーン・ファンドにおける国外送金手続きにつきまして(2019年8月)|CROWD CREDIT|note

現時点における、公式のカメルーン最新報告です。

クラウドクレジットさんはnoteというブログサービスを使い、情報発信を行っています。

今後月一でカメルーン案件の現状を伝えるそうです。

 

気になる方はフォローすると幸せになれるかもしれません

 

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さて、カメルーン案件の「おさらい」からしたいと思います。

 

全体として、カメルーン案件は事故の多い案件でした

各号の状況は

https://crowdcredit.jp/img/blog/upload/upload_1556073156.pdf

こちらで確認できるようです。

 

それぞれの事故に関しては、案件リスクということで仕方がないことです。

しかし、カメルーン案件全てに係る、大きな事故が発生しました。

国際送金の新規制発令です。

 

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それにより、運用ができ、回収が終了した案件に関しても、両替ができず国際送金ができず、日本にお金が届かないという事態が起こりました。

その時社長の動きは早かった。現地にすぐに飛んだのですね。

 

どこかの社是が誠実の会社とは大違いです。

 

向こうの政府と話し合いをしたとのこと。

私はここでかなり安心したのですが、ここで勘違いというか事実を把握できていませんでした。

社長が現地で交渉をした「後に」さらに新しく規制が入ったらしいのです。

 

事態は悪い方に進んだようです。

国際送金をする前段階の、両替で詰まっているらしいのですね。

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両替から解決に至るまでの、クラウドクレジットさんが考えている解決へのシナリオを共有しておきます。

1.カメルーン国内に弊社グループ会社であるエストニア子会社名義の銀行口座を開設
2.カメルーン現地で滞留している回収済み資金の所有権をオバンバカメルーン法人から当社エストニア法人に移管するための譲渡契約書を締結
3.最終資金需要者からの回収資金をオバンバ社から1で開設した口座に送金
4.1で開設した口座からカメルーン国内からエストニア会社への送金を依頼
5.カメルーン財務省及び中央銀行による送金承認完了
6.1で口座開設をした銀行にて、エストニア子会社への送金処理実施
7.エストニア子会社から日本へ送金処理を実施
8.日本に着金後、分配金の計算等、必要な処理を行いお客様へ分配

現状は、1を実行中であり、それはnoteでも、2019/09/19のメールでも報告されていた内容となります。

 

**<重要>** 状況は変化するので上記全体像は変化するものです。私は変化しても仕方ないと思っています。

 

では、なぜ、子会社名義の銀行口座を開設しなくてはいけないのでしょうか?

両替をするだけなのに、そんなに手間取っているのでしょうか?

 

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現状、我々の資金は運用のため、カメルーン辺りで使われている「CFAフラン」というローカルな法定通貨に換えられています。

聞き覚えのない方も多いと思います。(私は知りませんでした)

EURに比べ国際的信用力が低いローカルな通貨です。

国際送金をするうえでも、それを念頭において信用リスクを低減するためにも、CFAフランEURに換えたいのです。

 

しかし、それはうまくいかない。

 

中央銀行による「CFAフランEUR」への両替において、現地中央銀行の承認下必要だから、だそうです。

一般的にこのような規制が発令される背景には、財政赤字貿易赤字の累積により外貨準備が不足しているという状況が考えられるのだそうです。

私の表現でいえば、国外から外貨を獲得できなくなっている、ということです。

そのため、国として保持している外貨を、たださえ増やす・稼ぐ手段がない外貨を、「CFAフランEUR」への両替を承認してしまうとさらに減らしてしまいます。

 

信用力は「CFAフランEUR」。

みんな、「CFAフランEUR」へと両替をしたいのです。

しかし、クラウドクレジットさんだけが抜け駆けはできませんし、希望する全員に現地中央銀行が両替を承認してしまうと、一気に外貨が流出し、外貨準備高が不足してしまう。

 

外貨準備 - Wikipedia

より

外貨準備が減少し不足する場合は、対外債務によって足りない外貨を補うか、固定相場レートを切り下げる(自国通貨安)、固定相場制を放棄し変動相場制へ移行するなどの対応がとられる。

固定相場制という段落の中での文章です。(CFAフランEURにペッグしているのでこちらの引用であっていると解釈しています)

影響が大きいことは伝わると思います。

準備高が不足すると

・借金をする

・自国通貨安を受け入れる

・ペッグを崩す

という解決しかないのですね。

 

というわけで、あちらの中央銀行は「どうしよう」という感じでしょうし、クラウドクレジットさんもあちらの中央銀行待ちという状況のようです。

 

というわけで、たかが両替であっても、現地中央銀行の「うちにとって貴重な外貨を流出させたくない」という思惑から難しくなっているっぽいです。

 

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このような状況ですので、まずは、「今後どうなるかわからないCFAフラン」からEURへの両替を進めたい。

また、現地のオバンバ社が倒産する可能性はあるので、資金を倒産リスクから隔離したい。

 

そんな思惑で、現地に口座を作ろうとしているようです。

(レポートで非居住者口座、とあります。外国人口座と置き換えて読んで差し支えありません。)

これは、オバンバ社に任せておけないからクラウドクレジットさんが主導権をとるという姿勢の表れだと、なんとなく感じます。

 

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私だけではないと思います。現在カメルーン案件の資金は拘束されています。

電話で確認したところ、現在「いついつまで拘束」としている資金も状況を踏まえてその時期に必ず返却できる、とは言えないそうです。

つまり、長引く可能性はある、と。

 

そりゃそうだよなぁ、というのが私の正直な感想です。

運が悪かったとするしかありません。

幸か不幸か、私のファンド自体は回収が(CFAフラン(XAF)で)すべてなされています。

大きな枠の一斉規制に引っかかった。これは予想ができないことです。

クラウドクレジットさんに甘くする気はありませんし、そんな必要性も感じていませんが、どこかに過失・ミスがあったわけでもありませんし不適切な行為があったわけでもありません。

頑張ってください、としか言えないかなぁ?と思っています。

(不幸中の幸いは、カメルーン案件が全投資資金のほんの一部であったことです)

少なくともクラウドクレジットさんにおいては、全張りって大切ですね。

 

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多くの方が、全張りを推奨しているクラウドクレジットさんの案件の中でなるべく分散投資をされていると思います。

そうなると、レポートの読者は

・読むコストをあまり払いたくないので結論だけ、読んでも流し読み

・読んでもわからないから、読まない

という状況だと感じます。

 

本当に全員が全員読んでいれば疑問はいろいろとあるはずで問い合わせはパンクするのでは?と。

だったら

・利用者は特にレポートも読んでいない

クラウドクレジットさんは詳細にレポートを書き説明責任を果たすだけ

という状況も、コストという観点からはそれなりに合理的かなぁ?と思いました。

 

なんにせよ。クラウドクレジットさんは頑張っていただいて、今回の事故処理を未来の実績に変えていただきたいと思います。

 

ではでは。

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