かんがえる、かがんでいる人

考えたことをまとめます。

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臨機応変な力を求める人へ

ある方が「私には臨機応変さが足りない」「優先順位をつける以外にできる事はあるか?」と悩んでいます。

ありがちな悩みではありますが、個人的に思う所があり、ちょっと文章を書いてみる事にします。

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まず、「臨機応変さ」とはなんでしょうか?

何となく理解できそうですが、抽象的な言葉なので解釈にブレがでそうです。
そんな用語は「ここではこういう意味で使います」と、先に定義づけしておいた方が良いですね。

ここでは「定型的な業務だけでなく、突発的な対応をこなせる能力」とします。
異論がある方もいるでしょうが、そこそこ網羅できていると考えます。

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で、その「臨機応変さ」なのですが、問題をはらんでいると私は考えます。
ルールを平気で無視する奴が「使えねー」とか「融通がきかない」なんて言って他人のせいにする。そういう事ってありがちですね。その捨て台詞の一つに「臨機応変さがない」というセリフが含まれると思うのです。

その結果、言われた方の責任感が強かったり、立場が弱かったり、ご自分の努力不足に帰結させてしまう「好人物」程、自分に責任を帰結させてしまう。そして苦しくなってしまう。

結構危うい状態だと思うのです。

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もちろん、現実の世界にイレギュラーはつきものです。客観的に自社以外に責任があり、団結してそれに立ち向かわなければならに事もあるでしょう。ルールに縛られない協力が必要です。そんな時、「あいつなら何とかしてくれる」と思ってもらえる程信頼を得ている事は、社会人として実力を認められ周囲と信頼関係を構築できていると考えて差し支えないと思えます。

一方で「あいつなら何とかしてくれる」という信頼が、似て非なるものに変わる場合があるのですね。

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端的に言って、舐められている場合です。

そういう状況に置かれると、実際にはその人の仕事でないにも関わらず仕事を押し付けられたり、「さすがにそれはあなたの仕事でしょう」という正論も暴論で反論され、しかも周囲がそれを認めてしまうという地獄が作られます。

そこでいくら「臨機応変さを身につけよう」と頑張っても虚しく終わる事が多いと思えます。

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一般に、臨機応変に対応できるようになる為の対処法は「時間的にも気持ち的にも余裕を持っておく事」だと思われます。なので、冒頭の方にする端的なアドバイスだけであれば、余裕を持つ事とその状況に近づける具体的な施策になります。

しかし先述のような「舐められている状態」では、いくら余裕を持たせても、仕事を「押し付けられる」状況になってしまいます。

これでは、どれだけ余裕を作ろうが水泡に帰してしまいます。

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なので、根本的には、威厳とでもいうのでしょうか?それなりの立場を確保することが必要かと思われます。

 

ではでは。

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