セミナーは一般的にもいくつかの種類に類型化することができそうですが、自己啓発本と並んでいる文脈から、それ関係だとご理解ください。
それらがそれなりにビジネスとして成り立つ仕組みについて考えました。
机上の空論かもしれません、実際と大きく違っているかもしれませんが、まぁゆるゆると。
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ビジネスになるものは需要と供給があります。
セミナーや自己啓発本も必要としている人はいる、ということですね。
恐怖をあおるというと随分邪悪に感じられますが、一般のビジネスでもそれに近いようなことは普通にやられているはずで。ですから、自己啓発関連が気づいている恐怖に目を向けさせたり、気づいていないものを教えたりするわけです。
突拍子もないたとえですが、地震が起こると教えたら避難グッズの必要性を感じ買いたくなるはずです。
そんな感じで「あなたは変われます」「変わるべきなんです」と宣伝するのですね。
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それで上手くいくのかというと、それは甘く。
ビジネスとして成り立つには、まだまだ足りなさそうです。
商品を売ることが目的ですから、商品の価値を信じさせて購入という行動に至らせる必要があります。
そこに必要なのは信頼です。信用です。
どうすれば信用は得られるでしょうか?
実績があれば、よさそうです。
例えばダイエットでしたら、実際にやせた人に語ってもらう。語学でしたらペラペラになった人に実績を語ってもらう。幸せになった人・効果が出た人に語ってもらうわけです。できれば、BEFOREの状態が悲惨なくらいの人の方がいい。ギャップが大きい人の方がいい。
ここで一つのトリックが見受けられます。
それは、成功者がいれば、それでいいという点です。
すこし不正確ですね。
成功率はあまり重視されないし、成功率を出している場合はその数字が操作されていることを念頭に置く必要があるということです。
資産1億円を作るセミナーで語る成功者は一万人に一人の逸材なのかもしれません。
(日本人で一億円の資産を持っているのは2%、セミナーをきっかけにそれを達成するとなると、2%よりはかなり低くなるはずです)
そんな、0.01%に入る人はセミナーに参加せずとも成功した気もしますが、その人が語ることで、程度の問題はあれ信用が上がるわけです。
場合によっては「サクラ」として、成功者をお友達としてセミナーに参加して招待しているのかもしれませんし、そもそも参加すらしていないかもしれません。
他に、信頼を得る方法はあるのでしょうか?
考えられる施策としては、ノウハウの一部をしゃべることです。
人は実行するのが苦手な生き物だ、というのが私の人生訓です。わかっていてもできないのが人間なのです。
だから、特にパートナー契約やアドバイザリー契約を結ぶようなタイプであれば、行う内容をしゃべったとしてもあまりダメージはありません。
やる内容自体は「それって当たり前ですよね」というものが多いからです。
その当たり前を習慣化させること、もしくは結果がでるまでは続けさせること自体がそのビジネスのコアの部分なわけです。
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ですから、自己啓発系はエンターテインメントでなければのめりこまない方がいいように思います。特に高額のものはそうです。
やるべきことは、実は、あなたの頭の中にあるのではないでしょうか?
ないのであれば、WEBを少し調べましょう、1000円ちょっとのお金を出して本を買い、大筋や骨子を入手しましょう。その上で、必要があれば専門書を買えばいいのでは?
そのやるべき事を地道にやっていれば、成功できるとはとても言えません(やってる人はたくさんいますから)が、地道にやっていなければ土俵に上がる事すらできません。
千里に道も一歩から、実行力が大事なようです。
そう考えていくと、自分のやるべきことを調べ地道に続けていく事ができる能力は、相当大事なものだと感じます。
ただ、それだけを身につけているだけで、アドバイザーやコーチ料が節約できます。セミナーや無駄な書籍代を節約できます。逡巡し無為に浪費する時間を節約できます。
ではでは。
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