プログラマとしてのプライド、としても良かったのですが「プログラマ」という響きが少なくとも私が生きている状況ではあまり良い印象を持たれそうにないのでシステム屋としました。(年収低そうとか、SEの下位コンサルの下位とか思われてそう)
プログラマのみならず仕様を決める全員も含めたいという意図もあります。
プライドだとこれもまた否定的なニュアンス(プライドが高いとか)を持たれそうなので腕・力量としました。
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さて。
まずはselect文の説明をします。
select文というのは、SQLというデータベースのデータを扱う命令の一種です。具体的には皆さんが何かのアプリで「情報を見たい」と思った時にそれは意図的であれ暗黙的であれ発行されています。
例えば、何かのサービスにログインしたときにselect文は発行され、最初の画面表示に使う情報をデータベースからとってきています。
何らかの表を更新する時、ボタンをタップした時にselect文はまたも発行され表示が更新されます。
「何を」「どのような条件で」「どういう順番で」「どのデータベースから」取得するかという条件を付けられます。
便利。
例えば、苗字、名前、苗字(フリガナ)、名前(フリガナ)、性別、生年月日、住所、郵便番号というデータベースから
苗字(フリガナ)の最初の一文字と性別を、住所が長野県の人に絞って、生年月日の古い順同じものがあれば男→女の順、さらに苗字(フリガナ)順で取得する
こんなことができるわけです。
(「性別辺りでLGBTを考慮しろ」というのはご勘弁ください、ここでは男女だけ、数値で管理しているとします。数値で管理しているから管理対象性別の種類が増えても大丈夫ですね)
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上記具体例の「何を」の部分でも結構気遣いがある点にご着目ください。
苗字と名前をそのまま表示するのはこのご時世よろしくない。(実はDBとの通信に乗せるだけでもよろしくは、無い)
かといって、(単なる例とはいえ)性別だけが表示されてもそのデータの集合は閲覧者にどれだけの意味があるか?
「どういうシチュエーションで発行するselect文なのか?」という論点が全てですが、「何を」データベースから取得するのかという点だけでも
・どの要素をとってくる?
・そのままとってきて問題ない?
・どういう順番で取ってくる?(例だと性別→苗字(フリガナ)の最初の一文字じゃダメなの?)
ということを考えてプログラマはselect文を書いています。
こちらでも書いたのですが、新興サービスではシステムを乱雑に扱っていることが非常に多いように見受けられます。 (尚、上記過去記事ではSQLをクエリと表現しています。同じものを意図しています)
それはユーザーのUI/UXを軽視しているということです。
「使えればそれでいいじゃん」それはそうですが、それだと愛が足りない。
「やればいいんでしょ!?やれば!! ほ ら よ!!」そんな態度がありありと想像できます。
新しいサービスを応援の意味でいくつか使っていますが「フィンテック企業」と言われるサービスにおいても粗雑な作り、やっつけ仕事が非常に多いのです。
テックを名乗る資格が無いんじゃないですかね?
尚、上記で引用した過去記事の企業、クラウドクレジットさんですね。
【CFOコメント】丸井グループとの業務資本提携の舞台裏|CROWD CREDIT|note
こちらによると
C. 顧客体験の向上のためのUI/UXの改善に係るシステム開発
にも使われるそうです。正直ムダ金に終わると思うので、他に優先度の高い二つをやったほうが良いように思います。
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SQLは、そしてselect文は基礎の基礎です。
それを発行するだけなら教えれば小学生でもできます。
それを使って価値を生み出すから、プログラマはお金をもらえて。。。。いるんじゃないですかね?
ちがうのかな?私の感覚がおかしいのかな?
システムのselect文が腐ってる企業は契約書や文言もアレですし、今回記事を書くきっかけになった企業は運用も不安が残るものでした。
神は細部に宿るとかかっこいいことを言う気はありませんが、簡単に価値を生み出せる部分を適当にやっちゃうところは、大きな損をするんじゃないですかね?
その割に細かい部分、大きな労力をかけて小さな価値しか生み出さない部分にはうるさかったりして。
そんなんでも世の中は回るらしいです。
平和ですね。
ではでは。
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