かんがえる、かがんでいる人

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プレリートファンドの社長ブログを読んでみた

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今回は

不動産特化型クラウドファンディング『プレリートファンド』社長ブログ

こちらを読んでみました。

昨日に引き続きソーシャルレンディングネタです。

 

こちら、プレリートファンドはソーシャルレンディング界の雄、maneoの孫会社に当たります。

ブログ記事としては、主に案件の内容補足となっています。

画像を多用し、また投資案件としての強みも説明されています。

さらに良いのが「2018年04月09日」の記事で「投資家の方からのご質問にお答えします!vol.1」という内容になっています。

このようなメディアとなっている点が良い点かなぁと。

 

一方で、地方の「○○市にほど近く」等というあいまいな表現が見られ、そこはこちらで調査、判断するしかないのかな、という感想です。

例えば私なら、○○市がその件においてどういう意味のある市なのか、それを裏付ける資料の提示(人口分布など)そして、競合他社(プレリートファンドの場合ですと、老人ホームなど)の動向、既存のみならずキャッチしている新築の老人ホームなどの情報が欲しいのです。良い場所だったら他の会社も手を出してくるはずです。

また、ところどころに出てくる専門用語がわかりずらいかな、と。

 

専門用語を私が理解しているところで、少し解説します。

 

まず、エクイティファイナンスですが、これはOwnersbook社のFAQがわかりやすかったので引用いたします。

エクイティ型とは何ですか?エクイティ型と貸付型の違い | よくある質問 | ソーシャルレンディング・クラウドファンディングで不動産投資 OwnersBook

エクイティファイナンスは、負債ではなく純資産(資本)としての投資です。

何かを理解するためには、似ているものと比較しながらの方が理解しやすいです。

 

まずは、株式投資と、負債としてのソーシャルレンディングを比較して説明します。

不動産において、負債としてのソーシャルレンディングと、株式の違いは、会社の一つのプロジェクトに対する投資か、それとも会社全体に対する投資かという違いになります。

株式ですと、A不動産会社に対する投資です。A不動産会社は甲物件・乙物件、、etc色々な投資を行って事業活動をしています。それらをすべて包括した「会社」に対して投資を行う形になります。

一方で。負債としてのソーシャルレンディングですと、多くの場合「○○社(相手方の会社名は伏せられます)の□□物件(ここは、多少情報をもらえます)に対する投資です」という形で募集がされます。事実上A不動産会社に対する貸付であっても、A不動産会社の甲物件に対する投資と言えると理解しています。

 

では、負債としてのソーシャルレンディングと、純資産(資本)としてのソーシャルレンディングエクイティファイナンス)はどう違うのか。

投資家のインカムゲインの性質と、元本の性質が変わります。

前者は社債を買ったのと同様です。(本当は匿名組合です。)インカムゲインは利息であり、元本は返してもらうべきものです。

一方で、後者は当該「A不動産会社の甲物件」に対する投資をAとともに行ったものです、インカムゲインは家賃収入等であり、元本は不動産そのものです。なので、不動産が最終的に高く売れれば大きな見返りがありますし、予想よりも低い価格でしか売却できなければ残念、ということになります。

 

デューデリジェンスは客観的な調査とご理解ください。

 

シニアローンは、メザニンローンと対比して用いられる用語です。

銀行が貸し付けるローンで返済優先順位が高いです。一方、メザニンは優先順位が低い。その分投資家からすると高い利率を期待できるものです。シニアローンの審査をクリアしている案件、ということは、それなりの審査を通過した優良案件と考えていいと思います。

 

倒産隔離スキームは、2018年02月28日の記事で説明がされていますね。

 

スキームは、、、。一応書いておきますと、仕組みの事です。

大体、図一枚で説明されます。逆に言えば図を何個も使わないと説明できないスキームはあんまり筋がよろしくない。

 

信託受益権取引は、所有権と引き換えに手に入れた、家賃などを受け取る権利です。

信託受益権とは|住友林業ホームサービス

こちらの図Ⅰがわかりやすいかと思います。

 

蓋然性(がいぜんせい)は、「可能性」を格調高く言った言葉です。

可能性よりも、可能性が高い場合の事を蓋然性といったと記憶していますが、一般に、可能性と理解して差し支えないと思います。

 

最後に

「2018年04月09日」の「投資家の方からのご質問にお答えします!vol.1」において、質問者様は2020年のオリンピックにおける需要の変化を気にしているようです。

(それよりも投資期間の問題が大きいようです。そちらは本家にお任せします。)

私はプレリートファンドは二つの分野に手を出している理解しています。

「老人ホーム」と「観光客向けホテル」です。

どちらも国策や今後の日本の状況にマッチした選択です。

前者に関しては2020年以降も需要はあると思われます。

一方で後者に関しては、私は注意しています。

東京オリンピックで、どこまでリピーターを獲得できるか。または、新規顧客の注目を引く口コミを獲得できるか、という大きな変動要因があるからです。

 

プレリートファンドでの投資を検討している方はこちらのブログも見ておくとよいかもしれません。

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