かんがえる、かがんでいる人

考えたことをまとめます。

?

エアドロップとフォーセットと投げ銭について考えた

f:id:ton96O:20180508114238j:plain

取引所にアカウントを作っていると、いつの間にか見知らぬ仮想通貨が少量入金されていることがあります。

「特定のアカウントから送られている。何かな?」と調べてみると、どうやらプレゼントのようです。

申請のいらないエアドロップのようでした。

今回は、似たような三種、エアドロップとフォーセット、投げ銭について考えます。

 

 

どれも、当該仮想通貨を持っていない人が、それを手に入れることができるという点では共通しています。

コミュニティの拡大、通貨保有者の分散につながるのですね。

ではどこが違うのか。

 

エアドロップとフォーセットは、試供品であり、広告費に分類されると私は理解しています。

「このコイン、少量だけれど君にあげるよ。良かったら使ってね」というノリです。

エアドロップもフォーセットも、それを機に、当該仮想通貨を調べる興味を向かせるきっかけづくりになる点では一緒です。

エアドロップの方が若干敷居が高いでしょうか?

現状ですと、「○○というコインがエアドロップします、HPに登録・テレグラムに登録・Twitterリツイートすればコインをあげます」という条件を出すのがほとんど。

エアドロップという分野が独立して、「エアドロップしているコイン」というきっかけから当該仮想通貨を知ってもらうという仕組みだと理解しています。

一方でフォーセットは、「フォーセットがあるコイン」というきっかけから当該仮想通貨を知る人もいるでしょうが、「多くはその仮想通貨を知っており、それが欲しいのでフォーセットを受ける」という認識です。

コインをもらう条件;エアドロップ>フォーセット

既にコインを知っている確率;エアドロップ<フォーセット

と整理できると思います。

 

投げ銭は、何かをした人に(例えば良いブログ記事を書いた、掲示板で良い書き込みをした)お礼や好意、時には支援を形にする意味で用いられる、プレゼントだと理解しています。

単なる試供品の提供では無いところが特徴で、「お礼・好意・支援を形にする」という実運用であるところがポイントです。

当該仮想通貨が「使われた」事になるのです。

これにより、今までその仮想通貨を持っていなかった人が入手する手段になり得ますが、それよりも、その仮想通貨のコミュニティ内で仮想通貨が使われている実績を作ることができます。

コミュニティの拡大とともに、コミュニティを強くする要因となり得ます。

 

なので、冒頭の事例は「申請のいらないエアドロップ」と表現しました。

私は何も情報を提供していません、一方的にプレゼントされたのです。

しかし興味がなかったので調べることはしていません。

ということは試供品、広告としては役割を果たしていない、失敗ということになります。

 

しかし、実は、これらの多数への少量配布にはもう一つ役割があります。

「実質的なガチホ枚数を増やす事ができる」のです。

一方的にプレゼントされた通貨ですが、私は特に使い道もなく、放置しています。

少量ですとなかなか売買も成立しずらいですし、価格によっては注文自体が通らない(量×単価 が安すぎる)事が多いです。

それは、消極的な、実質的なガチホです。

売買という面で流通する枚数を減らすことにより、枚数を多く保持しているものが価格調整をしやすくなります。

これは多くの枚数を保有している人にとって、メリットに思えます。

 

いかがでしょう、特に投げ銭とそれ以外の違いについては、当該仮想通貨の仕様実績となるか否か、使途となるか否かという点で大きな違いがあると考えます。

投げ銭で得られたあぶく銭(あぶく仮想通貨)であれば、他の方に対してのお礼や感謝の気持ちとして投げ銭しやすいでしょう。

それによってコミュニティは活性化されます。

単なる「いいね」だけではなく、価値がありそう・上がりそうな実物をもらって法が嬉しいはずです。

投げ銭は面白い使途だと思います。

?