かんがえる、かがんでいる人

考えたことをまとめます。

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リターンでリスクを測るのはやめた方がいい話

ある方のブログで「5%というのは投資では十分な利率なんですよ!」という言説がありました。

 

私も

ton96o.hatenablog.com

 こちらにおける投資の利率や

 

ton96o.hatenablog.com

 こちらでも詳しく。

 

ton96o.hatenablog.com

 こちらでは、5%の投資信託で、積み立てNISAを利用していれば、4%の利益になるところだったのが5%のままの運用を続けていくことができ、複利の恩恵を受けられる、と書きました。

 

5%を出したのは、丸く見て20%が投資信託では税金として引かれるからで、0.8をかけて、5は4になる。計算しやすい、というだけの理由です。

5%はちょっと高めです、という注釈もしています。

 

実際、5%の期待リターンは、インカムゲインとしてはぼちぼち高めだと思いますよ。

しかし、5%以下だからまともな金融商品か?まともな投資か?というと必ずしもそうは言えないのですね。

 

 

さて、

今回は公理て雨滴フロンティアについて見ていきたいと思います。

効率的フロンティアのExcelでの求め方

こちら様をざっと見たのですが、補足すことは何もなく、良いなと思いましたのでリンクを紹介します。

ポイントとしては二つあります。

 

まず一つは、計算の前提となる元データに疑義がある事。

その場合、計算というプロセスがどんなに正しくとも、結果に疑義が残ります。

 

そして二つ目で、私が最も言いたいことなのですが、

リターンを求めればリスクが高くなることは許容しなければならない一方で、リスクを抑えたければ高リターンをあきらめなければならないという真実を改めて確認するとともに、「世の中には、高リスクであっても低リターンのものがある」のですね。

 

これは、販売業者や直接投資家に販売・加入する場合にリスクの説明が不十分であるとか、言った言わないの世界に持ち込むとか、素人にはわからないように隠されているだとか。

そんな風に顕在化しています。

 

効率的フロンティアの図は一般に

realassetmanagers.com

こちらでアイキャッチになっているような図になるかと思います。

逆「つ」の字といいますか、低リスクミドルリターンのものが頂点にある一方で、リスクをとっていくと道は二つに分かれます。

より、リターンが大きくなる集団と、より、リターンが低くなる集団です。

 

もちろん、リスクを大きくするとリターンが大きくなっていなければ困るので、暗黙の了解として、上側の部分から商品の割合を決めることになるのです。

そして教科書ではそれを当然のものとして書かれています。

何もおかしなことも、非常識なこともない。ごくごく当たり前の話です。

 

しかし、実戦で、自分が、効率的フロンティアのうわべ部分を選択できるのかというと難しいのですね。

一つは先に言ったように、このグラフを書くにあたっての元データが真に信頼できるかは微妙であるという事。判断のもととなる材料が真実なのかはわからないのです。

もう一つは、自分でリスクを上げてリターンをとったつもりだった施策が、実は、リスクをとってリターンを上げていない商品構成になっていることがあり得る事です。

 

現状、私はソーシャルレンディングで、少額とはいえ期失にあっていますので、私もそのような選択をしてしまった愚かな投資家の一人でしょう。(失敗を恐れていれば投資なんてできませんけども)

 

このブログをご覧いただく皆様におかれましては、どうか私を反面教師にいただきたく、「リターンがそこそこだから安心だ」という様な思考はしないようお願いいたします。

逆なのです。安心するのであれば高いリターンは望めないのですね。

 

ではでは。

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