毎日のように、自分の興味があることを考えているつもりではあります。
それは、自己満足かもしれませんが、それなりに楽しいもので。
その際に注意すべきことがあるなぁと思う点があるので書いておきたいと思います。
考える際には、その分野での基礎知識は必要です。
こちらから引用しますと
考えるにあたっても、前提知識は必要です。
何もないところから何かを考えるというのは、天才か意固地、どちらかです。
前提知識が多ければいいかというとそうでもなく、考えるのに十分であればそれでいいと思いますし、何より質が重要だと思うのですね。
管理会計の話をするとあまりにも拍子抜けするのか舐めている人が多い。
— ton (@ton960) 2019年1月15日
確かに計算自体は簡単だが、その元となる数字を作るのにどれだけの手間がかかるのかという想像力があると嬉しい。
配賦の問題などは純粋に政治力の問題。計算だけすればいいというものでもない。
なお数字を出すにあたって統計学の基礎の基礎を学習しておくことはMUSTのように思える。
— ton (@ton960) 2019年1月15日
料理人がスープの味を確かめるのに、一さじの味見で事足りるのは、スープが良く混ざっているからだ。
管理会計ってわかりますでしょうか?
会計と一口に言っても、企業の外に説明する財務会計と、企業内部で情報を参考にする管理会計に分かれます。
そちらのお話をしたのですね。
こんな内容です。
損益分岐点の話なんて、とても簡単で。
中学生なら誰しもが理解でき、計算できて当然の計算問題なんです。
実務上問題になるのはそこではなく
「固定費と変動費が入り混じった中、どういう分類分けをするのか」
や
「実際、どこがネックになって固定費を挙げているのかはわかっているが、それを変動費に変えた際の影響が読めない
(例えば開発をアウトソーシングすると損益分岐点は下がるが、コアコンピタンスが企業内部に蓄積されず長期的に他社に後れを取る可能性がある)」
なんてことが問題になります。
教科書で問題演習になること自体は、できて当たり前で、
・その前提条件となる情報が適切であることを確認する事
・解決策の中からどのようにベストのものを見つけるか、もしくは決めて実行する解決策を正解にするか
が大事なんじゃないかなぁ?と思います。
それを理解するには
こちらで示したように、理論であれ、情報であれ、その背景や前提条件を理解しておく必要があります。
ツイートを引用しました。
統計学では、部分を抽出して全体の傾向を把握するのですが、それは抽出した部分がランダムである(偏りがない)ことを前提としています。
「あなたはインターネットを使っていますか?」という質問を、インターネット上で行っても、インターネット普及率の算定には役立たないのですね。
というわけで
・考えるのには材料が必要
・材料を理解し、意図が入っていない、もしくは、入っていてもそれを理解したうえで利用していること
が重要になるなぁと思います。
自分が選んだ解決策を正解にする、という話は、またの機会で。
ではでは。
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