かんがえる、かがんでいる人

考えたことをまとめます。

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仮想通貨ニュース 2018/08/06

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主要通貨、下げましたね。
別に投資先は仮想通貨だけじゃないですし、普通に株式やNISAやればいいんじゃないですか? 

ton96o.hatenablog.com

こちらも張っておきます。 

ton96o.hatenablog.com

 

というわけで、まずはこちらのニュースです。 

「見えないところでビットコイン利用者層は拡大している」=米決済サービス大手スクエアのCFO | Cointelegraph

先日の 「バックト(Bakkt)」が、すごくいいニュースなのに、仮想通貨の価格が上がらない!おかしい!!と、仮想通貨投資会社の方が仰っているという話です。

とりあえず張っておきます。 

ton96o.hatenablog.com 

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ご自分の予測が外れた、市場がおかしいというのは、その考えがおかしいと思いますですよ。

きっと、市場は起こった現実そのもので、自分の予測が外れたのであれば、それは何らかの要素を見落としただけです。 

何回か書きましたが、株式の世界に個人投資家が大挙押し寄せた際、それまでのセオリーが崩れました。「素人さんはわからない動きをするね」というのがプロのご意見だったようですが、その相場で利益を上げるプロも素人もいました。
素人を馬鹿にし利益を上げられなかったプロはみじめです。同じ相場で利益を上げられているプロもいるわけですから。 

さすがにこの相場で、仮想通貨に投資しようとしている人はあまりいないでしょう。
「落ちていくナイフをつかむな」というのが、投資の格言の一つとしてあります。

今年はもう半分過ぎましたし、お金が逃げて行って、露出も減りましたし。何より昨年の熱狂と今年初めの暴落、+ICO詐欺が痛い。仮想通貨が何者かは関係なく、儲かるから買っていた人は損をしているわけで、であれば「悪い事は言わないから、仮想通貨はやめておけ」という話が真実味を帯びて広まります。

また、非中央集権化やトラストレスなどのキーワードを礼賛していた人たちもなんだかスタンスが変わり始めます。中には最初から疑義を持っていたという人も。

ま、そんなもんなんですよね。

「今年1月ならこのニュースでビットコイン価格は、20%急上昇しただろう。弱気相場のせいで投資家心理が弱まっているのではないか」

 

マイニングハードウェアメーカーCanaan社、ビットコインマイニングができるTVを開発

電化製品でマイニングができるという話。 

PCである必要はなく、アルゴの特定さえできれば可能ですよね?

このTVセットには、AI(人工知能)と音声操作機能があり、さらに、マイニングによる収益率をリアルタイムで確認することができ、稼いだデジタル通貨で、エンターテイメント・コンテンツや、Canaanプラットフォーム上で、実際にギフトを買うことができます。

この辺りが微妙に興味深いです。

広告を見ることで、自動車での移動を無料で行うサービスがあります。

移動を無料に!未来の移動体験配車サービス「nommoc(ノモック)」 - FUNDINNO

まだ出来立てですが、広告のターゲティングの精度を上げる感じです。

広告を見ることでマイニング(この場合エアドロップ)ができるようにもなるかなぁ、とか思います。

nommocさんにおいては、きっと、自動車を利用する人にとって何がいいのか、AIを教育する必要があるはずなのです。

その、AI教育の報酬として仮想通貨がもらえるというのはありそうです。 

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そういう意味でのマイニングであれば変わったものもあります。 

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歯磨きだからバカバカしく思えますが、 健康情報、例えば万歩計の歩数でしたら納得いくところではないでしょうか?その情報を元に保険の割引でもしましょう。
なかなか面白いんじゃないでしょうか?
万歩計をシェイクする奴がいる?まぁそうでしょうねぇ。

nommocさんの仕組みでは、配車された自動車内で広告を見る、という流れ。きっと興味がないものは途中で打ち切られたりするのでしょう。それによってその人の好みがわかる。ここで大事なのが、広告の時間を0にはできないから誰にでも高評価な広告を一定数用意しておくことだと思います。ストーリー性があって面白い、そのCMそのものが話題になるような出来のいい広告です。

広告はスポンサーの製品の魅力を伝える媒体というよりも、それ自体の商品価値を問われる時代になるかもしれません。

あ、電化製品のマイニングは、機能を疎結合にして、銘柄を選べるのはもちろん、どのアルゴで掘るのかとか、長期スパンで、そもそもの仮想通貨のPoW設計が変わった場合の組み換えなども考慮しておく必要があるように思えます。
え?買い替え需要を見越してあえて?
なるほど。

 

「ICOは一生やらない」ウィキペディアの創業者 ブロックチェーンにも懐疑的 | Cointelegraph

ウィキペディアは使うたびに寄付のお願いがきます。その創業者のウェルズさんがICO流行らないとおっしゃっているという記事です。

今後も事業にイニシャル・コイン・オファリング(ICO)とブロックチェーンを取り入れない方針を明らかにした。信頼できるメディアを築くためにブロックチェーン技術は必要なのか、それとも中央の管理者がキュレーションをするのか、議論が高まるかもしれない。

私企業の、それなりに信頼がすでにあるところでBCは必要なのか、中央管理が云々。

BCは堅牢なDBであり、コストが高いというのが私の認識です。

なので、ウィキペディアは別に、落ちても仕方ないレベルの信頼性で良いのでBCはいらないんじゃないですか?

非中央集権はもっと仮想通貨仮想通貨したサービスでもプライベートを使っていれば中央集権なわけで、意図はなくとも改ざん・検閲をすることができる状況にはあります。

それは利便性と表裏一体で、お行儀が悪い人を取り締まるときにそちらの方が迅速に問題を対処できそうなのはEOSで取り上げました。

もちろん仮想通貨を愛し、非中央主権を愛する方にとっては不評です。

使い分けが大事なんではないでしょうか?

だめですか?そうですか。

 一方先月には「分散型ウィキペディア」を手がけるダート・プロトコルが、仮想通貨取引所のコインベースなどから300万ドル(約3億3000万円)を調達した。ダートのプラットフォームでは、ウィキペディアのように全ての人が情報提供できるが、書く際にトークンを預け入れる必要があり、データが間違っていれば、それを指摘した人がトークンを稼げる仕組みだ。ウィキペディアと異なり分散型で、中央がキューレーションを管理することはなくなる。

一方でこちらが面白い。データが間違っていれば指摘した人がトークンをもらえるそうです。ALISでは記事を鵜呑みにして事実関係なんかはあまり関係なく 自分がどう思うかで「いいね」=評価が決まります。
現状のベータ版では、その投票権を持っている方が好みそうな記事を書き、そういう人たちと仲良くした方が良いようです。

何をもって努力とするかはそれこそ人それぞれの判断です。投下できるリソースにもよるでしょう。同じ質の記事でも、ここでいう「努力」が実を結べばより多くのトークンがもらえます。なので、お金儲けとしてはそれで良さそうです。合理的です。

じゃぁ、そのプラットフォームが目指しているのはそういう世界なんですか?
というのが私の疑問です。

同じ質の記事があって、それまでの実績があるAさんが書いた場合と、新規のBさんが書いた場合で質の評価が違うと思いますが。
同じ質の記事があって、同じ人が書いたとして、宣伝するかしないかで質の評価が違うと思いますが。

実績があるのでいいねが多いのも、宣伝したら閲覧数が増えるのでいいねが増えるのも、ごくごく当然の事です。なのでいいねを質の評価という事が間違いだと思うのです。

同じ「いいね100」の記事でも、初心者向けの平易な解説記事としての評価なのか、技術的な先進性のある記事としてなのかでその意味合いは変わります。
「別にいいじゃん」
良くないんです。
なぜなら、質の高い情報を求めている人が、質の高い情報にたどり着くところまでが目的だからです。
初心者向けの平易な解説記事として質が良い記事を見つけたい人は、技術的な先進性のある記事にたどり着いても困るのです。
お分かりですよね?「いいね」にタグが必要なのです。もしくは、タグに対するいいねが必要だと思うのです。
一案ではありますが、現状での解決策です。

他にも問題点はありますが、とりあえず。

 

取引所OKExでの463億円相当のビットコイン先物取引の不足分は当事者が負担の可能性 | Cointelegraph

昨日紹介したOKExの強制清算の件です。中身が詳しいのでこちらをご覧になった方がよさそうです。

あらすじとしては、
1)異常な量のロング(買い)が発見された
2)注文を出した人に「止めてください」といったが無視された
3)アカウントを凍結すると決定し、BTC価格の下落により清算
4)その生産で損失発生www額は2500BTC(約21億円)wwww

で、ここからが重要なので引用いたします。

OKExでのポジションは現行のルールで最大20倍のレバレッジが可能なことは注目に値する。代わりに、取引の不足が発生したケースにおいて、いわゆる「ソーシャル・クローバック(調整)」ポリシーを運用している。

 「クローバック」とは満たされなかった発注からの損失が、当事者のトレーダー達によってカバーされる必要があることを意味する。この場合、今週のショートポジションで含み益があった人々は、ブルームバーグの指摘によれば負担によってに潜在的に利益の18%を失うことになる。

 これは、関係ない人の利益分が飛んだってことだと解釈しましたが。

それだと相当ひどいですよね。

うむむ。

 

「ビットコインと仮想通貨マニア」がマーケットの波乱要因に=ゴールドマン・サックスの7月レポート | Cointelegraph

GSは相変わらず辛口です。一時期優しくなりませんでしたっけ?

都合のいい女扱いですか?そうですか。

7月のレポートは「仮想通貨相場は今後さらに下落する」という見方を確認した。ゴールドマンサックスは、「仮想通貨は通貨の伝統的な役割を3つともを果たしていないため、今後も下落する。仮想通貨は、交換手段でもないし、価値の尺度にもならないし、価値の貯蔵手段でもない」とみている。

もう、この辺の話は良いですね。
BTCは仮想通貨投資が盛り上がった時点では基軸通貨一強だったので、送金の必要性がありました。BTCの送金はBTCで行うしかありません。なので、状況を総合的に見ると、BTCやメジャーアルトが通貨のような状況であったことは確かだと思うのです。
尚、今現在は仮想通貨市場自体が低迷しています。

正直なところ、私を含めて人は真実にあまり興味がありません。
自分が得する事(それによって金銭的な利益を得たり、精神的に満足したり)なら興味があるわけです。
仮想通貨が盛り上がっていた時に「ほれ見たことか、仮想通貨にはこういう特徴があってだね。すごいんだよ!」と言っていた人が、今は多分退場しているか、黙っているか「ほれ見たことか、仮想通貨のこういう特徴は確かにあるけれど使い道は限られているのだよ。私は気づいていたよ」とか何とかいうわけです。

黙らずにそういう事をいうのであれば、熱狂しているさなかに警告を鳴らしておくのが最低限のルールで、こういう事実・実績があるから「私の言ったとおりになったね」という言説に納得できるわけです。

むむむ。

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